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公開番号
2025092169
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207883
出願日
2023-12-08
発明の名称
電子装置及びコネクタ着脱方法
出願人
NECプラットフォームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
7/14 20060101AFI20250612BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ブレードをラックから抜去する際の作業性を向上させることに貢献することができる電子装置等を提供すること。
【解決手段】電子装置は、電子基板に正面プレート及び第1コネクタが固定されたブレードと、第1コネクタと接続導通される第2コネクタが固定されたラックと、ブレードをラックに固定するネジと、を備え、ネジは、雄ネジ部に止め輪が装着され、正面プレートは、雄ネジ部が挿通される貫通穴を備え、ネジの頭部と止め輪との間に挟み込まれ、ラックには、雄ネジ部と螺合するネジ穴を備える内部プレートが固定され、頭部は、ネジをネジ穴にねじ込むことで、正面プレートをラックの内側に押し付けて、第1コネクタを2コネクタに挿着し、止め輪は、ネジをネジ穴から外すように緩めることで、正面プレートをラックの外側に押し付けて、第1コネクタを第2コネクタから抜去する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電子基板の正面に正面プレートが固定されるとともに、前記電子基板に第1コネクタが固定されたブレードと、
前記ブレードを収納するための少なくとも1つのスロットを有するとともに、前記ブレードを収納したときに前記第1コネクタと接続導通される第2コネクタが固定されたラックと、
前記ブレードを前記ラックに固定するネジと、
を備え、
前記ネジは、頭部から軸方向に延在した雄ネジ部を備えるとともに、前記雄ネジ部に対して軸方向移動不能に止め輪が装着されており、
前記正面プレートは、前記雄ネジ部が挿通される貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴の周縁部で前記頭部と前記止め輪との間に挟み込まれており、
前記ラックには、前記ブレードを前記スロットに収納したときに、前記貫通穴に挿通された前記雄ネジ部と螺合するネジ穴を備える内部プレートが固定されており、
前記頭部は、前記ネジを前記ネジ穴にねじ込むことで、前記正面プレートの前記貫通穴の正面側周縁部を前記ラックの内側に押し付けて、前記第1コネクタを、前記第2コネクタに電気的に接続し、かつ、機械的に挿着するように構成され、
前記止め輪は、前記ネジを前記ネジ穴から外すように緩めることで、前記正面プレートの前記貫通穴の背面側周縁部を前記ラックの外側に押し付けて、前記第1コネクタを前記第2コネクタから電気的に切断し、かつ、機械的に抜去するように構成されている、
電子装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記頭部は、前記ネジを前記ネジ穴にねじ込むことで、前記第1コネクタを、前記第2コネクタに電気的に接続し、かつ、機械的に挿着するとともに、前記ブレードを前記ラックに機械的に固定するように構成され、
前記止め輪は、前記ネジを前記ネジ穴から外すように緩めることで、前記第1コネクタを前記第2コネクタから電気的に切断し、かつ、機械的に抜去するとともに、前記ブレードを前記ラックから機械的に抜去するように構成されている、
請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
前記貫通穴は、前記正面プレートの長手方向の中央部における前記電子基板と重ならない部分に配されている、
請求項1記載の電子装置。
【請求項4】
前記頭部は、工具を装着して回転させるように構成されている、
請求項1記載の電子装置。
【請求項5】
前記雄ネジ部は、軸方向の所定の位置において径方向に凹んだ溝部を有し、
前記溝部は、前記止め輪が軸方向移動不能に装着されるように構成されている、
請求項1記載の電子装置。
【請求項6】
前記止め輪は、前記溝部に装着されるEリング又はCリング若しくはスナップリングである、
請求項5記載の電子装置。
【請求項7】
前記ラックには、前記スロットから挿入される前記ブレードの前記電子基板の左右両側の端部を前後方向にスライド可能に支持するガイド部材が固定されている、
請求項1記載の電子装置。
【請求項8】
前記ラックには、前記ラックの内側にバックボードが固定されており、
前記バックボードには、前記第2コネクタが固定されている、
請求項1記載の電子装置。
【請求項9】
電子基板の正面に正面プレートが固定されるとともに、前記電子基板に第1コネクタが固定されたブレードと、
前記ブレードを収納するための少なくとも1つのスロットを有するとともに、前記ブレードを収納したときに前記第1コネクタと接続導通される第2コネクタが固定されたラックと、
前記ブレードを前記ラックに固定するネジと、
を備えた電子装置における前記第1コネクタと前記第2コネクタとの着脱を行うコネクタ着脱方法であって、
前記ネジは、頭部から軸方向に延在した雄ネジ部を備えるとともに、前記雄ネジ部に対して軸方向移動不能に止め輪が装着されており、
前記正面プレートは、前記雄ネジ部が挿通される貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴の周縁部で前記頭部と前記止め輪との間に挟み込まれており、
前記ラックには、前記ブレードを前記スロットに収納したときに、前記貫通穴に挿通された前記雄ネジ部と螺合するネジ穴を備える内部プレートが固定されており、
前記コネクタ着脱方法は、
前記ネジを前記ネジ穴にねじ込むことで、前記頭部が前記正面プレートの前記貫通穴の正面側周縁部を前記ラックの内側に押し付けて、前記第1コネクタを、前記第2コネクタに電気的に接続し、かつ、機械的に挿着し、
前記ネジを前記ネジ穴から外すように緩めることで、前記止め輪が前記正面プレートの前記貫通穴の背面側周縁部を前記ラックの外側に押し付けて、前記第1コネクタを前記第2コネクタから電気的に切断し、かつ、機械的に抜去する、
コネクタ着脱方法。
【請求項10】
