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公開番号2025091989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207593
出願日2023-12-08
発明の名称眼科情報処理装置、眼科装置、眼科情報処理方法、及びプログラム
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】労力を軽減しつつ、被検眼の断層構造における層領域を高精度に特定するための新たな技術を提供する。
【解決手段】眼科情報処理装置は、取得部と、セグメンテーション処理部と、表示制御部とを含む。取得部は、被検眼の断層画像であるOCT画像と、OCT画像とは異なる手法で生成され被検眼の断層情報を表す1以上の断層情報画像とを取得する。セグメンテーション処理部は、OCT画像に対してセグメンテーション処理を施すことにより深さ方向の層領域の境界を特定する。表示制御部は、セグメンテーション処理部により特定された境界が識別可能に描出されたOCT画像と1以上の断層情報画像とを表示手段に表示させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼の断層画像であるOCT画像と、前記OCT画像とは異なる手法で生成され前記被検眼の断層情報を表す1以上の断層情報画像とを取得する取得部と、
前記OCT画像に対してセグメンテーション処理を施すことにより深さ方向の層領域の境界を特定するセグメンテーション処理部と、
前記セグメンテーション処理部により特定された前記境界が識別可能に描出された前記OCT画像と前記1以上の断層情報画像とを表示手段に表示させる表示制御部と、
を含む、眼科情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記境界が描出された前記OCT画像と前記1以上の断層情報画像の1つとを前記表示手段に重ね合わせて表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科情報処理装置。
【請求項3】
前記1以上の断層情報画像には、前記深さ方向の層領域の境界が識別可能に描出されている
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科情報処理装置。
【請求項4】
前記1以上の断層情報画像は、複数の断層情報画像であり、
前記表示制御部は、前記複数の断層情報画像を前記表示手段に並列表示、又は重ね合わせ表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科情報処理装置。
【請求項5】
操作部と、
前記操作部に対するユーザの操作情報に基づいて、前記OCT画像における前記境界を修正する修正処理を実行する修正処理部と、
を含む
ことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の眼科情報処理装置。
【請求項6】
前記1以上の断層情報画像は、前記OCT画像に基づいて生成された画像を含む
ことを特徴とする請求項5に記載の眼科情報処理装置。
【請求項7】
前記1以上の断層情報画像は、OCTアンギオグラフィ画像、減衰係数画像、偏光情報画像、及び複屈折画像の少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項6に記載の眼科情報処理装置。
【請求項8】
前記1以上の断層情報画像は、第1断層情報画像と、前記第1断層情報画像と異なる第2断層情報画像とを含み、
前記表示制御部は、第1層領域の境界が描出された前記OCT画像と前記第1断層情報画像とを前記表示手段に表示させ、前記第1層領域と異なる第2層領域の境界が描出された前記OCT画像と前記第2断層情報画像とを前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の眼科情報処理装置。
【請求項9】
前記被検眼に対してOCTを実行する光学系と、
前記光学系により得られた干渉光の検出結果に基づいて前記OCT画像を形成する画像形成部と、
請求項5に記載の眼科情報処理装置と、
を含む、眼科装置。
【請求項10】
前記OCT画像に基づいて前記1以上の断層情報画像の少なくとも1つ生成する断層情報画像生成部を含む
ことを特徴とする請求項9に記載の眼科装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、眼科情報処理装置、眼科装置、眼科情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
レーザー光源等からの光ビームを用いて被測定物の表面形態や内部形態を表す画像を形成する光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:OCT)装置が知られている。OCT装置において実行されるOCTは、生体に対する侵襲性を持たないことから、特に医療分野や生物学分野における応用の展開が期待されている。例えば眼科分野においては、眼底や角膜等の画像を形成する装置が実用化されている。このようなOCTの手法を用いた装置(OCT装置)は被検眼の様々な部位の断層構造の観察に適用可能である。また、高精細な画像を取得できることから、様々な眼科疾患の診断に応用されている。
【0003】
被検眼の断層構造の観察には、OCTを用いて取得されたOCT画像に対してセグメンテーション(領域分割)処理を施して、断層構造を構成する層領域を特定することが有用である。例えば、特定の1以上の層領域の深さ方向の厚さと疾患との関連性が知られており、層領域の層厚解析はバイオマーカー(biomarker)として利用することができる。例えば、所望の1以上の層領域のen-face画像を生成することで、当該領域の血管や視細胞の状態などを詳細に観察することができる。
【0004】
このようなセグメンテーションに関する手法は、種々提案されている。例えば、特許文献1には、OCT画像やOCTアンギオグラフィ(OCTA)画像に対するセグメンテーション結果を用いて関心領域を好適に設定する手法が開示されている。例えば、特許文献2には、OCTAフローデータを用いてOCT構造データのセグメンテーション品質を決定する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7362403号公報
特表2023-524052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
OCT画像に対するセグメンテーション処理では、OCT画像の画質に依存して、適切に層領域を分割することができない場合が多い。特に、被検眼が疾患眼である場合、より詳細な観察が必要になるにもかかわらず、層領域を適切に分割できないケースが多くなっていることが実情である。
【0007】
この場合、医師等が、セグメンテーション処理によって特定された層領域の境界を手動で修正することになる。例えば、ラスタースキャンで複数スライスのOCT撮影を行った場合、医師等は、スライス毎に層領域の境界を手動で修正することになり、非常に多大な労力を費やす。OCT画像の画質が低い場合、医師等にとって層領域の境界を高精度に修正することはより一層難しくなる。
【0008】
以上のように、現状では、被検眼の断層構造における層領域を高精度に特定することが困難な場合がある。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、労力を軽減しつつ、被検眼の断層構造における層領域を高精度に特定するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の1つの態様は、被検眼の断層画像であるOCT画像と、前記OCT画像とは異なる手法で生成され前記被検眼の断層情報を表す1以上の断層情報画像とを取得する取得部と、前記OCT画像に対してセグメンテーション処理を施すことにより深さ方向の層領域の境界を特定するセグメンテーション処理部と、前記セグメンテーション処理部により特定された前記境界が識別可能に描出された前記OCT画像と前記1以上の断層情報画像とを表示手段に表示させる表示制御部と、を含む、眼科情報処理装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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