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公開番号2025096295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025051297,2023173335
出願日2025-03-26,2020-03-11
発明の名称エンコーダ、デコーダおよび対応する方法
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオ・デコーダによって実装される、コーディングされたビデオ・ビットストリームをデコードする方法が開示される。
【解決手段】本方法は、前記コーディングされたビデオ・ビットストリームのコーディングされたビデオ・シーケンス(CVS)が、漸進的デコード・リフレッシュ(GDR)ネットワーク抽象化層(NAL)単位型(GDR_NUT)を有するビデオ・コーディング層(VCL)ネットワーク抽象化層(NAL)単位を含むことを判別する段階であって、前記GDR_NUTを有する前記VCL NAL単位はGDRピクチャーを含む、段階と;前記GDRピクチャーにおいて前記CVSのデコードを開始する段階と;デコードされた前記CVSに従って画像を生成する段階とを含む。
【選択図】図8

特許請求の範囲【請求項1】
ビットストリームを記憶して送信するための装置であって、当該装置は送信機およびメモリを有しており、前記メモリは前記ビットストリームを記憶するように構成されており、前記送信機は前記ビットストリームを送信するように構成されており、前記ビットストリームは、ビデオ・コーディング層(VCL)ネットワーク抽象化層(NAL)単位を含むコーディングされたビデオ・シーケンス(CVS)を含み、前記VCL NAL単位は前記ビデオ・シーケンスについての漸進的デコード・リフレッシュ(GDR)ネットワーク抽象化層(NAL)単位型(GDR_NUT)を有し、前記GDR_NUTを有する前記VCL NAL単位はコーディングされたGDRピクチャーを含み、
前記GDR_NUTを有する前記複数のVCL NAL単位を含むアクセス単位は、GDRアクセス単位と指定される、
装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記メモリは、前記コーディングされたビデオ・ストリームをビデオ・デコーダに向けて送信する前に、前記コーディングされたビデオ・ストリームを記憶する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記GDRピクチャーは前記CVSにおける最初のピクチャーである、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記GDRピクチャーは、GDR期間における最初のピクチャーである、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記GDRピクチャーは、ゼロに等しい時間的識別子(ID)を有する、請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記GDR_NUTは、前記GDR_NUTを有する前記複数のVCL NAL単位が前記コーディングされたGDRピクチャーを含むことをビデオ・デコーダに示す、請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載の装置と、前記ビットストリームをデコードするデコーダとを有するシステム。
【請求項8】
ビットストリームを生成する方法であって、当該方法は:
漸進的デコード・リフレッシュ(GDR)ピクチャーをコーディングし;
エントロピーコーディングを実行して、前記GDRピクチャーおよび複数の構文要素を前記ビットストリームにエンコードすることを含み、コーディングされたGDRピクチャーはビデオ・コーディング層(VCL)ネットワーク抽象化層(NAL)単位に含まれ、前記VCL NAL単位は前記ビデオ・シーケンスについての漸進的デコード・リフレッシュ(GDR)ネットワーク抽象化層(NAL)単位型(GDR_NUT)を有し、前記GDR_NUTを有する前記VCL NAL単位を含むアクセス単位は、GDRアクセス単位と指定される、
方法。
【請求項9】
前記GDRピクチャーはコーディングされたビデオ・シーケンス(CVS)における最初のピクチャーである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記GDRピクチャーは、GDR期間における最初のピクチャーである、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
技術分野
一般に、本開示は、ビデオ・コーディングにおける漸進的デコード・リフレッシュ(gradual decoding refresh)をサポートする技術を記載する。より具体的には、本開示は、イントラ・ランダム・アクセス・ポイント(intra random access point、IRAP)ピクチャーを使用する必要なくランダム・アクセスを可能にするプログレッシブ・イントラ・リフレッシュ(progressive intra refresh)を許容する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
