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公開番号2025085219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198933
出願日2023-11-24
発明の名称高さ調整可能な展示台
出願人国立大学法人京都大学
代理人個人,個人,個人
主分類A47B 9/16 20060101AFI20250529BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】比較的簡単な構成で天板を安定して支持できる高さ調整可能な展示台を提供する。
【解決手段】展示台1の第1及び第2脚部10,20は、一対の第1及び第2脚部材11,21をそれぞれ備え、一方及び他方の第1脚部材と一方及び他方の第2脚部材とがそれぞれ交差部2を軸として回動可能に結合される。展示台の回動規制部40は、第1脚部材間に亘る固定部材41と、第2脚部材間に亘る係止部材42と、固定部材と係止部材とを連結する連結部材43とを備える。係止部材の係止突起が第2脚部材の高さ調整用係止穴の何れかに係止され第1及び第2脚部の回動が規制され、展示台の天板30を所定高さに調整可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
X字状に交差する第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端部に配置される天板と、前記第1脚部と前記第2脚部との交差部を軸とする回動を規制する回動規制部とを備えた高さ調整可能な展示台であって、
前記第1脚部は、平行に配置される一対の第1脚部材を備え、
前記第2脚部は、平行に配置される一対の第2脚部材を備え、
前記一対の第1脚部材の一方及び他方の第1脚部材と、前記一対の第2脚部材の一方及び他方の第2脚部材とがそれぞれ交差部を軸として回動可能に結合され、
前記回動規制部は、
前記一対の第1脚部材間に亘って延在して前記一対の第1脚部材に固定された固定部材と、
前記一対の第2脚部材間に亘って延在して前記一対の第2脚部材に係止される係止部材と、
前記固定部材と前記係止部材とを連結する連結部材とを備え、
前記一対の第2脚部材は、それぞれ、複数の高さ調整用係止穴が設けられ、
前記係止部材は、前記一対の第2脚部材にそれぞれ設けられた複数の高さ調整用係止穴に係止される一対の係止突起を備え、
前記係止部材の係止突起が前記第2脚部材の複数の高さ調整用係止穴の何れかに係止されることにより前記第1脚部と前記第2脚部との回動が規制され、前記天板を所定高さに調整可能である、
高さ調整可能な展示台。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記固定部材は、前記第1脚部と前記第2脚部との交差部より下側において前記第1脚部に固定され、
前記係止部材は、前記第1脚部と前記第2脚部との交差部より下側において前記第2脚部に係止される、
請求項1に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項3】
前記高さ調整用係止穴は、前記第2脚部材の上面に形成されている、
請求項2に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項4】
前記固定部材は、前記第1脚部材の上面に固定され、
前記係止部材は、前記第2脚部材の上面に係止される、
請求項2に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項5】
前記第1脚部は、前記一対の第1脚部材間に亘って延在して前記一対の第1脚部材に固定される第1補強部材を備え、
前記第2脚部は、前記一対の第2脚部材間に亘って延在して前記一対の第2脚部材に固定される第2補強部材を備える、
請求項1に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項6】
前記第1補強部材は、前記第1脚部と前記第2脚部との交差部より上側において前記第1脚部材の下面に固定され、
前記第2補強部材は、前記第1脚部と前記第2脚部との交差部より上側において前記第2脚部材の下面に固定される、
請求項5に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項7】
前記天板の下面に、前記第1脚部の上端部が嵌合される第1溝部と前記第2脚部の上端部が嵌合される第2溝部とを備える、
請求項1に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項8】
前記天板は、前記固定部材の延在方向に直交する方向の両側の端面にそれぞれ前記端面から窪む2つ以上のダボ穴を有し、
前記天板の一端面に設けられた2つ以上のダボ穴と前記天板の他端面に設けられた2つ以上のダボ穴は、平面視で左右対称に配置されている、
請求項1に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項9】
前記一対の第1脚部材と前記一対の第2脚部材とは、前記固定部材の延在方向に交互に配置される、
請求項1に記載の高さ調整可能な展示台。
【請求項10】
前記天板、前記第1脚部、前記第2脚部、前記回動規制部の固定部材及び係止部材は、木製である、
請求項1に記載の高さ調整可能な展示台。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、高さ調整可能な展示台に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
