TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025097683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214020
出願日2023-12-19
発明の名称外反母趾用サポーター
出願人株式会社P.O.イノベーション
代理人個人
主分類A61F 5/10 20060101AFI20250624BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】母趾と示趾の開く間隔の調整と、母趾と示趾が離れる方向への矯正力(引張力)の調整をそれぞれ行うことができるとともに、示趾の浮き上がりも抑制して指全体の足に対するアライメントを整え、人それぞれの外反母趾の変形具合に合わせた任意の矯正力を働かせることができる外反母趾用サポーターを提供すること。
【解決手段】外反母趾用サポーター10は、外反母趾の予防及び矯正に用いられ、足60に装着して母趾64と示趾65を離間するように広げて使用するものであり、伸縮性を有するとともに装着時に土踏まずから足甲部を覆う帯形状の本体部20と、本体部20に一体に設けられ足趾(母趾64、示趾65、中趾66、環趾67、小趾68)を支持する台部21と、台部21に設けられ母趾64と示趾65の間を開くとともに足趾を上方から押さえる鼻緒型矯正部30とを備えている。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
外反母趾の予防及び矯正に用いられる外反母趾用サポーターであって、
伸縮性を有するとともに装着時に土踏まずから足甲部を覆う帯形状の本体部と、前記本体部に一体に設けられ足趾を支持する台部と、前記台部に設けられ母趾と示趾の間を開くとともに前記足趾を上方から押さえる鼻緒型矯正部とを備え、
前記鼻緒型矯正部は、前記台部に基端が設けられ装着時に前記母趾と前記示趾の間を通るとともに前記母趾を覆いつつ内方に引っ張り前記本体部に留められる母趾側バンドと、前記台部に基端が設けられ装着時に前記母趾と前記示趾の間を通るとともに前記示趾を覆いつつ外方に引っ張り前記本体部に留められる示趾側バンドとを備えていることを特徴とする外反母趾用サポーター。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1記載の外反母趾用サポーターであって、
前記母趾側バンドは、伸縮性を有し、基端側を構成し装着時に前記母趾を内方に付勢する母趾セパレート部と、前記母趾セパレート部に連続し装着時に前記母趾を覆う母趾押さえ部と、前記母趾押さえ部の先端に設けられ前記本体部に着脱可能に留められる面ファスナーとを備え、
前記示趾側バンドは、伸縮性を有し、基端側を構成し装着時に前記示趾を外方に付勢する示趾セパレート部と、前記示趾セパレート部に連続し装着時に前記示趾の浮き上がりを押さえる示趾押さえ部と、前記示趾押さえ部の先端に設けられ前記本体部に着脱可能に留められる面ファスナーとを備えていることを特徴とする外反母趾用サポーター。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の外反母趾用サポーターであって、
前記台部には、前記母趾側バンド及び前記示趾側バンドを挿通可能なスリットが複数設けられ、
前記母趾側バンド及び前記示趾側バンドの基端は、前記台部の裏に接続され、前記スリットに挿通されて前記台部の表側に延びていることを特徴とする外反母趾用サポーター。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載の外反母趾用サポーターであって、
前記母趾側バンドは、その基端側に面ファスナーが設けられた取付部を備え、前記台部に着脱可能に設けられており、
前記示趾側バンドは、その基端側に面ファスナーが設けられた取付部を備え、前記台部に着脱可能に設けられていることを特徴とする外反母趾用サポーター。
【請求項5】
請求項2記載の外反母趾用サポーターであって、
前記面ファスナーは、前記本体部に留められ、前記面ファスナーのせん断強度は2.6N/cm2以上、8.3N/cm2以下であり、前記面ファスナーの剥離強度は0.39N/cm以上、1.34N/cm以下であることを特徴とする外反母趾用サポーター。
【請求項6】
請求項1又は請求項2記載の外反母趾用サポーターであって、
前記鼻緒型矯正部は、環状で伸縮性を有するとともに前記母趾側バンド及び前記示趾側バンドが通され装着時に前記母趾と前記示趾に挟まれる環状趾間パッドを備えていることを特徴とする外反母趾用サポーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外反母趾の予防及び矯正に用いられる外反母趾用サポーターに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
外反母趾では、足の母趾(親指)の先が示趾(人差し指)の方に、くの字に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出した部分などが痛む。このような足指の変形の予防や矯正として、足の母趾の先を示趾から遠ざける方向(内側)に広げて外反母趾を矯正する外反母趾用矯正具等が知られている(特許文献1~特許文献3参照)。
【0003】
