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公開番号
2025092325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2024018888
出願日
2024-02-09
発明の名称
乗り物用シート
出願人
テイ・エス テック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60N
2/75 20180101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約
【課題】アームレスト及び引き出し部材の切り替え操作を円滑に行える乗り物用シートを提供する。
【解決手段】乗り物用シートS1は、シート本体Saと、アームレスト10と、シート本体に対してアームレストを通常位置と移動位置の間で切り替える切り替え装置40と、アームレストから展開可能な引き出し部材30と、を備えている。引き出し部材30は、アームレスト10に収納された収納位置と、アームレストから展開された展開位置との間で切り替え可能に構成される。切り替え装置40は、アームレスト10が移動位置にいるときにアームレストをロックする第1ロック部材と、引き出し部材30が展開位置にいるときに引き出し部材をロックする第2ロック部材と、第1ロック部材、第2ロック部材に接続され、第1ロック部材、第2ロック部材のロック状態を解除するために操作される操作レバー50と、を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シート本体と、
前記シート本体の側方部分に設けられるアームレストと、
前記シート本体に対して前記アームレストを通常位置と、前記通常位置から移動させた移動位置との間で切り替える切り替え装置と、
前記アームレストから展開可能となるように取り付けられる引き出し部材と、を備え、
前記引き出し部材は、前記アームレストに収納された収納位置と、前記アームレストから展開された展開位置との間で切り替え可能に構成され、
前記切り替え装置は、
前記アームレストが前記移動位置にいるときに前記アームレストの移動をロックする第1ロック部材と、
前記引き出し部材が前記展開位置にいるときに前記引き出し部材の移動をロックする第2ロック部材と、
前記第1ロック部材、前記第2ロック部材それぞれに接続され、前記第1ロック部材のロック状態、前記第2ロック部材のロック状態を解除するために操作される操作部材と、を有していることを特徴とする乗り物用シート。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記切り替え装置は、
前記第1ロック部材をロック解除状態からロック状態へ付勢する第1付勢部材と、
前記第2ロック部材をロック解除状態からロック状態へ付勢する第2付勢部材と、を備え、
前記切り替え装置は、
前記操作部材の操作量に対応して前記第1付勢部材によって付勢された前記第1ロック部材をロック状態からロック解除状態へと移動させ、かつ、
前記操作部材の操作量に対応して前記第2付勢部材によって付勢された前記第2ロック部材をロック状態からロック解除状態へと移動させることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
【請求項3】
前記操作部材は、前記アームレストに対して第1回動位置と、第2回動位置との間で回動可能となるように取り付けられ、
前記切り替え装置は、
前記操作部材が前記第1回動位置にいるとき、前記操作部材の操作に伴って前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の一方をロック状態からロック解除状態へと移動させ、
前記操作部材が前記第2回動位置にいるとき、前記操作部材の操作に伴って前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の他方又は両方をロック状態からロック解除状態へと移動させることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
【請求項4】
前記切り替え装置は、
前記操作部材と前記第1ロック部材を接続する線状の第1接続部材と、
前記操作部材と前記第2ロック部材を接続し、前記第1接続部材とは長さが異なる線状の第2接続部材と、を備え、
前記切り替え装置は、前記操作部材の操作に伴って前記第1接続部材、前記第2接続部材が牽引されることで、前記第1ロック部材のロック状態と、前記第2ロック部材のロック状態とを解除することを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
【請求項5】
前記操作部材は、操作レバーであって、
前記操作レバーは、乗員によって操作されるレバー操作部と、前記アームレストの内部に挿通され、アームレストフレームによって支持されるレバー支持部と、を有し、
