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公開番号2025092297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208094
出願日2023-12-08
発明の名称建物内又は乗物内の異臭の除去方法
出願人遺品整理総合相談窓口協同組合
代理人個人,個人
主分類A61L 9/015 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージの低減と共に作業時間の短縮が可能な建物内又は乗物内の異臭の除去方法を提供すること。
【解決手段】 建物内又は乗物内の異臭の除去方法は、建物内又は乗物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、異臭領域の異臭源を研磨及び/又は洗浄により除去する第2の工程と、異臭領域にヒドロキシルラジカル発生器を用いて生成させたヒドロキシルラジカルで燻蒸する第3の工程とを含み、第1の工程~第3の工程を記載の順に行う。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物内又は乗物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、
前記異臭領域の異臭源を研磨及び/又は洗浄により除去する第2の工程と、
前記異臭領域にヒドロキシルラジカル発生器を用いて生成させたヒドロキシルラジカルで燻蒸する第3の工程とを含み、
前記第1の工程~前記第3の工程を記載の順に行うことを特徴とする建物内又は乗物内の異臭の除去方法。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載された建物内又は乗物内の異臭の除去方法において、
前記異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第4の工程をさらに含み、
前記第4の工程を、前記第3の工程の後に行うか、又は、前記第2の工程の後、かつ、前記第3の工程の前に行うことを特徴とする建物内又は乗物内の異臭の除去方法。
【請求項3】
建物内又は乗物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、
前記異臭領域の異臭源を研磨及び/又は洗浄により除去する第2の工程と、
前記異臭領域にヒドロキシルラジカル発生器を用いて生成させたヒドロキシルラジカルで燻蒸する第3の工程とを含み、
前記第1の工程~前記第3の工程を、前記第1の工程、前記第3の工程、前記第2の工程の順、又は、前記第3の工程、前記第1の工程、前記第2の工程の順に行うことを特徴とする建物内又は乗物内の異臭の除去方法。
【請求項4】
請求項3に記載された建物内又は乗物内の異臭の除去方法において、
前記異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第4の工程をさらに含み、
前記第4の工程を前記第2の工程の後に行うことを特徴とする建物内又は乗物内の異臭の除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物内又は乗物内の異臭の除去方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
除去が困難な建物内又は乗物内の異臭(悪臭)として、例えば、火災(小火を含む)の焼け焦げや付着した煤による火災臭や、人や動物の死骸や糞尿が長時間放置されたときの腐敗臭、カビ臭、タバコ臭、ヤニ臭、香料臭、第2種石油臭、香辛料臭、特定悪臭物質(22物質)による異臭等がある。前者については、放置すると頭痛、目まい、吐き気、咽頭痛といった健康被害を引き起こすことがある。後者については、死骸からの腐敗した体液や血液、糞尿等(異臭源)が床や壁、柱、天井等の建物又は乗物の構造物内に染み込み、異臭の除去がさらに困難になることがある。
【0003】
上記のような建物又は乗物(本明細書では、前者を火災物件、後者を事故物件という)を復旧するための清掃作業(特殊清掃)では、異臭の除去にオゾンを用いることが知られている。例えば、特許文献1は、故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法であって、体液、糞、尿から選ばれる1又は2以上からなる汚物を清掃する汚物清掃作業と、汚物清掃作業後の部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、を含むことを特徴とする消臭方法を開示する。特許文献2は、火災事故のあった部屋の消臭方法であって、煤臭の除去を行う煤臭除去工程を有し、前記煤臭除去工程は、部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、活性炭を含む塗料を、煤の残存する内壁に塗布する塗布作業と、を含み、前記オゾン燻蒸作業は、1m

あたり、6500g以上の量のオゾンを用いることを特徴とする消臭方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-096694号公報
特許第6624753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、オゾンは人体、動植物、革製品、電気製品等にダメージを与え、さらに、オゾン臭が強いため、作業現場だけでなく近隣への影響を抑えるには換気を徐々に行う必要があり、清掃作業員は長時間の待機を余儀なくされると共に、作業時間が長くなるという問題があった。
【0006】
本開示は上記実状を鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージの低減と共に作業時間の短縮が可能な建物内又は乗物内の異臭の除去方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一の態様は、
建物内又は乗物内の異臭領域を消毒する第1の工程と、
前記異臭領域の異臭源を研磨及び/又は洗浄により除去する第2の工程と、
前記異臭領域にヒドロキシルラジカル発生器を用いて生成させたヒドロキシルラジカルで燻蒸する第3の工程とを含み、
前記第1の工程~前記第3の工程を記載の順に行うことを特徴とする建物内又は乗物内の異臭の除去方法に関する。
【0008】
本開示の一の態様の建物内又は乗物内の異臭の除去方法は、第1の工程により清掃作業員は安全に作業を行うことができる。また、第2の工程と第3の工程の相乗効果により、人体、動植物、革製品、電気製品等へのダメージを低減しつつ、建物内又は乗物内の異臭を除去することができる。さらに、第3の工程により、清掃作業員はヒドロキシルラジカル燻蒸中に待機する必要がなくなるため、第3の工程と並行して別の作業を行うことが可能であり、また、燻蒸後は急速に換気を行うことが可能であるため、作業時間を大幅に短縮することができる。
【0009】
本開示の一の態様では、
前記異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第4の工程をさらに含み、
前記第4の工程を、第3の工程の後に行ってもよいし、第2の工程の後、かつ、第3の工程の前に行ってもよい。
【0010】
異臭源が除去された箇所を樹脂塗料で被覆する第4の工程をさらに含むことにより、建物内又は乗物内の異臭をより強力に低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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