建築模型などの模型を展示する際、通常、展示台が用いられる。展示台は高さが固定されているため、模型の大きさや特徴的な部位を適切な視点から観察するためには、高さの異なる複数の展示台を用いる必要がある。また、高さ調整可能な展示台を使用することも考えられる。模型展示台に関するものではないが、特許文献1には、天板の下面に設けられたX字状に交差した一対の脚がそれぞれ入れ子式に摺動自在な上部材と下部材とによって形成され、上部材と下部材との間の摺動をロック機構によって所定高さ調整位置でロックするようにした高さ調整テーブルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-53528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高さの異なる複数の展示台を用意することは、展示者の負担が大きく現実的ではない。また、既存の高さ調整可能な展示台は、高さの調整機構が複雑で、展示会場において観察者の視界に入り、雑然とした印象を与えることがある。このため、建築模型などの模型を展示する展示台は、それ自体は目立たず、比較的簡単な構成によって高さ調整可能であるとともに天板を安定して支持できることが望まれる。また、展示会場への搬送や搬入の負担を軽減するため、使用しない際には、折り畳みができ、運びやすく、重ねて収納できることが好ましい。
【0005】
本開示は、比較的簡単な構成によって天板を安定して支持できるとともに天板の高さ調整を行うことが可能である展示台を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、X字状に交差する第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端部に配置される天板と、前記第1脚部と前記第2脚部との交差部を軸とする回動を規制する回動規制部とを備えた高さ調整可能な展示台であって、前記第1脚部は、平行に配置される一対の第1脚部材を備え、前記第2脚部は、平行に配置される一対の第2脚部材を備え、前記一対の第1脚部材の一方及び他方の第1脚部材と、前記一対の第2脚部材の一方及び他方の第2脚部材とがそれぞれ交差部を軸として回動可能に結合され、前記回動規制部は、前記一対の第1脚部材間に亘って延在して前記一対の第1脚部材に固定された固定部材と、前記一対の第2脚部材間に亘って延在して前記一対の第2脚部材に係止される係止部材と、前記固定部材と前記係止部材とを連結する連結部材とを備え、前記一対の第2脚部材は、それぞれ、複数の高さ調整用係止穴が設けられ、前記係止部材は、前記一対の第2脚部材にそれぞれ設けられた複数の高さ調整用係止穴に係止される一対の係止突起を備え、前記係止部材の係止突起が前記第2脚部材の複数の高さ調整用係止穴の何れかに係止されることにより前記第1脚部と前記第2脚部との回動が規制され、前記天板を所定高さに調整可能である、高さ調整可能な展示台を提供する。
【0007】
本開示によれば、展示台は、X字状に交差する第1脚部及び第2脚部と、天板と、第1脚部と第2脚部との回動を規制する回動規制部とを備える。回動規制部は、第1脚部の一対の第1脚部材間に亘って延在する固定部材と、第2脚部の一対の第2脚部材間に亘って延在する係止部材と、固定部材と係止部材とを連結する連結部材とを備える。係止部材の係止突起が第2脚部材の複数の高さ調整用係止穴の何れかに係止されることにより第1脚部と第2脚部との回動が規制されて天板を所定高さに調整可能である。これにより、第1脚部の一対の第1脚部材と第2脚部の一対の第2脚部材とによって天板が支持されるので、天板を安定して支持することができる。固定部材に連結部材によって連結された係止部材の係止突起を第2脚部材の高さ調整用係止穴に係止させることで天板の高さ調整を行うことができるので、比較的簡単な構成によって天板の高さ調整を行うことが可能である。従って、比較的簡単な構成によって天板を安定して支持できるとともに天板の高さ調整を行うことが可能である。また、第1脚部と第2脚部とが交差部を軸として回動されるので、折り畳みができ、運びやすく、重ねて収納できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る展示台の斜視図である。
展示台の正面図である。
展示台の側面図である。
展示台の平面図である。
図3のY5-Y5線に沿った展示台の断面図である。
図3のY6-Y6線に沿った展示台の断面図である。
図3のY7-Y7線に沿った展示台の断面図である。
別の高さに調整した展示台の正面図である。
展示台が連結された状態を示す図である。
折り畳まれた第1脚部及び第2脚部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は、本開示の実施形態に係る展示台の斜視図である。本開示の実施形態に係る展示台は、展示品として建築模型などの模型を展示する高さ調整可能な展示台である。図1に示すように、展示台1は、X字状に交差する第1脚部10及び第2脚部20と、第1脚部10及び第2脚部20の上端部に配置される天板30と、第1脚部10と第2脚部20との交差部2を軸とする回動を規制する回動規制部40とを備えている。展示台1は、第1脚部10及び第2脚部20の下端部が接地され、天板30上に展示品が配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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