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公開番号2025092323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024016488
出願日2024-02-06
発明の名称乗り物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/30 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】シートクッションの下方のスペースを有効利用できる乗り物用シートを提供する。
【解決手段】乗り物用シートSは、乗員の背部を支持するシートバック1と、乗員の臀部を支持するシートクッション2と、を備える。乗り物用シートSは、シートクッション2の下方に配置され、物品を収納可能な収納部4と、シートクッション2に回動可能に取り付けられ、シートクッション2及び収納部4を接続し、シートクッション2に対して収納部4を移動させる回動部材5と、を有する。収納部4は、回動部材5がシートクッション2に対して回動することによって、シートクッション2の前方部の下方に配置される通常位置と、通常位置よりも後方位置であってシートクッション2の下方に収納される収納位置との間を移動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、を備える乗り物用シートであって、
前記シートクッションの下方に配置され、物品を収納可能な収納部と、
前記シートクッションに回動可能に取り付けられ、前記シートクッション及び前記収納部を接続し、前記シートクッションに対して前記収納部を移動させる回動部材と、を有し、
前記収納部は、前記回動部材が前記シートクッションに対して回動することによって、前記シートクッションの前方部の下方に配置される通常位置と、前記通常位置よりも後方位置であって前記シートクッションの下方に収納される収納位置との間を移動することを特徴とする乗り物用シート。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記回動部材は、
前記シートクッションに回動可能に取り付けられる第一リンクと、
前記収納部に取り付けられる第二リンクと、
前記第一リンク及び前記第二リンクを接続し、前記第一リンク及び前記第二リンクに回動可能に取り付けられる接続リンクと、
前記接続リンクに取り付けられ、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させる移動部と、を有し、
前記移動部が前記接続リンクを後方へ移動させることに伴って、前記第二リンクが前記シートクッションに対して後方へ移動することで、前記収納部は、前記通常位置から前記収納位置に向かって後方へ移動することを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
【請求項3】
前記乗り物用シートは、前記シートバック及び前記シートクッションを前記乗員が着座可能な使用状態と、前記使用状態から前記シートバックが前記シートクッションに対して重なるように折り畳まれて、前記シートバック及び前記シートクッションを乗り物のフロアに収納する折り畳み状態との間で切り替える切り替え部材を有し、
前記切り替え部材が前記シートバック及び前記シートクッションを前記使用状態から前記折り畳み状態に切り替える動作に対応して、前記移動部は、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させることを特徴とする請求項2に記載の乗り物用シート。
【請求項4】
前記切り替え部材は、
前記シートクッションの骨格をなすクッションフレームの前端部に回動可能に取り付けられ、前記フロアに向かって延びるアーム部と、
前記フロアに配置され、前記アーム部を前記フロアに対して回動可能に支持する支持部と、を有し、
前記移動部は、前記クッションフレーム及び前記接続リンクを連結し、前記クッションフレーム及び前記接続リンクに回動可能に取り付けられる湾曲形状の連結リンクを有し、
前記支持部が前記アーム部を回動させて前記シートバック及び前記シートクッションを前記使用状態から前記折り畳み状態に切り替える動作に対応して、前記連結リンクは、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させることを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
【請求項5】
前記切り替え部材は、
前記シートクッションの骨格をなすクッションフレームの前端部に回動可能に取り付けられ、前記フロアに向かって延びるアーム部と、
前記フロアに配置され、前記アーム部を前記フロアに対して回動可能に支持する支持部と、を有し、
前記移動部は、前記第一リンク、前記接続リンク又は前記第二リンクの回動軸に取り付けられ、前記接続リンクを後方へ付勢する付勢部材を有し、
前記支持部が前記アーム部を回動させて前記シートバック及び前記シートクッションを前記使用状態から前記折り畳み状態に切り替える動作に対応して、前記付勢部材は、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させることを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
【請求項6】
前記シートクッションの前記前方部には、前記収納部を前記通常位置に固定する固定部が設けられ、
前記収納部は、前記通常位置にあるとき前記固定部に係止されて前記シートクッションの前記前方部の下方に固定され、前記収納位置にあるとき前記固定部との係止が解除された状態で前記シートクッションの下方に収納されることを特徴とする請求項2に記載の乗り物用シート。
【請求項7】
前記収納部の前端部には、前記物品を収納するための開口部が形成され、
前記収納部は、前記通常位置にあるとき前記開口部の向きを調整可能に前記固定部に係止されることを特徴とする請求項6に記載の乗り物用シート。
【請求項8】
前記シートクッションの下面には、前記収納部を収納するための凹部が形成され、
前記収納部は、前記収納位置にあるとき前記凹部に収納されることを特徴とする請求項6に記載の乗り物用シート。
【請求項9】
