特許ウォッチ

公開番号2025093436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209070
出願日2023-12-12
発明の名称情報処理装置および情報処理プログラム
出願人フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G06F 3/04817 20220101AFI20250617BHJP(計算;計数)
要約【課題】操作者から離れた画面領域に表示されたオブジェクトに対するタッチ操作の操作性を向上させること。
【解決手段】情報処理装置は、タッチ操作可能な表示装置と接続される装置であり、表示装置の画面に表示された複数のオブジェクトの各々に対応する複数の第1操作子を、画面の第1端寄りと第1端と対向する画面の第2端寄りのそれぞれに表示する、操作子表示制御部と、第1端寄りの第1操作子に対して第1のタッチ操作が行われると、第1のタッチ操作が行われた第1操作子に対応する第1のオブジェクトを第1端に近付くように移動させ、第2端寄りの第1操作子に対して第1のタッチ操作が行われると、第1のオブジェクトを第2端に近付くように移動させる、オブジェクト表示制御部と、を備える。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項１】
タッチ操作可能な表示装置と接続される情報処理装置であって、
前記表示装置の画面に表示された複数のオブジェクトの各々に対応する複数の第１操作子を、前記画面の第１端寄りと前記第１端と対向する前記画面の第２端寄りのそれぞれに表示する、操作子表示制御部と、
前記第１端寄りの前記第１操作子に対して第１のタッチ操作が行われると、前記第１のタッチ操作が行われた第１操作子に対応する第１の前記オブジェクトを前記第１端に近付くように移動させ、前記第２端寄りの前記第１操作子に対して前記第１のタッチ操作が行われると、前記第１のオブジェクトを前記第２端に近付くように移動させる、オブジェクト表示制御部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記第１操作子に対して前記第１のタッチ操作が行われると、前記操作子表示制御部は、第２操作子を、前記第１のタッチ操作が行われた第１操作子に隣接する位置に表示し、
前記第２操作子に対して第２のタッチ操作が行われると、前記オブジェクト表示制御部は、前記第１のオブジェクトに対して前記第２操作子に応じた表示制御を行う、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記第１操作子は、前記画面の縁に隣接する位置に表示され、
前記第１のタッチ操作は、前記第１操作子を前記縁までドラッグする操作である、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記オブジェクト表示制御部は、前記第１端または前記第２端に近付くように移動する前記第１のオブジェクトを、他の前記オブジェクトに対して拡大して表示する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記操作子表示制御部は、前記画面に表示される前記複数のオブジェクトに対応した並び順で、前記複数の第１操作子を表示する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記オブジェクトに関する処理を実行する処理実行部を更に備え、
前記第１のタッチ操作は、第２の前記オブジェクト内の第２の情報を前記第１のオブジェクトに対応する第１操作子へドラッグする操作であり、
前記第２の情報を前記第１のオブジェクト内の第１の情報の上でドロップする操作が行われると、前記処理実行部は、前記第２の情報に基づいて、前記第１の情報に関する処理を実行する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記表示装置は、車両内に設置され、
前記車両内に、前記第１端寄りに位置する第１の座席と、前記第２端寄りに位置する第２の座席を含む座席列が設置され、
前記画面は、前記座席列の前方に位置し、前記車両の車幅方向に延びて形成される、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
タッチ操作可能な表示装置と接続されるコンピュータが実行する情報処理プログラムであって、
前記表示装置の画面に表示された複数のオブジェクトの各々に対応する複数の第１操作子を、前記画面の第１端寄りと前記第１端と対向する前記画面の第２端寄りのそれぞれに表示し、
前記第１端寄りの前記第１操作子に対して第１のタッチ操作が行われると、前記第１のタッチ操作が行われた第１操作子に対応する第１の前記オブジェクトを前記第１端に近付くように移動させ、
前記第２端寄りの前記第１操作子に対して前記第１のタッチ操作が行われると、前記第１のオブジェクトを前記第２端に近付くように移動させる、処理を、前記コンピュータに実行させる、
情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、情報処理装置および情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
大型な画面をもつ表示装置が実用化されている。例えば特許文献１に、この種の表示装置の表示制御を行う情報処理装置が記載されている。
【０００３】
特許文献１に記載の情報処理装置は、車室内に設置された表示装置の画面に対するタッチ操作に応じて、電子サイドミラーと同じ映像を映す画面領域の映像の表示範囲を変更する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－１１３７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１では、表示装置の画面がダッシュボードのほぼ全体に亘るサイズとなっている。そのため、例えば、指が届かないといった理由で、運転席に着座する運転手が画面内の助手席寄りの領域に表示されたオブジェクトをタッチ操作することが難しい場合がある。このように、特許文献１では、操作者から離れた画面領域に表示されたオブジェクトに対するタッチ操作の操作性を向上させるという観点において改良の余地がある。
【０００６】
本開示の実施形態は上記の事情に鑑み、操作者から離れた画面領域に表示されたオブジェクトに対するタッチ操作の操作性を向上させることができる、情報処理装置および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、タッチ操作可能な表示装置と接続される装置であり、表示装置の画面に表示された複数のオブジェクトの各々に対応する複数の第１操作子を、画面の第１端寄りと第１端と対向する画面の第２端寄りのそれぞれに表示する、操作子表示制御部と、第１端寄りの第１操作子に対して第１のタッチ操作が行われると、第１のタッチ操作が行われた第１操作子に対応する第１のオブジェクトを第１端に近付くように移動させ、第２端寄りの第１操作子に対して第１のタッチ操作が行われると、第１のオブジェクトを第２端に近付くように移動させる、オブジェクト表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の一実施形態によれば、操作者から離れた画面領域に表示されたオブジェクトに対するタッチ操作の操作性を向上させることができる、情報処理装置および情報処理プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の一実施形態に係る車載システムが設置された車両を模式的に示す図である。
本開示の一実施形態に係る車載システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
本開示の一実施形態において表示部の画面に表示される表示画面例を示す図である。
図３に示される画面に対してタッチ操作を行ったときの表示画面例を示す図である。
図３に示される画面に対してタッチ操作を行ったときの表示画面例を示す図である。
図３に示される画面に対してタッチ操作を行ったときの表示画面例を示す図である。
本開示の一実施形態において表示部の画面に表示される表示画面例を示す図である。
図７に示される画面に対してタッチ操作を行ったときの表示画面例を示す図である。
図７に示される画面に対してタッチ操作を行ったときの表示画面例を示す図である。
図９に示される画面に対してタッチ操作を行ったときの表示画面例を示す図である。
本開示の一実施形態において車載システムに含まれる制御部が実行する処理を示すフローチャートである
図１１の第１メイン処理（ステップＳ１０３）のサブルーチンである。
図１１の第２メイン処理（ステップＳ１０４）のサブルーチンである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下の説明は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置および情報処理プログラムに関する。共通の又は対応する要素については、同一又は類似の符号を付して、重複する説明を適宜簡略又は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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