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公開番号
2025091747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207182
出願日
2023-12-07
発明の名称
増幅器およびドライバ増幅回路
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人片山特許事務所
主分類
H03F
1/02 20060101AFI20250612BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】特性を向上させることが可能な増幅器を提供する。
【解決手段】増幅器は、入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器14と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプ10と、前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器16と、前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプ12aと、前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプ12bと、前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、を備える第1増幅回路と、前記第1増幅回路の前記出力信号を増幅する第2増幅回路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器と、
前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプと、
前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器と、
前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプと、
前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプと、
前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、
を備える第1増幅回路と、
前記第1増幅回路の前記出力信号を増幅する第2増幅回路と、
を備える増幅器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプは、A級またはAB級動作するアンプである請求項1に記載の増幅器。
【請求項3】
前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプの入力バイアス電圧は互いに同じである請求項1または請求項2に記載の増幅器。
【請求項4】
前記第2増幅回路は、A級またはAB級動作する第1アンプと、前記第1アンプと並列に接続されたC級動作する第2アンプと、を備える請求項1または請求項2に記載の増幅器。
【請求項5】
前記第2増幅回路は、LMBAまたはドハティ増幅回路である請求項1または請求項2に記載の増幅器。
【請求項6】
前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプは、A級またはAB級動作するアンプであり、
前記第2増幅回路は、LMBAまたはドハティ増幅回路である請求項1に記載の増幅器。
【請求項7】
前記ハイブリッドカプラはブランチラインカプラである請求項1または請求項2に記載の増幅器。
【請求項8】
入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器と、
前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプと、
前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器と、
前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプと、
前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプと、
前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を後段の増幅回路に出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、
を備えるドライバ増幅回路。
【請求項9】
前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプは、A級またはAB級動作するアンプである請求項8に記載のドライバ増幅回路。
【請求項10】
前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプの入力バイアス電圧は互いに同じである請求項8または請求項9に記載のドライバ増幅回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、増幅器およびドライバ増幅回路に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
移動体通信の送信用の最終段のパワーアンプにLMBA(Load Modulated Balanced Amplifier)を用いることが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0255506号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
最終段のパワーアンプの出力電力が変化した場合、ドライバアンプの負荷が変動してしまう。このため、ドライバアンプの特性が劣化してしまう。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプと、前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器と、前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプと、前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプと、前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、を備える第1増幅回路と、前記第1増幅回路の前記出力信号を増幅する第2増幅回路と、を備える増幅器である。
【0007】
本開示の一実施形態は、入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプと、前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器と、前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプと、前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプと、前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を後段の増幅回路に出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、を備えるドライバ増幅回路である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例1に係る増幅器の回路図である。
図2は、実施例1におけるドライバ増幅回路の詳細を示したブロック図である。
図3は、実施例1における分配器および合成器に用いられるブランチラインカプラの回路図である。
図4は、実施例1における合成器付近のブロック図である。
図5は、実施例1の変形例1に係る増幅器のブロック図である。
図6は、比較例1に係る増幅器のブロック図である。
図7は、比較例2に係る増幅器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプと、前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器と、前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプと、前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプと、前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、を備える第1増幅回路と、前記第1増幅回路の前記出力信号を増幅する第2増幅回路と、を備える増幅器である。ハイブリッドカプラを用いることで、第1増幅回路から第2増幅回路を見た負荷変動に対する耐性を増大できる。また、効率を高くできる。よって、特性を向上できる。
(2)上記(1)において、前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプは、A級またはAB級動作するアンプであってもよい。これにより、線形性および効率を向上できる。
(3)上記(1)または(2)において、前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプの入力バイアス電圧は互いに同じであってもよい。これにより、バイアス電圧の個数を少なくできる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第2増幅回路は、A級またはAB級動作する第1アンプと、前記第1アンプと並列に接続されたC級動作する第2アンプと、を備えてもよい。これにより、第1増幅回路から第2増幅回路を見た負荷変動が大きくなるが、負荷変動の耐性を向上できる。
(5)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第2増幅回路は、LMBAまたはドハティ増幅回路であってもよい。これにより、第1増幅回路から第2増幅回路を見た負荷変動が大きくなるが、負荷変動の耐性を向上できる。
(6)上記(1)において、前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプは、A級またはAB級動作するアンプであり、前記第2増幅回路は、LMBAまたはドハティ増幅回路であってもよい。これにより、第1増幅回路から第2増幅回路を見た負荷変動が大きくなるが、負荷変動の耐性を向上できる。
(7)上記(1)から(6)において、前記ハイブリッドカプラはブランチラインカプラであってもよい。これにより、負荷変動の耐性を向上できる。
(8)本開示の一実施形態は、入力信号を第1信号と第2信号とに分配する第1分配器と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第3信号として出力するコントロールアンプと、前記第2信号を、動作帯域の中心周波数における位相が異なる第4信号と第5信号とに分配する第2分配器と、前記第4信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第1補助アンプと、前記第5信号を増幅し、増幅した信号を第7信号として出力する第2補助アンプと、前記第6信号が入力する第1端と、前記第7信号が入力する第2端と、前記第3信号が入力する第3端と、出力信号を後段の増幅回路に出力する第4端と、を備えるハイブリッドカプラと、を備えるドライバ増幅回路である。ハイブリッドカプラを用いることで、ドライバ増幅回路から後段の増幅回路を見た負荷変動に対する耐性を増大できる。また、効率を高くできる。よって、特性を向上できる。
(9)上記(8)において、前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプは、A級またはAB級動作するアンプであってもよい。これにより、線形性および効率を向上できる。
(10)上記(8)または(9)において、前記コントロールアンプ、前記第1補助アンプおよび前記第2補助アンプの入力バイアス電圧は互いに同じであってもよい。これにより、バイアス電圧の個数を少なくできる。
(【0011】以降は省略されています)
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