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公開番号2025092330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024028626
出願日2024-02-28
発明の名称車両および車室内の環境変更方法
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/22 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】車室内でのユーザの目的に合致した車室内環境に設定する。
【解決手段】車両1は、シートクッション21と、シートクッション21に回動自在に支持されるシートバック22と、を有し、シートクッション21およびシートバック22の一方または両方を回動させて複数のモードに設定可能なシート2と、設定されたモードに基づいて、車室内環境を変更するコントローラ3と、を備える。モードは、乗員の運転姿勢に基づくドライブモードと、シートバック22を後方に傾倒させた休憩モードと、シートバック22をさらに後方に傾倒させた仮眠モードと、を含み、コントローラ3は、休憩モードまたは仮眠モードが設定されると、車室内10の窓14の透過率を低くして車室内10を車外から見え難くする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションと、該シートクッションに回動自在に支持されるシートバックと、を有し、少なくとも前記シートバックを回動させて複数のモードに設定可能なシートと、
設定された前記モードに基づいて、車室内環境を変更する環境変更部と、を備え、
前記モードは、乗員の運転姿勢に基づくドライブモードと、前記シートバックを後方に傾倒させたリラックスモードと、を含み、
前記環境変更部は、前記リラックスモードが設定されると、車室内の窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くすることを特徴とする車両。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
シートクッションと、該シートクッションに回動自在に支持されるシートバックと、を有し、少なくとも前記シートバックを回動させて複数のモードに設定可能なシートと、
設定された前記モードに基づいて、車室内環境を変更する環境変更部と、を備え、
前記モードは、乗員の運転姿勢に基づくドライブモードと、前記シートバックを起立させたワークモードと、を含み、
前記環境変更部は、前記ワークモードが設定されると、車室内の窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くすることを特徴とする車両。
【請求項3】
請求項2に記載の車両において、
車室内を撮像する第1撮像装置と、車室内を照射可能な照明装置と、をさらに備え、
前記環境変更部は、前記ワークモードが設定され、前記第1撮像装置により撮像された画像から作業個所を検出すると、窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くするとともに、少なくとも前記作業個所を前記照明装置に照射させることを特徴とする車両。
【請求項4】
請求項3に記載の車両において、
前記環境変更部は、窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くした後、前記照明装置に少なくとも前記作業個所を照射させることを特徴とする車両。
【請求項5】
請求項3に記載の車両において、
車室内を換気する換気装置をさらに備え、
前記環境変更部は、前記作業個所として乗員の食事を検出すると、さらに、前記換気装置に車室内を換気させることを特徴とする車両。
【請求項6】
請求項1に記載の車両において、
車外を撮像する第2撮像装置をさらに備え、
前記環境変更部は、前記リラックスモードが設定され、前記第2撮像装置により撮像された画像から車外に存在する光源を検出すると、少なくとも、前記光源からの外光が入射される窓の透過率を変更することを特徴とする車両。
【請求項7】
請求項1に記載の車両において、
前記シートに着座する乗員の脚部を支持するオットマンをさらに備え、
前記環境変更部は、前記シートが前記リラックスモードに設定されると前記オットマンを出現させることを特徴とする車両。
【請求項8】
請求項1に記載の車両において、
前記リラックスモードが設定されている場合にのみ、前記シートの前記モードを変更可能に構成された操作部をさらに備え、
前記操作部は、前記リラックスモードに設定されることで傾倒した前記シートバックの側方に配置されることを特徴とする車両。
【請求項9】
請求項8に記載の車両において、
前記操作部は、傾倒した前記シートバックの側方に位置するドアライニングに配置されることを特徴とする車両。
【請求項10】
請求項8に記載の車両において、
前記操作部は、傾倒した前記シートバックの側方に位置するセンターコンソールに配置されることを特徴とする車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内環境を変更可能な車両および環境変更方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両は、単に目的地に行くための移動手段としてだけでなく、食事や休憩、或いは仕事等をする場所として広く用いられる場合がある。特に、昨今開発が進んでいる自動運転車両においては、移動中の車室内も乗員のプライベート空間となり得る。そこで、車室内での乗員のプライバシーを守るべく、種々の装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置は、シェードで窓を覆うことで車室内の乗員のプライバシーを確保する。また、昨今の車両用シートには、様々な態様に変更可能に構成されたものも開示されている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-084432号公報
国際公開第2023/136133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の装置は、単に、シェードで窓を覆うことで車室内を暗くするだけの構成であるため、目的に合致した車室内環境に設定されているとは限らない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である車両は、シートクッションと、シートクッションに回動自在に支持されるシートバックと、を有し、少なくともシートバックを回動させて複数のモードに設定可能なシートと、設定されたモードに基づいて、車室内環境を変更する環境変更部と、を備える。モードは、乗員の運転姿勢に基づくドライブモードと、シートバックを後方に傾倒させたリラックスモードと、を含み、環境変更部は、リラックスモードが検出されると、車室内の窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くする。
【0006】
本発明の他の態様である車両は、シートクッションと、シートクッションに回動自在に支持されるシートバックと、を有し、少なくともシートバックを回動させて複数のモードに設定可能なシートと、設定されたモードに基づいて、車室内環境を変更する環境変更部と、を備える。モードは、乗員の運転姿勢に基づくドライブモードと、シートバックを起立させたワークモードと、を含み、環境変更部は、ワークモードが検出されると、車室内の窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くする。
【0007】
本発明の他の態様である環境変更方法は、シートクッションと、シートクッションに回動自在に支持されるシートバックと、を有し、少なくともシートバックを回動させて複数のモードに設定可能なシートを備える車両において、設定されたモードに基づいて、車両の車室内環境を変更する方法である。モードは、乗員の運転姿勢に基づく第1モードと、シートバックを後方または前方に回動させた第2モードと、を含み、環境変更方法は、第2モードを設定するモード変更ステップと、車室内の窓の透過率を変更して車室内を車外から見え難くする調光ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車室内でのユーザの目的に合致した車室内環境に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車両の車室内を示す側面図。
本実施形態に係る車両に搭載されるシートの側面図。
ドライブモードに設定されたシートの側面図。
休憩モードに設定されたシートの側面図。
仮眠モードに設定されたシートの側面図。
ワークモードに設定されたシートの側面図。
シートの各モードに基づいて車室内環境を変更するコントローラの要部構成を示すブロック図。
環境記憶部に記憶された各モードにおける車室内環境の態様を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図5を参照して本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両は、態様を変形可能なシートを備える車両、例えば、乗員の運転姿勢に基づくドライブモード、シートバックを後方に傾倒等させたリラックスモードおよびシートバックを起立等させたワークモード等の複数のモードに変更可能なシートを備える車両に適用可能である。以下では、ドライブモード、リラックスモードおよびワークモードに変形可能なシートを有する車両を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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