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公開番号2025098494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214651
出願日2023-12-20
発明の名称車両の報知装置、車両の報知方法及びそのプログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60K 35/25 20240101AFI20250625BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員がその通知音を煩わしく感じる可能性を低減すること。
【解決手段】車両の報知装置は、カメラ装置(20)が取得する画像データに基いて、自車線に適用される制限速度を取得し、自車速が制限速度を超えている場合、ブザー(42)から通知音を発生させる。車両の報知装置は、車室内マイクロフォン(64)を用いて車室内の走行環境音を取得し、その走行環境音の周波数帯及び音圧を取得する。そして、車両の報知装置は、ブザー(42)から発生される上記通知音の「周波数帯及び音圧」を、取得した走行環境音の周波数帯及び音圧に応じて変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自車両に搭載された音発生装置と、前記音発生装置を制御するコントローラと、を備える車両の報知装置において、
前記コントローラは、
前記自車両の車室内の環境音を取得し、
前記取得した環境音の周波数帯に基いて通知音の周波数帯を決定し、
前記決定された周波数帯の通知音を前記音発生装置から発生させることにより前記自車両が所定の状態にあることを前記自車両の乗員に対して報知する報知動作を実行する、
ように構成された、
報知装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両の報知装置であって、
前記コントローラは、
前記環境音の周波数帯に加えて前記環境音の音圧にも基いて前記通知音の周波数帯と音圧とを決定し、
前記決定された周波数帯及び音圧の通知音を前記音発生装置から発生させることにより前記報知動作を実行する、
ように構成された、
報知装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の車両の報知装置であって、
前記コントローラは、
前記自車両の速度である自車速を取得し、
前記自車両が走行している車線に対して適用される制限速度を取得し、
前記自車速が前記制限速度を超えている場合に前記報知動作を実行して、前記自車両が前記制限速度を超えて走行している状態であることを前記所定の状態として報知する、
ように構成された
車両の報知装置。
【請求項4】
自車両の車室内の環境音を取得するステップと、
前記環境音の周波数帯に基いて通知音の周波数帯を決定するステップと、
前記決定された周波数帯の通知音を発生させることにより前記自車両が所定の状態にあることを前記自車両の乗員に対して報知する報知動作を実行するステップと、
を含む車両の報知方法。
【請求項5】
自車両に搭載されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記プログラムは前記コンピュータに、
自車両の車室内の環境音を取得するステップと、
前記環境音の周波数帯に基いて通知音の周波数帯を決定するステップと、
前記決定された周波数帯の通知音を発生させることにより前記自車両が所定の状態にあることを前記自車両の乗員に対して報知する報知動作を実行するステップと、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自車両の乗員に対して通知音を発生する、車両の報知装置、報知方法及びそのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の装置は、車載カメラを用いて自車両の前方のシーンを撮影することにより画像データを取得し、その画像データから道路標識を認識する。更に、従来の装置は、必要に応じて、その認識した道路標識の内容に応じた通知音を自車両の乗員に対して発生する(特許文献1乃至特許文献3を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-102665号公報
特開2021-99539号公報
特開2022-40532号公報
【発明の概要】
【0004】
しかしながら、従来の装置は、走行環境音(例えば、自車両の走行に伴う車室内の騒音及び空調装置が発生する騒音等であって、単に「車室内の環境音」とも称する。)を考慮して通知音を決定していない。そのため、走行環境音がどのような場合であっても、車両の乗員が通知音を聞き取れるように、常に音圧が高い通知音を発生していた。その結果、特に、通知音の発生頻度が高い状況が生じると、運転者はその通知音を煩わしく感じる場合があるという問題があった。これに対し、通知音の音圧が低いと、運転者が通知音に気付かない恐れがある。
【0005】
本発明は、係る課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、車室内の環境音を考慮して通知音の周波数帯を決定し、その決定した周波数帯の通知音を発生させることにより、運転者を含む乗員が容易に聞き取ることが可能であって且つ煩わしさを感じる可能性が低い通知音を発生させ得る、車両の報知装置、報知方法及びそのプログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の車両の報知装置の一態様は、自車両に搭載された音発生装置(42)と、前記音発生装置を制御するコントローラ(10、40)と、を備える。
【0007】
前記コントローラは、
前記自車両の車室内の環境音を取得し(S240)、
前記取得した環境音の周波数帯に基いて通知音の周波数帯を決定し(S250、S260)、
前記決定された周波数帯の通知音を前記音発生装置から発生させることにより前記自車両が所定の状態にあることを前記自車両の乗員に対して報知する報知動作を実行する(S270)、
ように構成されている。
【0008】
この態様によれば、発生させられる通知音の周波数帯が、自車両の車室内の環境音の周波数帯に基いて決定されるので、通知音を運転者を含む乗員にとって聞き取り易い通知音に設定することができる。その結果、音圧を常に高くする必要がないので、乗員がその通知音を煩わしく感じる可能性を低減することができる。
【0009】
この場合、前記環境音の周波数帯に加えて前記環境音の音圧にも基いて前記通知音の周波数帯と音圧とを決定することが好ましい(S410、S420)。これによれば、通知音の周波数帯及び音圧が環境音に基いて決定されるので、より好適な通知音を発生させることができる。
【0010】
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明は、車両の報知方法及びそのプログラムにも及ぶ。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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