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公開番号2025091121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206177
出願日2023-12-06
発明の名称電線組立体
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250611BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 簡易な構造で組立も容易な電線組立体を提供する。
【解決手段】 規制部材5は、複数枚のシート状部材1が組み合わせられて形成される。シート状部材1は、所定の長さを有し、一方の端部側からスリット3が形成される。スリット3は、シート状部材1の厚みと略同一の幅であり、スリット3に、他方のシート状部材1を挿入可能である。このような二枚のシート状部材1を、スリット3同士を対向させて互いに直交するように組み合わせることで、略十字型の規制部材5を形成することができる。規制部材5は可撓管の長手方向の一部に挿入される。規制部材5を可撓管に挿入することで、可撓管が内側から規制部材5が突っ張り、可撓管の曲がりが規制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
保護管と、
前記保護管に挿通された電線と、
前記保護管の長手方向の少なくとも一部の内部に挿入され、前記保護管の曲がりを規制する規制部材と、
を具備することを特徴とする電線組立体。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記規制部材はシート状部材によって形成されることを特徴とする請求項1記載の電線組立体。
【請求項3】
前記保護管の長手方向に対して垂直な断面において、前記規制部材が、前記保護管の少なくとも異なる二つの径方向に向けて形成されることを特徴とする請求項2記載の電線組立体。
【請求項4】
前記シート状部材には、スリットが形成され、前記規制部材は、複数枚の前記シート状部材が前記スリットにより組み合わせられることで形成されることを特徴とする請求項3記載の電線組立体。
【請求項5】
前記規制部材は、一枚の前記シート状部材が折り曲げられて形成されることを特徴とする請求項3記載の電線組立体。
【請求項6】
前記保護管は可撓管であり、
前記規制部材は、前記可撓管の長手方向に対して部分的に配置され、前記可撓管の長手方向の少なくとも一部には前記規制部材が配置されずに可撓性を有する部位が形成されることを特徴とする請求項1記載の電線組立体。
【請求項7】
前記規制部材の外周部の一部には切り欠き部が形成され、前記切り欠き部においてテープが巻き付けられ、前記規制部材と前記電線が前記テープで固定されることを特徴とする請求項1記載の電線組立体。
【請求項8】
前記保護管はコルゲートチューブであり、前記規制部材の外周部の一部には凸部が形成され、前記凸部が、前記コルゲートチューブの内面の凹凸形状に嵌合することを特徴とする請求項1記載の電線組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓管の内部に電線が挿通された電線組立体に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
自動車に配索されるワイヤハーネスは、所定の配索経路に沿って配置される。この際、ワイヤハーネスの配索経路を固定するために剛性が必要である部位には、プロテクタや硬質樹脂製パイプが使用される。
【0003】
しかし、プロテクタは、射出成型等で形成される樹脂製であり、自動車の車種ごとに固有のものであるため、汎用性が低い。また、一般的な硬質樹脂製パイプでは肉厚が薄く、所望の剛性を得られない場合がある。
【0004】
これに対し、ワイヤハーネスに沿って長尺形状に形成された経路規制部材が用いられた経路規制ワイヤハーネスが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-90431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、従来のプロテクタのような管体にワイヤハーネスを収容すると、大型化や材料費の増加、さらに重量増となることから、このような管体を使用せずに、ワイヤハーネスの経路を規制するものである。
【0007】
しかし、特許文献1のような方法では、ワイヤハーネスを管体の内部に収容しないようにするため、ワイヤハーネスの全体又は、所定の間隔で全長にわたってテープ止めを行う必要があり、組立作業性が悪い。
【0008】
さらに、特許文献1は、経路規制部材を射出成型で成形するので、必ずしも汎用性が高いものではない。なお、特許文献1の経路規制部材は、板状部材を接着、溶接、ねじ止め、嵌合等で形成してもよいことが記載されているが、接着、溶接、ねじ止めなどは、その工程やそのための構造が必要であることから組立作業性が悪い。また、特許文献1において、板状部材を嵌合する構造は開示されていないが、四枚の規制片部を十字型に嵌合させるためには、細かな嵌合構造が必要となり、板状部材を形成するために射出成型や切削加工などが必要となることから製造性が悪い。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で組立も容易な電線組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するため、本発明は、保護管と、前記保護管に挿通された電線と、前記保護管の長手方向の少なくとも一部の内部に挿入され、前記保護管の曲がりを規制する規制部材と、を具備することを特徴とする電線組立体である。
(【0011】以降は省略されています)

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