前記収納部には、前記シートバック、前記シートクッション、又は乗り物のフロアを覆うカバーが収納されることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。
【請求項10】
前記収納部の前端部には、前記カバーを収納するための開口部が形成され、
前記開口部には、前記開口部を開閉可能なファスナが設けられることを特徴とする請求項9に記載の乗り物用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物用シートに係り、特に、乗員の背部を支持するシートバックと、乗員の臀部を支持するシートクッションと、を備える乗り物用シートに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗り物用シートにおいて、シートクッションの下方に荷物を収納することが知られている。
例えば、特許文献1に記載の乗り物用シートでは、シートクッションの下方に荷物収納用のトレイを設け、シートクッションを起立させる又は収納トレイを前後歩行にスライドさせることにより、荷物を収納可能とすることが開示されている。
【0003】
一方、乗り物用シートにおいて、シートバック及びシートクッションに置かれた荷物を覆うカバーが知られている。
例えば、特許文献2には、荷物を覆うカバーを収納したカバー収納部材をシートクッションの前端部に設けた乗り物用シートが開示されている。この乗り物用シートでは、シートクッションの前端部から引き出されたカバーをシートバックに引っ掛けることで、シートクッションに置かれた荷物をカバーで覆っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-255393号公報
米国特許出願公開第2023/0202401号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、特許文献1のような荷物収納用のトレイは、収納状態のときにシートクッションの前端部に設けられるため、シートクッションの下方のスペースを有効利用することができていなかった。
また、特許文献2のようなカバー収納部材を、シートクッションの前端部に設けると、カバーを使用しないときに邪魔になるおそれがあった。
【0006】
本発明の目的は、シートクッションの下方のスペースを有効利用できる乗り物用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カバー収納部材をシートクッションの下方のスペースに収納できる乗り物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、を備える乗り物用シートであって、前記シートクッションの下方に配置され、物品を収納可能な収納部と、前記シートクッションに回動可能に取り付けられ、前記シートクッション及び前記収納部を接続し、前記シートクッションに対して前記収納部を移動させる回動部材と、を有し、前記収納部は、前記回動部材が前記シートクッションに対して回動することによって、前記シートクッションの前方部の下方に配置される通常位置と、前記通常位置よりも後方位置であって前記シートクッションの下方に収納される収納位置との間を移動することにより解決される。
上記構成により、回動部材によって収納部を後方へ引き込み、シートクッションの下方に収納部を移動させることができる。したがって、シートクッションの下方のスペースを有効利用できる。
【0008】
このとき、前記回動部材は、前記シートクッションに回動可能に取り付けられる第一リンクと、前記収納部に取り付けられる第二リンクと、前記第一リンク及び前記第二リンクを接続し、前記第一リンク及び前記第二リンクに回動可能に取り付けられる接続リンクと、前記接続リンクに取り付けられ、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させる移動部と、を有し、前記移動部が前記接続リンクを後方へ移動させることに伴って、前記第二リンクが前記シートクッションに対して後方へ移動することで、前記収納部は、前記通常位置から前記収納位置に向かって後方へ移動するとよい。
上記構成により、各リンク部材が回動することで収納部を後方へ引き込むことができるため、簡易な構成で収納部を後方へ移動させることができる。
【0009】
このとき、前記乗り物用シートは、前記シートバック及び前記シートクッションを前記乗員が着座可能な使用状態と、前記使用状態から前記シートバックが前記シートクッションに対して重なるように折り畳まれて、前記シートバック及び前記シートクッションを乗り物のフロアに収納する折り畳み状態との間で切り替える切り替え部材を有し、前記切り替え部材が前記シートバック及び前記シートクッションを前記使用状態から前記折り畳み状態に切り替える動作に対応して、前記移動部は、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させるとよい。
上記構成により、シートクッションがフロアに収納される動作に連動して収納部を後方へ引き込むことができる。したがって、シートクッションを収納したときにも、邪魔にならない位置に収納部を引き込むことができる。
【0010】
このとき、前記切り替え部材は、前記シートクッションの骨格をなすクッションフレームの前端部に回動可能に取り付けられ、前記フロアに向かって延びるアーム部と、前記フロアに配置され、前記アーム部を前記フロアに対して回動可能に支持する支持部と、を有し、前記移動部は、前記クッションフレーム及び前記接続リンクを連結し、前記クッションフレーム及び前記接続リンクに回動可能に取り付けられる湾曲形状の連結リンクを有し、前記支持部が前記アーム部を回動させて前記シートバック及び前記シートクッションを前記使用状態から前記折り畳み状態に切り替える動作に対応して、前記連結リンクは、前記接続リンクを前記シートクッションに対して後方へ移動させるとよい。
上記構成により、連結リンクによって、簡易な構成でシートクッションがフロアに収納される動作に連動して収納部を後方へ引き込むことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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