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公開番号2025102214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219537
出願日2023-12-26
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人
主分類A61K 8/898 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】代替品としての別の粉末を配合することなく、ナイロン粉末を配合したような使用性を実現できる化粧料を提供する。
【解決手段】本発明は、(A)0.2~0.9質量%の水添ポリイソブテン;(B)0.03~0.3質量%のアミノプロピルジメチコン;及び(C)0.3~3質量%のジカルボン酸エステルを含有することを特徴とする化粧料、並びに、(A)水添ポリイソブテン、(B)アミノプロピルジメチコン、及び(C)ジカルボン酸エステルからなる化粧料の使用性調整剤に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)0.2~0.9質量%の水添ポリイソブテン;
(B)0.03~0.3質量%のアミノプロピルジメチコン;及び
(C)0.3~3質量%のジカルボン酸エステルを含有することを特徴とする化粧料。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
ナイロン粉末を含まない、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(A)水添ポリイソブテンが、30℃における粘度が250,000~500,000mPa・sの重質流動イソパラフィンである、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(C)ジカルボン酸エステルが、30℃において1,600~2,200mPa・sの粘度を持つエステル油である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
エステル油がリンゴ酸ジイソステアリルである、請求項4に記載の化粧料。
【請求項6】
水中油型乳化化粧料または油中水型乳化化粧料である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
(A)水添ポリイソブテン;
(B)アミノプロピルジメチコン;及び
(C)ジカルボン酸エステルからなり、
(A):(B):(C)の質量比が7~30:1~10:10~100であることを特徴とする、化粧料の使用性調整剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の油分の組み合わせによってナイロン粉末を配合したときのような使用性を実現した化粧料に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ナイロンやアクリル系ポリマー等の球状樹脂粉末は、肌の凹凸補正効果やなめらかさを付与すること等を期待して化粧料に配合されることが多い。球状樹脂粉末が配合される化粧料の形態は、水性および油性の化粧料を含み、液状から乳液状またはクリーム状の化粧料から固形化粧料に至る広範囲にわたる。固形粉末化粧料においては、樹脂粉末の弾力性に基づく耐衝撃性の改善にも使用されている。
【0003】
ナイロン粉末は、耐熱性及び耐溶剤性に優れ、配合した化粧料の使用性(テクスチャ)の改善に寄与することが知られている。例えば、ナイロン粉末を高配合した化粧料は、化粧料の塗布中に「強い止まり感」があり、塗布後には肌の凹凸が埋まって「なめらかなあと肌」が実感され、塗布から10分程度経過すると「マット感」が顕著になるという特徴がある。
【0004】
一方、近年は、マイクロプラスチックビーズ(MPB)が海洋環境に与える影響が問題とされ、MPBを配合しない化粧料が求められる傾向があり、ナイロン粉末がMPBに該当するという意見もある。そこで、MPBを配合しない化粧料が提案されている(特許文献1及び2)。
【0005】
しかし、特許文献1及び2を含む従来の技術は、MBPの代替成分として、シリカ、マイカまたは合成金雲母等の無機粉末を使用するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7213531号公報
特開2023-69965号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、代替品として別の粉末を配合することなく、ナイロン粉末を配合したような使用性を実現できる化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、3種類の特定の油分の組み合わせによって、恰もナイロン粉末を配合したような使用性が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、
(A)0.2~0.9質量%の水添ポリイソブテン;
(B)0.03~0.3質量%のアミノプロピルジメチコン;及び
(C)0.3~3質量%のジカルボン酸エステルを含有することを特徴とする化粧料を提供する。
【0010】
さらに本発明は、
(A)水添ポリイソブテン;
(B)アミノプロピルジメチコン;及び
(C)ジカルボン酸エステルからなり、
(A):(B):(C)の質量比が7~30:1~10:10~100であることを特徴とする、化粧料の使用性調整剤を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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