前記アームレストフレームには、前記操作レバーの長さ方向に貫通し、前記レバー支持部を通過させるための第1通過穴及び第2通過穴が形成され、
前記切り替え装置は、
前記操作部材が基準位置にいるとき、前記レバー支持部が前記アームレストフレームに当接することで、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材のロック状態を保持し、
前記操作部材が前記第1回動位置にいるとき、前記操作部材の操作に伴って前記レバー支持部が前記第1通過穴を通過することで、前記第1ロック部材をロック解除状態へと移動させ、
前記操作部材が前記第2回動位置にいるとき、前記操作部材の操作に伴って前記レバー支持部が前記第2通過穴を通過することで、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材をロック解除状態へと移動させることを特徴とする請求項4に記載の乗り物用シート。
【請求項6】
前記切り替え装置は、
前記操作部材と前記第1ロック部材を接続する第1接続部材と、
前記操作部材と前記第2ロック部材を接続する第2接続部材と、を備え、
前記操作部材は、操作レバーであって、
前記操作レバーは、乗員によって操作されるレバー操作部と、前記アームレストの内部に挿通され、アームレストフレームによって支持されるレバー支持部と、を有し、
前記第1接続部材の一端部には第1係合部材が取り付けられ、前記第2接続部材の一端部には第2係合部材が取り付けられ、
前記切り替え装置は、
前記操作部材が前記第1回動位置にいて、前記レバー支持部が前記第1係合部材に係合しているとき、前記操作部材の操作に伴って前記第1ロック部材をロック状態からロック解除状態へと移動させ、
前記操作部材が前記第2回動位置にいて、前記レバー支持部が前記第2係合部材に係合しているとき、前記操作部材の操作に伴って前記第2ロック部材をロック状態からロック解除状態へと移動させることを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
【請求項7】
前記切り替え装置は、前記シート本体に対して前記アームレストを回動可能に取り付ける回動軸を備え、
前記第1ロック部材は、前記アームレストの内部に設けられ、
前記第1ロック部材は、前記回動軸の外面に形成されたロック溝に係合するロックピンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
【請求項8】
前記ロック溝は、前記回動軸の軸芯を中心とした円弧状に形成され、前記軸芯の上方を通るように設けられ、
前記ロックピンは、前記アームレストの回動操作に伴って前記ロック溝に係合した状態で前記ロック溝に沿って移動し、
前記ロック溝の上端部には、段差部が形成されることを特徴とする請求項7に記載の乗り物用シート。
【請求項9】
前記ロック溝は、
前記回動軸の軸芯を中心として円弧状に形成され、前記軸芯の上方を通る第1溝部と、
前記第1溝部の後端部に連続して形成され、前記第1溝部の後端部から前記軸芯に向かって前方に延びる第2溝部と、を有し、
前記切り替え装置は、前記アームレストが前記移動位置にいるとき、前記ロックピンが前記第2溝部に係合することで、前記アームレストの移動をロックすることを特徴とする請求項7に記載の乗り物用シート。
【請求項10】
前記切り替え装置は、
前記第1ロック部材をロック解除状態からロック状態へ付勢する第1付勢部材と、
前記第2ロック部材をロック解除状態からロック状態へ付勢し、前記第1付勢部材とは付勢力が異なる第2付勢部材と、を備えていることを特徴とする請求項7に記載の乗り物用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物用シートに係り、特に、シート本体と、シート本体の側方部分に設けられるアームレストとを備えた乗り物用シートに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シートバックと、シートバックに対して回動可能に取り付けられるアームレストと、アームレストの内部に収納されるテーブルと、を備えた乗り物用シートが知られている。アームレストからテーブルを引き出すことで、上記乗り物用シートよりも後方に位置する乗員がテーブルを利用することができる。
【0003】
例えば、特許文献1、2の乗り物用シートでは、アームレストを通常位置と、通常位置から後方へ回動させた回動位置との間で切り替えることができ、当該回動位置で固定することができる。また、テーブルを収納位置と、収納位置から展開させた展開位置との間で切り替えることができ、展開位置で固定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-321244号公報
