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公開番号2025092439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024204657
出願日2024-11-25
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】耐水性に優れ、かつ高い紫外線防御効果を達成できる化粧料を提供する。
【解決手段】(A)油溶性被膜剤、(B)水溶性被膜剤、(C)油溶性増粘剤、(D)紫外線吸収剤、(E)油分、および(F)水を含んでなる、化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)油溶性被膜剤、
(B)水溶性被膜剤、
(C)油溶性増粘剤、
(D)紫外線吸収剤、
(E)油分、および
(F)水
を含んでなる、化粧料。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
(A)成分が、シリコーン系被膜剤、炭化水素系被膜剤、プルラン誘導体、セルロース誘導体、およびビニルピロリドン誘導体からなる群から選択される、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(A)油溶性被膜剤が、シリコーン系被膜剤である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B)水溶性被膜剤が、ポリウレタン系被膜剤、ポリビニル系被膜剤、ポリアクリル酸系被膜剤、スターチ系被膜剤、および微細セルロース繊維からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(B)水溶性被膜剤が、ポリウレタン系被膜剤またはポリビニル系被膜剤である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
(G)粉末をさらに含んでなる、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
(G)粉末が、タルク、カオリン、雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セルロース、デンプン、セラミックパウダー、および金属石鹸からなる群から選択される、請求項6に記載の化粧料。
【請求項8】
(A)油溶性被膜剤の配合量が、前記化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(B)水溶性被膜剤の配合量が、前記化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
(B)水溶性被膜剤の配合量に対する、(A)油溶性被膜剤の配合量の比((A)/(B))が、質量基準で、0.01~80である、請求項1または2に記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。具体的には、被膜剤を含んでなる化粧料に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線の害から皮膚を守ることはスキンケア、ボディケアにおける重要な課題の一つであり、紫外線が皮膚に与える悪影響を最小限に抑えるために種々の日焼け止め化粧料が開発されている。
皮膚に塗布した日焼け止め化粧料の塗膜が水や汗等の水分と接触すると、塗膜から紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が流出し、紫外線防御効果が低下することが避けられない。そこで、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の流出を阻止するため、日焼け止め化粧料の耐水性や塗膜強度を改善する等の様々な試みがなされてきた。
例えば、特許文献1では、化粧料に特定の増粘剤を配合することにより、水分との接触によって紫外線防御効果を向上させることが提案されている。
【0003】
水中油型乳化化粧料は、みずみずしい使用感触が得られることから日焼け止め化粧料としても広く用いられている。しかしながら、水中油型乳化化粧料は耐水性に劣ることがあり、被膜剤を配合することによって耐水性を向上させる試みがなされてきた。一方、被膜剤を高配合すると、塗布した化粧料の被膜感が強くなり、使用性が損なわれる傾向にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2016/068300
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、驚くべきことに、特定の複数の被膜剤と、油溶性増粘剤との組み合わせを含む化粧料を用いることで、耐水性に優れ、かつ高い紫外線防御効果を達成できる化粧料を達成できることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1](A)油溶性被膜剤、(B)水溶性被膜剤、(C)油溶性増粘剤、(D)紫外線吸収剤、(E)油分、および(F)水を含んでなる、化粧料。
[2](A)成分が、シリコーン系被膜剤、炭化水素系被膜剤、プルラン誘導体、セルロース誘導体、およびビニルピロリドン誘導体からなる群から選択される、[1]に記載の化粧料。
[3](A)油溶性被膜剤が、シリコーン系被膜剤である、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](B)水溶性被膜剤が、ポリウレタン系被膜剤、ポリビニル系被膜剤、ポリアクリル酸系被膜剤、スターチ系被膜剤、および微細セルロース繊維からなる群から選択される、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5](B)水溶性被膜剤が、ポリウレタン系被膜剤またはポリビニル系被膜剤である、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6](G)粉末をさらに含んでなる、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7](G)粉末が、タルク、カオリン、雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セルロース、デンプン、セラミックパウダー、および金属石鹸からなる群から選択される、[6]に記載の化粧料。
[8](A)油溶性被膜剤の配合量が、前記化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9](B)水溶性被膜剤の配合量が、前記化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10](B)水溶性被膜剤の配合量に対する、(A)油溶性被膜剤の配合量の比((A)/(B))が、質量基準で、0.01~80である、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
[11](C)油溶性増粘剤の配合量が、前記化粧料の総量に対して、0.1~15質量%である、[1]~[10]のいずれかに記載の化粧料。
[12]水中油型乳化化粧料である、[1]~[11]のいずれかに記載の化粧料。
【0007】
本発明によれば、耐水性に優れ、かつ高い紫外線防御効果を達成できる化粧料を提供することができる。さらに、本発明による化粧料は、塗布後のべたつきや被膜感を抑制することができ、使用感に優れるものである。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明は、(A)油溶性被膜剤、(B)水溶性被膜剤、(C)油溶性増粘剤、(D)紫外線吸収剤、(E)油分、および(F)水を含んでなる化粧料に関するものである。
【0009】
(A)油溶性被膜剤
本発明による化粧料は、(A)油溶性被膜剤(以下、(A)成分と称することがある。
他の成分についても同様である。)を含んでなる。
(A)成分としては、化粧料に配合しうるものであれば特に限定されないが、例えば、シリコーン系被膜剤、炭化水素系被膜剤、プルラン誘導体、セルロース誘導体、およびビニルピロリドン誘導体からなる群から選択され、好ましくはシリコーン系被膜剤である。
【0010】
シリコーン系被膜剤としては、シリコーン樹脂、アミノ変性シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、シリコーンレジンガム等が挙げられ、具体的には、トリメチルシロキシケイ酸、アミノプロピルジメチコン、(トリメチルシロキシケイ酸/ジメチコノール)クロスポリマー、トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、(アクリル酸/メタクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、トリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン、アミノプロピルジメチコン等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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