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公開番号
2025091951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207514
出願日
2023-12-08
発明の名称
霊芝抽出物を含有する容器詰め飲料の製造方法
出願人
日本メナード化粧品株式会社
代理人
主分類
A23L
2/38 20210101AFI20250612BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 本発明は、霊芝抽出物の経時的な沈殿が抑制された飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】
霊芝抽出物を0.05~1.5w/v%含有する飲料の製造方法において、(1)霊芝抽出物を溶解させた水溶液をpH3.5~5.0の酸性条件下で加熱する工程、(2)(1)の水溶液を、透過率が0.02~0.1darcyである珪藻土を用いてろ過を行う工程、及び(3)飲料を容器に充填する工程を含む方法により、霊芝抽出物含有容器詰めの飲料を製造する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
霊芝抽出物を0.05~1.5w/v%含有する飲料の製造方法において、
(1)霊芝抽出物を溶解させた水溶液をpH3.5~5.0の酸性条件下で加熱する工程
(2)(1)の水溶液を、透過率が0.02~0.1darcyである珪藻土を用いてろ過を行う工程
(3)飲料を容器に充填する工程
を有する容器詰めの飲料の製造方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
霊芝抽出物を含有する水溶液を酸性条件下で加熱する際の霊芝抽出物の含有量が0.07~5.0w/v%である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
霊芝抽出物を含有する水溶液を酸性条件下で加熱する際の温度が60℃以上である請求項1又は2に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、霊芝抽出物を0.05~1.5w/v%含有する飲料の製造方法において、(1)霊芝抽出物を溶解させた水溶液をpH3.5~5.0の酸性条件下で加熱する工程、(2)(1)の水溶液を、透過率が0.02~0.1darcyである珪藻土を用いてろ過を行う工程、及び(3)飲料を容器に充填する工程を含む方法により、経時的な沈殿が抑制された霊芝抽出物含有容器詰め飲料の製造方法を提供することができる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、臓器・組織に存在する幹細胞が老化することが明らかになりつつある(非特許文献1)。具体的に幹細胞の老化とは、増殖能力や分化能力が低下することであり、臓器や組織の再生能力の低下の原因と考えられている。例えば、脳に存在する神経幹細胞や血液細胞を生み出す造血幹細胞の増殖能力は、加齢に伴い著しく低下することが報告されている(非特許文献2、3)。また、皮膚や皮下脂肪組織に存在する幹細胞は、加齢により数が減少し、分化能力が低下することが報告されている(非特許文献4、5)。
【0003】
以上の知見から、各臓器・組織に存在する幹細胞を増殖させる技術は、組織恒常性維持、損傷組織の修復・再生、各種疾患の予防・治療・改善など、抗加齢(抗老化)の用途に極めて有効であると考えられる。
【0004】
マンネンタケは、マンネンタケ科のキノコであり、霊芝(レイシ)、サルノコシカケとも呼ばれる。マンネンタケ(霊芝)は、β-グルカンやテルペノイドなどを含み、免疫力向上作用、抗ガン作用、血圧低下作用、血糖値低下作用などの様々な作用を有する。マンネンタケの子実体、菌糸体又はその培養物の抽出物には幹細胞の未分化維持効果及び増殖促進効果があることが知られている(特許文献1、2)。
【0005】
そのような霊芝抽出物特有の効果を十分に得るためには、霊芝抽出物を継続して摂取する必要があり、そのためには容易に摂取することができる飲料の形態が好ましい。一方で、霊芝抽出物をそのまま飲料に配合した場合、経時的に沈殿が生じるという課題があった。
【0006】
霊芝抽出物に限らず、一般に生薬抽出物を配合した飲料は経時的に沈殿を生じることが知られている。そこで、生薬抽出物を含有する飲料の経時的な沈殿を抑制するために、生薬抽出物を含有する液剤に糖類を配合することで経時的な沈殿や濁りの発生を抑制できる技術や(特許文献3)、生薬抽出物を含有する液体組成物において、精油及びポリビニルアルコールを配合することで、酸性域においても生薬抽出物に起因する沈殿や浮遊物の生成が抑制され、長期間保存しても沈殿や浮遊物の生成が十分に抑制できる技術(特許文献4)が報告されている。
【0007】
しかし、特許文献3に関しては糖を高配合する必要があることから、飲料に応用させた場合、長期保存によってメイラード反応を引き起こし、香味に変化をもたらす可能性があるため好ましくない。また、特許文献4に関しては、精油の配合が必須となるため、精油由来の油臭や、経時的な油の劣化風味が生じる場合があるため好ましくない。
【0008】
また、一般的に生薬の抽出物を飲料に配合する場合には、経時的な沈殿抑制のために生薬抽出物を酸性条件下で加熱する工程を有することが通例である。しかし、霊芝抽出物においては、酸性条件下での加熱工程を行うと経時的な沈殿を抑制できないことが見られる場合もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-301726号公報
特開2011-211956号公報
WO 2003/024466 A1
特開2013-100270号公報
【非特許文献】
【0010】
Beane O.S.ら,PLos One,2014年,Vol.9,12号,e115963
Molofsky A.V.ら, Nature, 2006年, Vol. 443, 7110号, pp. 448-452
Geiger H.ら, Nat. Rev. Immunol., 2013年, Vol. 13, 5号, pp. 376-389
Akamatsu H.ら,J. Dermatol., 2016年,Vol. 43, pp. 311-313
Yamada T.ら,J. Dermatol. Sci., 2010年,Vol. 58, pp. 36-42
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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