特開2005-289080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1、2のような乗り物用シートにおいて、アームレストの切り替え操作と、アームレストに収納された引き出し部材(テーブル)の切り替え操作とをより円滑に行えることが求められていた。
例えば、アームレストを回動させて引き出し部材を展開するときに、アームレストの固定操作と、引き出し部材の固定操作とを円滑に行えることが求められていた。すなわち、アームレスト及び引き出し部材を円滑に固定できないと、アームレストを回動させているときに引き出し部材が意図せず展開してしまう虞があった。
【0006】
本発明の目的は、アームレストの切り替え操作と、アームレストに収納された引き出し部材の切り替え操作とを従来よりも円滑に行うことが可能な乗り物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、シート本体と、前記シート本体の側方部分に設けられるアームレストと、前記シート本体に対して前記アームレストを通常位置と、前記通常位置から移動させた移動位置との間で切り替える切り替え装置と、前記アームレストから展開可能となるように取り付けられる引き出し部材と、を備え、前記引き出し部材は、前記アームレストに収納された収納位置と、前記アームレストから展開された展開位置との間で切り替え可能に構成され、前記切り替え装置は、前記アームレストが前記移動位置にいるときに前記アームレストの移動をロックする第1ロック部材と、前記引き出し部材が前記展開位置にいるときに前記引き出し部材の移動をロックする第2ロック部材と、前記第1ロック部材、前記第2ロック部材それぞれに接続され、前記第1ロック部材のロック状態、前記第2ロック部材のロック状態を解除するために操作される操作部材と、を有していること、により解決される。
上記構成により、アームレストの切り替え操作と、アームレストに収納された引き出し部材の切り替え操作とを従来よりも円滑に行うことが可能な乗り物用シートを実現できる。
詳しく述べると、上記乗り物用シートでは、操作部材が、第1ロック部材、第2ロック部材それぞれに接続されており、第1ロック部材のロック状態、第2ロック部材のロック状態を解除するために操作される。上記操作部材を利用して、第1ロック部材、第2ロック部材それぞれのロック状態を解除できる。そのため、アームレストの切り替え操作、引き出し部材の切り替え操作、両者のロック及びロック解除を円滑に行うことができる。一例として、1つの操作部材でアームレスト及び引き出し部材のロック操作(ロック解除操作)を行うことができる。
【0008】
このとき、前記切り替え装置は、前記第1ロック部材をロック解除状態からロック状態へ付勢する第1付勢部材と、前記第2ロック部材をロック解除状態からロック状態へ付勢する第2付勢部材と、を備え、前記切り替え装置は、前記操作部材の操作量に対応して前記第1付勢部材によって付勢された前記第1ロック部材をロック状態からロック解除状態へと移動させ、かつ、前記操作部材の操作量に対応して前記第2付勢部材によって付勢された前記第2ロック部材をロック状態からロック解除状態へと移動させると良い。
上記構成により、操作部材の操作量に対応して、例えば第1ロック部材、第2ロック部材を段階的にロック状態からロック解除状態へと移動させることができる。
【0009】
このとき、前記操作部材は、前記アームレストに対して第1回動位置と、第2回動位置との間で回動可能となるように取り付けられ、前記切り替え装置は、前記操作部材が前記第1回動位置にいるとき、前記操作部材の操作に伴って前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の一方をロック状態からロック解除状態へと移動させ、前記操作部材が前記第2回動位置にいるとき、前記操作部材の操作に伴って前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の他方又は両方をロック状態からロック解除状態へと移動させると良い。
上記構成により、操作部材の回動位置に応じて第1ロック部材のロック状態を解除させることや、第2ロック部材のロック状態を解除させることができる。
【0010】
このとき、前記切り替え装置は、前記操作部材と前記第1ロック部材を接続する線状の第1接続部材と、前記操作部材と前記第2ロック部材を接続し、前記第1接続部材とは長さが異なる線状の第2接続部材と、を備え、前記切り替え装置は、前記操作部材の操作に伴って前記第1接続部材、前記第2接続部材が牽引されることで、前記第1ロック部材のロック状態と、前記第2ロック部材のロック状態とを解除すると良い。
上記構成により、操作部材の操作量(引っ張り操作量)に応じて、第1ロック部材のロック解除と、第2ロック部材のロック解除とを使い分けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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