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公開番号
2025093000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208465
出願日
2023-12-11
発明の名称
熱交換器及び熱交換器の製造方法
出願人
マレリ株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
F28F
9/02 20060101AFI20250616BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】熱交換器のろう付けを安定的に行うことを可能とすることを目的とする。
【解決手段】熱交換器10は、内側底部40と、内側底部40の両側部に立設される内側壁部42とを有した断面略U字状の内側部材30を備える。熱交換器10は、内側底部40と対向した外側底部80と外側底部80の両側部に立設された外側壁部82とを有した断面略U字状に形成される外側部材32を備える。内側部材30は、内側壁部42の先端との距離としての第一距離K1よりも内側底部40との距離としての第二距離K2が小さな位置において外側へ向けて突出する突起70を有する。外側部材32は、外側壁部82に形成され、突起70が挿入される穴90と、穴90の長さ方向Lにおける両側部に設けられ、外側壁部82の立設方向92に延在するスリット94と、を有する。内側壁部30は、スリット94を覆い隠す高さに形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
中空状のタンクを備える熱交換器であって、
前記タンクの長さ方向に延在する内側底部と、前記内側底部の両側部に立設される内側壁部と、を有して断面略U字状に形成される内側部材と、
前記内側底部と対向した状態で前記長さ方向に延在する外側底部と、前記外側底部の両側部に立設され前記内側壁部の外側に配置される外側壁部と、を有して断面略U字状に形成され前記内側部材の外周を覆って前記タンクを形成する外側部材と、
を備え、
前記内側部材は、前記内側壁部の先端との距離よりも前記内側底部との距離が小さな位置において外側へ向けて突出する突起を有し、
前記外側部材は、
前記外側壁部に形成され、前記突起が挿入される穴と、
前記穴の前記長さ方向における両側部に設けられ、前記外側壁部の立設方向に延在するスリットと、
を有し、
前記内側壁部は、前記スリットを覆い隠す高さに形成される、
熱交換器。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記スリットは、前記立設方向にて前記外側壁部の先端に達するように形成される、
熱交換器。
【請求項3】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記内側部材は、前記内側壁部に前記立設方向に形成されたスリット状の切欠部を有し、
前記突起は、前記切欠部に対応する厚さに形成されて前記切欠部に挿入されるサポート部材に設けられている、
熱交換器。
【請求項4】
請求項3に記載の熱交換器であって、
前記サポート部材は、前記タンクに収容された状態で前記内側部材の前記内側底部と前記外側部材の前記外側底部とに接する、
熱交換器。
【請求項5】
請求項4に記載の熱交換器であって、
前記サポート部材は、当該サポート部材を境とした前記長さ方向の一方側と他方側とを連通する連通穴を有する、
熱交換器。
【請求項6】
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の熱交換器の製造方法であって、
前記サポート部材を前記内側部材に組み付ける工程と、
前記内側部材に組み付けられた前記サポート部材を前記外側部材に挿入し、前記サポート部材の前記突起で前記スリット間の側片部を弾性変形させて前記突起を前記穴に挿入する工程と、
前記外側底部に複数のチューブを組み付ける工程と、
前記内側部材と前記外側部材と前記サポート部材と前記チューブとをろう付けする工程と、
を含む、
熱交換器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器及び熱交換器の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、熱交換器が開示されている。熱交換器のタンク本体は、断面U字状のチューブプレートと断面U字状のタンクプレートとによって形成されている。
【0003】
チューブプレートに形成された爪部は、折曲され、タンクプレートの係止孔に係止される。これにより、チューブプレートとタンクプレートとは結合され、タンク本体が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-085025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の熱交換器にあっては、チューブプレートの爪部を塑性変形させてタンク本体を形成するので、チューブプレートとタンクプレートとの接続部分の隙間は、爪部の折り曲げ状態によって変化する。チューブプレートとタンクプレートとの接続部分の隙間が変化すると、タンク本体のろう付け性が悪化する虞がある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、熱交換器のろう付けを安定的に行うことを可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様によれば、熱交換器は、中空状のタンクを備える熱交換器であって、前記タンクの長さ方向に延在する内側底部と、前記内側底部の両側部に立設される内側壁部と、を有して断面略U字状に形成される内側部材と、前記内側底部と対向した状態で前記長さ方向に延在する外側底部と、前記外側底部の両側部に立設され前記内側壁部の外側に配置される外側壁部と、を有して断面略U字状に形成され前記内側部材の外周を覆って前記タンクを形成する外側部材と、を備え、前記内側部材は、前記内側壁部の先端との距離よりも前記内側底部との距離が小さな位置において外側へ向けて突出する突起を有し、前記外側部材は、前記外側壁部に形成され、前記突起が挿入される穴と、前記穴の前記長さ方向における両側部に設けられ、前記外側壁部の立設方向に延在するスリットと、を有し、前記内側壁部は、前記スリットを覆い隠す高さに形成される。
【発明の効果】
【0008】
上記態様において、内側部材の突起が挿入される外側部材の穴の両側部には、外側壁部の立設方向に延在するスリットが形成されており、穴は、両スリットに挟まれた側片部に形成されている。このため、外側部材の穴に内側部材の突起を挿入する際には、両スリット間に形成された側片部が弾性変形することで突起が穴に挿入される。そして、突起が穴に挿入された状態において、変形した側片部が元の位置へ戻る。
【0009】
このため、チューブプレートの爪部を塑性変形してチューブプレートとタンクプレートとを結合しタンクを形成する場合と比較して、内側部材及び外側部材で形成される熱交換器は、外側部材と内側部材との間に生じ得る隙間の変化を抑制することが可能となる。これにより、熱交換器は、内側部材及び外側部材のろう付けを安定的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る熱交換器の正面図である。
図2は、熱交換器のタンクの要部の断面を示す斜視図である。
図3は、内側部材の要部の断面を示す斜視図である。
図4は、外側部材における穴及びスリットを示す側面図である。
図5は、タンクの端部を示す図である。
図6は、本発明の熱交換器の製造工程を示す説明図である。
図7は、図6に続く製造工程を示す説明図である。
図8は、図7に続く製造工程を示す説明図である。
図9は、図8に続く製造工程を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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