特許文献1の外反母趾用矯正具は、外反母趾の矯正、母趾と示趾の間に挟む緩衝体と、その両側に固定された伸縮性を有するリング体により構成される。リング体は、それぞれ母趾と示趾に着脱可能に装着するものであって、これらの指の位置に対応して、緩衝体(パッド)の両側で位置をずらすことにより、外れにくく良好な装着感が得られる。更に、緩衝体の表面には、該緩衝体の位置ずれを防止するためのガイドが足指の長さ方向に設けられている。外反母趾用矯正具を足指に装着すると、緩衝体により母趾と示趾が適切な間隔に広がり、外反母趾の矯正ないし予防効果が得られる。
【0004】
しかし、特許文献1の外反母趾用矯正具は、緩衝体(パッド)を母趾と示趾の間に挟むため、人それぞれの外反母趾の変形具合に合わせた任意の矯正力を働かせることができず、母趾が外反したまま緩衝体が挟まり、母趾の外反はそのままで示趾から小趾(小指)までが押されてしまい、矯正力が損なわれる虞がある。外反母趾は指だけの変形ではなく、足(足本体、甲)に対する母趾などの角度が重要なため、足に対する母趾の角度や示趾から小趾までの角度を任意に決められることが望ましい。緩衝体は、指には作用できるが、指の足に対するアライメントを整える力が不十分であり、母趾と示趾のそれぞれに対する矯正力(離れる方向への力)の調整ができない。
【0005】
特許文献2の外反母趾用サポーターは、足の親指を収容する親指収容袋と、親指収容袋の内側に位置する部分にその一端が結合され足の内側(ないそく)に沿って踵に向けて延びる弾性を有する引張ベルトと、引張ベルトを伸長させた状態で足の内側(ないそく)に沿う位置に保持する引張ベルトの他端に結合された保持手段と、引張ベルトの引張荷重を親指収容袋に伝達する周囲より高い軸剛性を有する引張荷重伝達手段である線状補強部と、を備えている。
【0006】
しかし、特許文献2の外反母趾用サポーターは、引張荷重を親指収容袋に伝達して母趾(親指)のみを矯正するものであり、示趾(人差し指)の浮き上がり防止や母趾から離れる方向へ矯正するものではなく、足(足本体、甲)に対する足指全体のアライメントを整える力が不十分である。
【0007】
特許文献3の外反母趾用矯正履物は、履物中底の指先部中央に二条の縦長溝をつま先に向け間隔を先広がりに穿設し、母趾(第一指)を覆う甲皮の基端を内側の溝に、他の指を覆う甲皮の基端を外側の溝に嵌合して取り付け、足首の前側の甲皮の両端及び指先部甲皮の両他端を中底と外底とで挟着するものである。
【0008】
しかし、特許文献3の外反母趾用矯正履物は、二枚の甲皮が決まった間隔を空けて母趾と示趾の間に挟められるだけであり、サイズの決まったパッドを母趾と示趾の間に挟むとの同じ作用であるため、人それぞれの外反母趾の変形具合に合わせた任意の矯正力を働かせることができず、矯正力が不十分である。緩衝体は、指には作用できるが、指の足に対するアライメントを整える力が不十分であり、母趾と示趾のそれぞれに対する矯正力(離れる方向への力)の調整ができない。さらに、外反母趾用矯正履物はいわゆるサンダルのような履物であるため、異なる靴を履くことができず、室内で靴を脱いでいる生活時間の長い日本人は装着時間が短くなり、矯正力を働かせにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2007-313043号公報
特開2022-114381号公報
特開平11-99002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上の点に鑑み、母趾と示趾の開く間隔の調整と、母趾と示趾が離れる方向への矯正力(引張力)の調整をそれぞれ行うことができるとともに、示趾の浮き上がりも抑制して指全体の足に対するアライメントを整え、人それぞれの外反母趾の変形具合に合わせた任意の矯正力を働かせることができる外反母趾用サポーターを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
5か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
歯茎みが品
5か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
前腕誘導装置
今日
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
嚥下鍛錬装置
11日前
個人
導電香
5か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
片足歩行支援具
6か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
歯の修復用材料
25日前
個人
クリップ
6か月前
個人
陣痛緩和具
11日前
個人
シャンプー
2か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
個人
眼科診療車
6か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
株式会社大野
骨壷
15日前
株式会社結心
手袋
4か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
個人
避難困難者救出台車
6か月前
株式会社コーセー
化粧料
6か月前
株式会社コーセー
美爪料
6か月前
個人
除菌システム
6か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
個人
服薬支援装置
4か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
個人
形見の製造方法
29日前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
4か月前
続きを見る