前記ネジを前記ネジ穴にねじ込むことで、前記第1コネクタを、前記第2コネクタに電気的に接続し、かつ、機械的に挿着するとともに、前記ブレードを前記ラックに機械的に固定し、
前記ネジを前記ネジ穴から外すように緩めることで、前記第1コネクタを前記第2コネクタから電気的に切断し、かつ、機械的に抜去するとともに、前記ブレードを前記ラックから機械的に抜去する、
請求項9記載のコネクタ着脱方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置及びコネクタ着脱方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ブレード(回路ユニット)をラック(筐体)のスロット(開口)内に収納し、ブレードの背面のコネクタをラック内のコネクタに装着(接続)し、ネジを、ブレードに固定されたプレートの貫通穴を貫通してラックに固定されたプレートのネジ穴にねじ込むことでブレードをラックに固定することが可能な電子装置(電子機器)がある。このような電子装置では、コネクタが多芯で篏合力が強いものが選定されやすいため、特許文献1では、ブレードに固定されたプレートにおいて、貫通穴とは別の位置にネジ穴を設けておき、ブレードをラックから抜去する際、ブレードをラックに固定しているネジを一旦外し、当該ネジを、ブレードに固定されたプレートのネジ穴にねじ込むことで、ネジの先端がラックに固定されたプレートにおけるネジ穴以外の面を押し付けて、ブレードをラックと相対移動させて、ブレードのコネクタをラック内のコネクタから抜去(切断)できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-027248号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
【0005】
しかしながら、特許文献1の電子装置では、ブレードをラックから抜去する際、ブレード及びラックからネジを完全に外さなければならないので、作業工程が増えるとともに、ネジを落として無くす可能性があり、作業性を向上させることは難しい。
【0006】
本発明の主な課題は、ブレードをラックから抜去する際の作業性を向上させることに貢献することができる電子装置及びコネクタ着脱方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の視点に係る電子装置は、電子基板の正面に正面プレートが固定されるとともに、前記電子基板に第1コネクタが固定されたブレードと、前記ブレードを収納するための少なくとも1つのスロットを有するとともに、前記ブレードを収納したときに前記第1コネクタと接続導通される第2コネクタが固定されたラックと、前記ブレードを前記ラックに固定するネジと、を備え、前記ネジは、頭部から軸方向に延在した雄ネジ部を備えるとともに、前記雄ネジ部に対して軸方向移動不能に止め輪が装着されており、前記正面プレートは、前記雄ネジ部が挿通される貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴の周縁部で前記頭部と前記止め輪との間に挟み込まれており、前記ラックには、前記ブレードを前記スロットに収納したときに、前記貫通穴に挿通された前記雄ネジ部と螺合するネジ穴を備える内部プレートが固定されており、前記頭部は、前記ネジを前記ネジ穴にねじ込むことで、前記正面プレートの前記貫通穴の正面側周縁部を前記ラックの内側に押し付けて、前記第1コネクタを、前記第2コネクタに電気的に接続し、かつ、機械的に挿着するように構成され、前記止め輪は、前記ネジを前記ネジ穴から外すように緩めることで、前記正面プレートの前記貫通穴の背面側周縁部を前記ラックの外側に押し付けて、前記第1コネクタを前記第2コネクタから電気的に切断し、かつ、機械的に抜去するように構成されている。
【0008】
第2の視点に係るコネクタ着脱方法は、電子基板の正面に正面プレートが固定されるとともに、前記電子基板に第1コネクタが固定されたブレードと、前記ブレードを収納するための少なくとも1つのスロットを有するとともに、前記ブレードを収納したときに前記第1コネクタと接続導通される第2コネクタが固定されたラックと、前記ブレードを前記ラックに固定するネジと、を備えた電子装置における前記第1コネクタと前記第2コネクタとの着脱を行うコネクタ着脱方法であって、前記ネジは、頭部から軸方向に延在した雄ネジ部を備えるとともに、前記雄ネジ部に対して軸方向移動不能に止め輪が装着されており、前記正面プレートは、前記雄ネジ部が挿通される貫通穴を備えるとともに、前記貫通穴の周縁部で前記頭部と前記止め輪との間に挟み込まれており、前記ラックには、前記ブレードを前記スロットに収納したときに、前記貫通穴に挿通された前記雄ネジ部と螺合するネジ穴を備える内部プレートが固定されており、前記コネクタ着脱方法は、前記ネジを前記ネジ穴にねじ込むことで、前記頭部が前記正面プレートの前記貫通穴の正面側周縁部を前記ラックの内側に押し付けて、前記第1コネクタを、前記第2コネクタに電気的に接続し、かつ、機械的に挿着し、前記ネジを前記ネジ穴から外すように緩めることで、前記止め輪が前記正面プレートの前記貫通穴の背面側周縁部を前記ラックの外側に押し付けて、前記第1コネクタを前記第2コネクタから電気的に切断し、かつ、機械的に抜去する。
【発明の効果】
【0009】
前記第1、第2の視点によれば、ブレードをラックから抜去する際の作業性を向上させることに貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る電子装置の構成の一例を模式的に示した正面図である。
本開示に係る電子装置の構成の一例を模式的に示した図1のX-X’間に相当する、ブレードをラックに固定する際の断面図である。
本開示に係る電子装置の構成の一例を模式的に示した図1のX-X’間に相当する、ブレードをラックから抜去する際の断面図である。
本開示に係る電子装置におけるブレードの構成の一例を模式的に示した斜視図である。
本開示に係る電子装置におけるブレードの構成の一例を模式的に示した(A)平面図、(B)Y-Y’間の断面図である。
本開示に係る電子装置の構成の第2例の動作を模式的に示した(A)ブレードをラックに固定する際の断面図、(B)ブレードをラックから抜去する際の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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