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公開番号2025092012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207626
出願日2023-12-08
発明の名称集電装置の不安定振動の抑制方法
出願人公益財団法人鉄道総合技術研究所
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類B60L 5/24 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】架線と集電装置との間の摺動面の摩擦係数の軽減によらずに集電装置に生じる不安定振動を解消することができる集電装置の不安定振動の抑制方法を提供する。
【解決手段】基端側を主軸を介してピッチング方向に回動可能に取り付けられると共に、主ばねを備えた下枠と、前記下枠に対してピッチング方向に回動可能に組み付けられると共に、先端側にピッチング方向に回動可能に組み付けられた舟体を備えた上枠と、前記舟体は、架線と摺動可能なすり板を備えた集電装置の不安定振動の抑制方法であって、前記集電装置の上下方向振動及び前後方向振動の連成を解消する連成解消工程と、前記不安定振動の有無を確認する確認工程とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基端側を主軸を介してピッチング方向に回動可能に取り付けられると共に、主ばねを備えた下枠と、
前記下枠に対してピッチング方向に回動可能に組み付けられると共に、先端側にピッチング方向に回動可能に組み付けられた舟体を備えた上枠と、
前記舟体は、架線と摺動可能なすり板を備えた集電装置の不安定振動の抑制方法であって、
前記集電装置の上下方向振動及び前後方向振動の連成を解消する連成解消工程と、
前記不安定振動の有無を確認する確認工程とを備えることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記主軸の支持剛性を増加させることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
【請求項3】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記主軸のあそび又はガタを解消することを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
【請求項4】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記主ばねの減衰力を増加させることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
【請求項5】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記舟体の曲げ剛性を増加または減少させることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
【請求項6】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記舟体のピッチング方向剛性を増加または減少させることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
【請求項7】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記舟体のピッチング方向慣性モーメントを増加または減少させることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。
【請求項8】
請求項1に記載の集電装置の不安定振動の抑制方法において、
前記連成解消工程は、前記舟体のピッチング方向に対するモーメント入力を減少させることを特徴とする集電装置の不安定振動の抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両の上部に取り付けられた集電装置の不安定振動を抑制する不安定振動の抑制方法に関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両は、車両の上部に集電装置が取り付けられ、当該集電装置が架線と摺動することで、架線から電力を得て走行している。
【0003】
集電装置は、種々の形態が知られており、例えば、特許文献1および2には、集電装置と架線との摺動摩擦を軽減する方法が提案されている。
【0004】
特許文献1に記載された集電装置は、線路上に架設された架線に集電部材を接触させながら車両側への通電を行う集電装置において、前記集電部材をロール状にし、かつ、回転できるように構成している。
【0005】
このように構成された集電装置は、架線に対する摺動接触音の低減及び耐磨耗性を向上させることができる。
【0006】
また、特許文献2に記載された集電装置は、すり板を丸い棒状の電導体にしてその電導体を支えるためにベアリングを備えている。
【0007】
このように構成された集電装置は、すり板が丸い棒状の電導体となっていて、架線と接している時に電導体が回転するために架線との摩擦を極力少なくする事が出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平8-116603号公報
特開平5-15003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の集電装置は、すり板が回転体として構成されているため、高速走行に適した構造ではなく、メンテナンスコストが増大する可能性があるという問題があった。
【0010】
また、集電装置は、鉄道車両の走行中に不安定振動を発生する場合があることが知られている。このような不安定振動は、列車遅延等の輸送障害につながることがあるため、これを解消する必要がある。従来周知の方法では、架線と集電装置の摺動面の摩擦係数を軽減するために、架線や集電装置のすり板に潤滑成分を含む物質を塗布することや、すり板にカーボンなどの低摩擦係数の材料を選定することが知られているが、靭性の高い材料による高度な安全性の確保の観点などから、このような対策をとることが難しい場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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