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公開番号2025091257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206431
出願日2023-12-06
発明の名称茶を含む飲料
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類A23F 3/16 20060101AFI20250611BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】烏龍茶を含む新たな飲料を提供する。さらに烏龍茶を含む飲料の保管時の香味の変化を抑制する方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、青色着色料および烏龍茶を含む飲料が提供される。青色着色料としては、クチナシ青色色素、スピルリナ青色色素、アントシアニン系色素、パテントブルーV、ブリリアントブルーFCFおよびインジゴカルミンからなる群から選択される一種以上を含む。烏龍茶は、茶葉を水に対して1~10g/lの割合で抽出、浸漬または浸出して得られるものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
青色着色料および烏龍茶を含む飲料。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記青色着色料が、クチナシ青色色素、スピルリナ青色色素、アントシアニン系色素、パテントブルーV、ブリリアントブルーFCFおよびインジゴカルミンからなる群から選択される一種以上を含む、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
前記青色着色料が、クチナシ青色色素、スピルリナ青色色素、シアニジンやデルフィニジンおよびテルナチンからなる群から選択される一種以上を含む、請求項1に記載の飲料。
【請求項4】
青色着色料が0.05~15ppmの濃度で含まれる、請求項1~3のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項5】
前記クチナシ青色色素を0.05~10ppmの濃度で含む、請求項2~4のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項6】
さらに栄養性甘味料を1~15g/100mlの量で含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項7】
さらに黄色着色料を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項8】
a値が-5~0である、請求項1~7のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項9】
25-35℃、12ヶ月相当の保管試験後のa値が-3~3である、請求項1~8のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項10】
b値が10~25である、請求項1~9のいずれか一項に記載の飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、烏龍茶を含む飲料およびその製造方法等に関する。本発明はさらに烏龍茶を含む飲料の保管時の香味の変化を抑制する方法等にも関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
健康志向の高まりから、世界中で茶飲料のニーズが高まっている。茶飲料が好まれる要因の一つとして、カテキンという抗酸化作用を有するポリフェノールの一種が含まれることが挙げられる。しかし、カテキン自体は酸化しやすい化合物であり、カテキンが酸化することで赤みを帯びた色になり、かつ、香味も変化することが知られている。例えば、ペットボトルのような光透過性の容器に入れて販売される場合、紫外線等によって茶飲料中のカテキンが酸化することで茶飲料の香味が変化することがある。
【0003】
これまで、そのような茶飲料の香味の変化を抑制する対策がいくつか行われてきており、例えば、特開2007-60972号(特許文献1)では、L-アスコルビン酸2-グルコシドを添加することで茶飲料の不快味・不快臭の発生を抑制している。また、茶葉の劣化に関するものではあるが、特開2017-153443(特許文献2)では、茶葉に食料油脂成分を混合することで、風味劣化を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-60972号
特開2017-153443号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような状況の下、茶を含む新たな飲料の開発が待たれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが検討したところ、烏龍茶を含む飲料に青色着色料を含有させることで、烏龍茶を含む飲料の保管時の香味の変化を抑制することができることを知得した。本発明はこのような知見に基づくものである。
【0007】
本発明には、例えば、以下の態様の発明が含まれる。
[1]青色着色料および烏龍茶を含む飲料。
[2]前記青色着色料が、クチナシ青色色素、スピルリナ青色色素、アントシアニン系色素、パテントブルーV、ブリリアントブルーFCFおよびインジゴカルミンからなる群から選択される一種以上を含む、[1]に記載の飲料。
[3]前記青色着色料が、クチナシ青色色素、スピルリナ青色色素、シアニジンやデルフィニジンおよびテルナチンからなる群から選択される一種以上を含む、[1]に記載の飲料。
[4]青色着色料が0.05~15ppmの濃度で含まれる、[1]~[3]のいずれかに記載の飲料。
[5]前記クチナシ青色色素を0.05~10ppmの濃度で含む、[2]~[4]のいずれかに記載の飲料。
[6]さらに栄養性甘味料を1~15g/100mlの量で含む、[1]~[5]のいずれかに記載の飲料。
[7]さらに黄色着色料を含む、[1]~[6]のいずれかに記載の飲料。
[8]a値が-5~0である、[1]~[7]のいずれかに記載の飲料。
[9]25-35℃、12ヶ月相当の保管試験後のa値が-3~3である、[1]~[8]のいずれかに記載の飲料。
[10]b値が10~25である、[1]~[9]のいずれかに記載の飲料。
[11]25-35℃、12ヶ月相当の保管試験後のb値が20~35である、[1]~[10]のいずれかに記載の飲料。
[12]前記烏龍茶が、茶葉を水に対して1~10g/lの割合で抽出、浸漬または浸出して得られるものである、[1]~[11]のいずれかに記載の飲料。
[13]青色着色料を烏龍茶に添加することを含む、烏龍茶を含む飲料の保管時の香味の変化を抑制する方法。
[14]前記青色着色料が、クチナシ青色色素やスピルリナ青色色素、アントシアニン系色素、パテントブルーV、ブリリアントブルーFCFおよびインジゴカルミンからなる群から選択される一種以上を含む、[13]に記載の方法。
[15]40℃以下の温度で前記青色着色料を前記烏龍茶に添加する、[13]または[14]に記載の方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、所定期間保管後の飲料の香味のうち、茶の香り(tea aroma)、茶の風味(tea flavor)、オフノート(off note)、飲みやすさ(drinkability)および淹れたての茶の感覚(fresh brew tea feeling)からなる群から選択される1つ以上の香味の変化が抑制された飲料を提供することができる。本発明の他の一態様によれば、烏龍茶を含む飲料の上記の1つ以上の香味の保管時の変化を抑制する方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
55℃で6週間保管する前後のサンプルのL値をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルのa値をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルのb値をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルの茶の香りの官能評価結果をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルの茶の風味の官能評価結果をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルの淹れたての茶の感覚の官能評価結果をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルのオフノートの官能評価結果をまとめた図である。
55℃で6週間保管する前後のサンプルの飲みやすさの官能評価結果をまとめた図である。
45℃で12週間保管した後のサンプルのL値をまとめた図である。
45℃で12週間保管した後のサンプルのa値をまとめた図である。
45℃で12週間保管した後のサンプルのb値をまとめた図である。
45℃で12週間保管した後のサンプルの淹れたての茶の外観をまとめた図である。
45℃で12週間保管する前後のサンプルの茶の香りの官能評価結果をまとめた図である。
45℃で12週間保管する前後のサンプルの茶の風味の官能評価結果をまとめた図である。
45℃で12週間保管する前後のサンプルの茶の淹れたての茶の感覚の官能評価結果をまとめた図である。
45℃で12週間保管する前後のサンプルのオフノートの官能評価結果をまとめた図である。
45℃で12週間保管する前後のサンプルの飲みやすさの官能評価結果をまとめた図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこの実施の形態のみに限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施をすることができる。
なお、本明細書において引用した全ての文献、および公開公報、特許公報その他の特許文献は、参照として本明細書に組み込むものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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