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公開番号2025094837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210612
出願日2023-12-13
発明の名称凍結細胞の製造方法
出願人国立大学法人京都大学,国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所,株式会社RACTHERA,株式会社菱豊フリーズシステムズ
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C12N 5/0797 20100101AFI20250618BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】細胞機能(例えば、スフェロイド形成能、神経突起伸長能)をより高い状態で保つことができる細胞凍結技術を提供すること。
【解決手段】電界強度が100V/m以上の電波の照射下で細胞を凍結させることを含む、凍結細胞の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
電界強度が100V/m以上の電波の照射下で細胞を凍結させることを含む、凍結細胞の製造方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記細胞が神経系細胞である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記神経系細胞が、神経幹細胞、神経前駆細胞、及び神経細胞からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記神経系細胞が幹細胞由来である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記幹細胞が人工多能性幹細胞である、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記神経系細胞が、シングルセルを含む、又は細胞塊を含む、請求項2に記載の製造方法。
【請求項7】
前記電波の電界強度が150V/m以上300V/m以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記細胞を-20℃以下で凍結させる、請求項1に記載の製造方法。
【請求項9】
前記細胞を-100℃以上-20℃以下で凍結させる、請求項1に記載の製造方法。
【請求項10】
前記細胞を磁場の存在下で凍結させる、請求項1に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凍結細胞の製造方法等に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、iPS細胞を利用した細胞医薬品の研究開発が進められている。例えば、パーキンソン病治療用に、ドパミン神経細胞のスフェロイドを用いることが報告されている(非特許文献1及び2)。この技術については、既に、医師主導治験が開始されている。しかし、現状、用いられている細胞は、分化誘導からスフェロイド形成及び神経突起伸長まで、凍結工程を経ていない細胞である。このような凍結工程を経ていない細胞を用いる場合は、培養完了後長期間保存することが困難であることから、細胞の製造から患者への投与までの一貫したスケジュール管理が不可欠である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Takahashi J, Regenerative Therapy 13,18-22, 2020
Journal of Parkinson’s Disease 12 (2022) 871-884
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、細胞機能(例えば、凍結・融解後のスフェロイド形成能、神経突起伸長能)をより高い状態で保つことができる細胞凍結技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は上記課題に鑑みて鋭意研究を進めた結果、電界強度が100V/m以上の電波の照射下で細胞を凍結させることを含む、凍結細胞の製造方法、であれば、上記課題を解決できることを見出した。即ち、本発明は、下記の態様を包含する。
【0006】
項1. 電界強度が100V/m以上の電波の照射下で細胞を凍結させることを含む、凍結細胞の製造方法。
【0007】
項2. 前記細胞が神経系細胞である、項1に記載の製造方法。
【0008】
項3. 前記神経系細胞が、神経幹細胞、神経前駆細胞、及び神経細胞からなる群より選択される少なくとも1種である、項2に記載の製造方法。
【0009】
項4. 前記神経系細胞が幹細胞由来である、項2又は3に記載の製造方法。
【0010】
項5. 前記幹細胞が人工多能性幹細胞である、項4に記載の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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