比較的短いビデオを描写するために必要とされるビデオ・データの量でさえ、かなりになることがあり、そのことは、限られた帯域幅容量をもつ通信ネットワークを通じてデータがストリーミングされるかまたは他の仕方で通信される場合に、困難を生じる可能性がある。よって、ビデオ・データは、一般に、現代の遠隔通信ネットワークを通じて通信される前に圧縮される。メモリ資源が制限される可能性があるため、ビデオが記憶装置に記憶される場合にも、ビデオのサイズが問題となる可能性がある。ビデオ圧縮装置は、しばしば、伝送または記憶の前にビデオ・データをコーディングするために源においてソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用し、それによりデジタルビデオ画像を表わすのに必要とされるデータの量を減少させる。次いで、圧縮されたデータは、ビデオ・データをデコードするビデオ圧縮解除装置によって宛先で受領される。限られたネットワーク資源およびますます増大する、より高いビデオ品質の要求のため、画像品質の犠牲がほとんどまたは全くない、圧縮比を改善する改良された圧縮および圧縮解除技術が望ましい。
【発明の概要】
【0003】
第1の側面は、ビデオ・デコーダによって実装される、コーディングされたビデオ・ビットストリームをデコードする方法に関する。この方法は、ビデオ・デコーダによって、コーディングされたビデオ・ビットストリームのコーディングされたビデオ・シーケンス(coded video sequence、CVS)が、漸進的デコード・リフレッシュ(gradual decoding refresh、GDR)ネットワーク抽象化層(network abstraction layer、NAL)単位型(GDR_NUT)を有するビデオ・コーディング層(video coding layer、VCL)ネットワーク抽象化層(NAL)単位を含むことを判別する段階であって、前記GDR_NUTを有する前記VCL NAL単位はGDRピクチャーを含む、段階と;前記ビデオ・デコーダによって、前記GDRピクチャーにおいて前記CVSのデコードを開始する段階と;前記ビデオ・デコーダによって、デコードされた前記CVSに従って画像を生成する段階とを含む。
【0004】
本方法は、イントラ・ランダム・アクセス・ポイント(IRAP)ピクチャーを使用する必要なくランダム・アクセスを可能にするプログレッシブ・イントラ・リフレッシュを許容する技術を提供する。ビデオ・コーディング層(VCL)ネットワーク抽象化層(NAL)単位は、該VCL NAL単位がGDRピクチャーを含むことを示すために、漸進的デコード・リフレッシュ(GDR)ネットワーク抽象化層(NAL)単位型(GDR_NUT)を有する。IRAPピクチャーの代わりにGDRピクチャーを使用することによって、たとえば、IRAPピクチャーのサイズに比したGDRピクチャーのサイズのため、よりなめらかで、より一貫性のあるビットレートが達成されてもよく、これは、短縮されたエンドツーエンドの遅延(すなわち、レイテンシー)を許容する。よって、ビデオ・コーディングにおけるコーダ/デコーダ(「コーデック」としても知られる)は、現在のコーデックに比して改善される。実際的な問題として、改善されたビデオ・コーディング・プロセスは、ビデオが送られ、受信され、および/または閲覧されるときに、ユーザーにより良いユーザー体験を提供する。
【0005】
第1の側面そのものによる方法の第1の実装形態では、GDRピクチャーはCVSにおける最初のピクチャーである。
【0006】
第1の側面そのものまたは第1の側面の任意の先行する実装形態による方法の第2の実装形態では、GDRピクチャーは、GDR期間における最初のピクチャーである。
【0007】
第1の側面そのものまたは第1の側面の任意の先行する実装形態による方法の第3の実装形態では、GDRピクチャーは、ゼロに等しい時間的識別子(ID)を有する。
【0008】
第1の側面そのものまたは第1の側面の任意の先行する実装形態による方法の第4の実装形態では、GDR_NUTを有するVCL NAL単位を含むアクセス単位は、GDRアクセス単位と称される。
【0009】
第1の側面そのものまたは第1の側面の任意の先行する実装形態による方法の第5の実装形態では、GDR_NUTは、GDR_NUTを有するVCL NAL単位がGDRピクチャーを含むことをビデオ・デコーダに示す。
【0010】
第2の側面は、ビデオ・エンコーダによって実装される、ビデオ・ビットストリームをエンコードする方法に関する。この方法は、前記ビデオ・エンコーダによって、ビデオ・シーケンスについてランダム・アクセス・ポイントを決定する段階と;前記ビデオ・エンコーダによって、漸進的デコード・リフレッシュ(GDR)ピクチャーを、前記ビデオ・シーケンスについての前記ランダム・アクセス・ポイントにおいて、漸進的デコード・リフレッシュ(gradual decoding refresh、GDR)ネットワーク抽象化層(network abstraction layer、NAL)単位型(GDR_NUT)を有するビデオ・コーディング層(video coding layer、VCL)ネットワーク抽象化層(NAL)単位にエンコードする段階と;前記ビデオ・エンコーダによって、前記ランダム・アクセス・ポイントにおいて前記GDR_NUTを有する前記VCL NAL単位において前記GDRピクチャーを有する前記ビデオ・シーケンスを含むビットストリームを生成する段階と;前記ビデオ・エンコーダによって、前記ビットストリームを、ビデオ・デコーダに向けた送信のために記憶する段階とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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