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公開番号
2025092553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2025051765,2021547420
出願日
2025-03-26,2020-02-13
発明の名称
全身型重症筋無力症を治療するための抗C5抗体の投与量及び投与
出願人
アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】全身型重症筋無力症を治療するための抗C5抗体の投与量及び投与の提供。
【解決手段】提供するのは、抗C5抗体またはその抗原結合断片を用いて、全身型重症筋無力症(gMG)を臨床治療する方法である。本発明で提供するのは、ヒト患者における全身型重症筋無力症(gMG)を治療するための組成物及び方法であって、その患者に、抗C5抗体またはその抗原結合断片を投与することを含み、特定の臨床投与レジメンに従って(すなわち、特定の投与量で、かつ所定の投与スケジュールに従って)、その抗C5抗体またはその抗原結合断片を投与する(またはその抗C5抗体またはその抗原結合断片が、上記のように投与するためものである)組成物及び方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本願は、2019年2月14日に出願した米国特許仮出願第62/805,350号及び2019年3月7日に出願した米国特許仮出願第62/814,935号に基づく優先権の利益を主張するものであり、これらの内容全体は、参照により、あらゆる目的で本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,600 文字)
【0002】
電子的に提出した配列表の参照
ASCIIテキストファイルで電子的に提出した配列表(名称:701828_AX9_0041PC_ST25_Sequence_Listing.txt、サイズ:55KB、データ作成日:2020年2月10日)の内容は、参照により、その全体が本明細書に援用される。
【背景技術】
【0003】
補体系は、身体の他の免疫系と協働して、細胞病原体及びウイルス病原体の侵入に対する防御を行う働きをする。少なくとも25個の補体タンパク質があり、血漿タンパク質及びメンブレンコファクターの複雑な集合体として存在する。血漿タンパク質は、脊椎動物の血清中のグロブリンの約10%を占める。補体系の構成成分は、複雑であるが精密な一連の酵素的切断及び膜結合イベントにおいて相互作用することによって、それらの免疫防御機能を発揮する。得られた補体系カスケードにより、オプソニン機能、免疫調節機能及び溶解機能を有する産物の産生に至る。
【0004】
重症筋無力症(MG)は、神経筋伝導の障害を原因とする、神経筋接合部(NMJ)の希少な消耗性後天性自己免疫性神経障害であり、NMJにおけるシグナル伝達に関与するタンパク質に自己抗体(自己Ab)が結合することに起因する。これらのタンパク質には、ニコチンアセチルコリン受容体(AChR)、または頻度は低いが、AChRのクラスタリングに関与する筋特異的チロシンキナーゼ(MuSK)が含まれる。
【0005】
MGは、生命を脅かす呼吸不全(筋無力症クリーゼという)を引き起こす場合がある。MGは、米国においては、有病率が10万人当たり14~20人であり、およそ6万人の米国人が罹患している。罹患者の男女比は半々であるが、女性の発症ピークは30代であるのに対して、男性の発症年齢のピークは、60代または70代である。対象の約15%~20%が、疾患の経過中に筋無力症クリーゼを経験し、診断から2年以内の75%で、入院及び換気補助が必要になる。MGの死亡率は、およそ4%であり、大半は、呼吸不全によるものである。
【0006】
重症筋無力症は臨床上では、随意筋、すなわち骨格筋の筋力低下及び倦怠感を特徴とする。MGは初期には、眼及び眼瞼の動作に影響が現れる眼筋筋力低下を伴うことがあり、眼筋型MG(oMG)と称されている。対象の10パーセントでは、疾患は眼筋に限られる。対象の90パーセントは、全身型MGであり、頸筋、頭部筋、脊柱筋、延髄筋、呼吸筋または四肢筋を含む筋力低下が見られる。延髄筋の筋力低下とは、脳幹の球状部分から出ている神経によって制御される筋肉を指し、発語困難、咀嚼困難、嚥下咀嚼困難及び頭部制御困難として顕在化する。
【0007】
全身型重症筋無力症(gMG)患者は、眼筋型重症筋無力症(oMG)の集団とは、神経筋炎症と、得られる臨床所見が、眼筋のみに限らず、すべての随意筋群、すなわち延髄筋、呼吸筋、頭部筋、頸筋、体幹筋または末梢筋に及ぶ(眼筋への影響の有無にかかわらない)という点で異なる。深刻な筋力低下及び重篤な転帰(ろれつの回りにくさ、構音障害、嚥下障害、同時認知不能、息切れ(活動時及び安静時の両方)、上肢及び下肢の筋力低下、運動性障害、日常生活動作(ADL)を行う能力の顕著な低下、極度の疲労、ならびに機械換気を要する肺不全エピソードを含む)がgMGの特質である。gMG患者は、単一性のoMGである患者よりも罹患率が高く、疾患の負担も大きい。gMGは、希少な障害であり、推定有病率は、100万人当たり145~278人である。gMG患者は、重篤な炎症性神経筋障害をきたし、治療選択肢も限られている。
【0008】
gMGの憎悪時には、呼吸不全(例えば筋無力症クリーゼ)後の呼吸補助(機械換気を含む)、ならびに栄養補助及び嚥下障害関連の誤嚥の予防を目的とする胃腸管留置の必要性から、入院が一般的である。gMGがさらに進行した患者では、診断から10年後における死亡率が最大40%まで上昇することが報告されている。
【0009】
MGには治癒方法はないが、筋力低下を軽減するとともに、神経筋の機能を改善する療法は存在する。重症筋無力症に対して現在利用可能な治療は、神経筋伝導を調節するか、病原性抗体の産生もしくは作用を阻害するか、または炎症性サイトカインを阻害することを目的とするものである。NMJの損傷の根本的な病態、具体的には、抗AChR抗体とAChRが相互作用すると、補体が古典経路によって活性化し、炎症が起こり、その結果、NMJが破壊される病態を標的とする特異的な治療法は、現時点では存在しない。MGにおける自己免疫不全を是正する特異的な治療法も存在しない。最新の標準ケアである免疫抑制療法(IST)は、通常、コリンエステラーゼ阻害剤、副腎皮質ステロイド及び免疫抑制薬(最も一般的には、アザチオプリン[AZA]、シクロスポリン及びミコフェノール酸モフェチル[MMF])を組み合わせたものであるが、このISTを用いると、MGである大半の対象で、その疾患を相応に制御できる。しかしながら、これらの療法は、すべての患者にとって最適な療法であるわけではなく、ISTに十分には応答しないか、またはISTに耐えられない対象群、ならびに臨床的安定性を保持するために、血漿交換(PE)及び/または静注用免疫グロブリン(IVIg)による反復治療を必要とする対象群が存在する。
【0010】
制御が困難な場合には、gMG患者は、持続的な炎症、組織破壊、ならびにそれに伴う重篤な病態(深刻な筋力低下、運動性障害、息切れ、肺不全、極度の疲労、誤嚥リスク及びADLの顕著な障害を含む)を経験する。これらの患者は典型的には、成人期に診断され、発症年齢の中央値は、36~60歳の範囲である。gMGと関連する病態により、多くの患者は、作業不能であるか、または作業能力が低下しており、自立及び他者の世話が困難となり、発語、食事、移動、呼吸及びADLの実施に補助が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)
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