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公開番号2025093242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208866
出願日2023-12-11
発明の名称電線保持部材
出願人古河AS株式会社,古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250616BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】配索したワイヤハーネスのたるみを抑制し、他の部材との干渉や作業性悪化を抑制可能な電線保持部材を提供する。
【解決手段】電線保持部材1は、ワイヤハーネス(例えば複数の電線の束)に巻き付けられて使用される部材である。電線保持部材1は、形状保持部3と緩衝部材5等から構成される。形状保持部3、少なくとの一部に金属部材7を有する。形状保持部3を丸めたり折り曲げたりすると、金属部材7の塑性変形によって、その形状を維持することができる。形状保持部3の一方の面に緩衝部材5が配置される。緩衝部材5は、柔軟な部材で構成され、例えば、クッション性を有するウレタンフォームなどの発泡樹脂製である。形状保持部3と緩衝部材5とは、積層されて一体に接合される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤハーネスに巻き付けて使用される電線保持部材であって、
形状保持部と、
前記形状保持部の一方の面に配置され、柔軟性のある緩衝部材と、
を具備し、
前記形状保持部は金属部材を有し、前記金属部材を変形させることで、形状が維持されることを特徴とする電線保持部材。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記緩衝部材とは逆側の、前記形状保持部の他方の面には、粘着層が設けられることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項3】
前記金属部材は金属メッシュであることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項4】
前記金属部材は複数本の金属線であり、長手方向に対して略平行に配置されることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項5】
前記金属部材は複数本の金属線であり、長手方向に対して斜めに配置されることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項6】
前記金属部材は金属箔であることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項7】
前記緩衝部材は、面ファスナであることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項8】
前記緩衝部材は、発泡樹脂であることを特徴とする請求項1記載の電線保持部材。
【請求項9】
前記発泡樹脂は、前記形状保持部の一方の面の幅方向の一部に配置され、前記形状保持部の一方の面の幅方向の他の一部には設置対象部への固定部材が配置され、前記緩衝部材とは逆側の、前記形状保持部の他方の面には、粘着層が設けられることを特徴とする請求項8記載の電線保持部材。
【請求項10】
前記粘着層側の面において、前記発泡樹脂と前記固定部材の境界に対応する位置には、境界の位置を示す目印が配置されることを特徴とする請求項9記載の電線保持部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車に配設されるワイヤハーネスを固定して保持するための電線保持部材に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、自動車等に用いられているワイヤハーネスは、車体の所定の部位に配索される。例えば、車体の室内における頭上の室内照明や室内マイク等へのワイヤハーネスの配索の際には、ルーフトリムへワイヤハーネスを配置して所定の配索経路で固定し、ルーフモジュール化した後に車体に取り付けられる場合がある。
【0003】
このようなワイヤハーネスの固定には、例えばアルミニウムテープや粘着シートを用いてルーフトリム(ルーフライニング)へ固定する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-97283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図12は、ルーフトリム100へワイヤハーネス101が配索された状態を示す概念図である。前述したように、ルーフトリム100に対して、所定の経路でワイヤハーネス101を配索し、所定の位置でテープや粘着シート等の固定部材103によって、ワイヤハーネス101がルーフトリム100へ固定される。
【0006】
しかし、例えばワイヤハーネス101(電線束)の寸法公差や、組立者の作業バラつきにより、図示したように、ワイヤハーネス101の一部(図中X部、Y部)がたるんだ状態でセットされるおそれがある。このようなワイヤハーネス101のたるみ部は、ルーフトリム100のエッジと干渉し、ワイヤハーネス101が損傷するおそれがある。
【0007】
また、ワイヤハーネス101のたるみ部が、ルーフトリム100の取付け孔に掛かかると、組立時に取り付け部に噛みこんでしまい、ルーフへの固定作業の阻害要因となる。また、ワイヤハーネス101のたるみ部が車体振動によって他の部位と接触し、雑音発生源となる懸念がある。これらの状態は、車両品質低下につながるため、ワイヤハーネス101のたるみを最終工程である車両組立工場でもコントロール可能にすることが望まれる。
【0008】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、配索したワイヤハーネスのたるみを抑制し、他の部材との干渉や作業性悪化を抑制可能な電線保持部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するために本発明は、ワイヤハーネスに巻き付けて使用される電線保持部材であって、形状保持部と、前記形状保持部の一方の面に配置され、柔軟性のある緩衝部材と、を具備し、前記形状保持部は金属部材を有し、前記金属部材を変形させることで、形状が維持されることを特徴とする電線保持部材である。
【0010】
前記緩衝部材とは逆側の、前記形状保持部の他方の面には、粘着層が設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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