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公開番号2025091210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206346
出願日2023-12-06
発明の名称ストレッチャブルデバイス
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250611BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】円弧部用アレイ層の内周側にクラックが発生し難いストレッチャブルデバイスを提供する。
【解決手段】ストレッチャブルデバイスは、順に積層される樹脂基材とアレイ層とを有するストレッチャブル基板を備えている。樹脂基材は、樹脂基材とアレイ層とが積層される積層方向と交差する平面方向に互いに離隔して配置された複数のボディ部と、平面方向に蛇行しながら延在し、ボディ部同士を接続する複数のヒンジと、を有している。ヒンジは、積層方向から視て円弧状の円弧部を有している。アレイ層のうち、ヒンジに積層される部分は、ヒンジ用アレイ層である。ヒンジ用アレイ層のうち、円弧部に積層される部分は、円弧状の円弧部用アレイ層である。円弧部用アレイ層の内周縁から外周縁までの幅の大きさは、円弧部の内周縁から外周縁までの幅よりも小さい。円弧部用アレイ層の内周縁は、円弧部の内周縁から円弧部の外周縁の方に離隔して配置されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
順に積層される樹脂基材とアレイ層を有するストレッチャブル基板を備え、
前記樹脂基材は、
前記樹脂基材と前記アレイ層とが積層される積層方向と交差する平面方向に互いに離隔して配置された複数のボディ部と、
前記平面方向に蛇行しながら延在し、前記ボディ部同士を接続する複数のヒンジと、
を有し、
前記ヒンジは、前記積層方向から視て円弧状の円弧部を有し、
前記アレイ層のうち、前記ヒンジに積層される部分は、ヒンジ用アレイ層であり、
前記ヒンジ用アレイ層のうち、前記円弧部に積層される部分は、円弧状の円弧部用アレイ層であり、
前記円弧部用アレイ層の内周縁から外周縁までの幅の大きさは、前記円弧部の内周縁から外周縁までの幅よりも小さく、
前記円弧部用アレイ層の内周縁は、前記円弧部の内周縁から前記円弧部の外周縁の方に離隔して配置されている
ストレッチャブルデバイス。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記円弧部用アレイ層は、前記円弧部の幅方向の中央部に配置されている
請求項1に記載のストレッチャブルデバイス。
【請求項3】
前記円弧部用アレイ層は、前記円弧部の前記内周縁より前記外周縁寄りに配置されている
請求項1に記載のストレッチャブルデバイス。
【請求項4】
前記ヒンジ用アレイ層の一端から他端までの幅方向の大きさは、一定であり、かつ前記円弧部用アレイ層の幅と同一である
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のストレッチャブルデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレッチャブルデバイスに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ストレッチャブルデバイスは、伸縮性及び可撓性に優れるストレッチャブル基板を有している。特許文献1に示すように、ストレッチャブル基板は、電気回路を含むアレイ層と、アレイ層の基材となる樹脂基材と、を有している。樹脂基材は、マトリクス状に配置されたボディ部と、ボディ部同士を接続するヒンジと、を有している。ヒンジは、複数の円弧部を有し、ミアンダ形状となっている。ストレッチャブルデバイスに引っ張り荷重が作用すると、ヒンジの円弧部が拡大する。この結果、ボディ部同士が離隔し、ストレッチャブルデバイスが伸長する。また、円弧部の変形の際、円弧部の内周側に引っ張りひずみが発生し、円弧部の外周側に圧縮ひずみが発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-158622号公報
特開2022-049511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アレイ層は、複数の絶縁層を有している。この複数の絶縁層は、ヒンジの円弧部にも積層されている。以下、アレイ層(複数の絶縁層)のうち円弧部に積層されている部分を円弧部用アレイ層と称する。絶縁層は、樹脂基材と比べて伸度が小さい。よって、アレイ層に大きな引っ張り荷重が作用すると、円弧部用アレイ層の内周側にクラックが発生し易い。
【0005】
本発明は、円弧部用アレイ層の内周側にクラックが発生し難いストレッチャブルデバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るストレッチャブルデバイスは、順に積層される樹脂基材とアレイ層とを有するストレッチャブル基板を備えている。前記樹脂基材は、前記樹脂基材と前記アレイ層とが積層される積層方向と交差する平面方向に互いに離隔して配置された複数のボディ部と、前記平面方向に蛇行しながら延在し、前記ボディ部同士を接続する複数のヒンジと、を有している。前記ヒンジは、前記積層方向から視て円弧状の円弧部を有している。前記アレイ層のうち、前記ヒンジに積層される部分は、ヒンジ用アレイ層である。前記ヒンジ用アレイ層のうち、前記円弧部に積層される部分は、円弧状の円弧部用アレイ層である。前記円弧部用アレイ層の内周縁から外周縁までの幅の大きさは、前記円弧部の内周縁から外周縁までの幅よりも小さい。前記円弧部用アレイ層の内周縁は、前記円弧部の内周縁から前記円弧部の外周縁の方に離隔して配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態1に係るストレッチャブルデバイスの模式図である。
図2は、実施形態1に係るストレッチャブルデバイスの断面を模式的に示した図であり、詳細には、図3のII-II線に沿って切った断面図である。
図3は、実施形態1の樹脂基材の一部を第1積層方向から見た拡大図である。
図4は、実施形態1の縦ヒンジを拡大した拡大図である。
図5は、実施形態1の縦ヒンジであって第1方向に引っ張り荷重が作用した場合の拡大図である。
図6は、実施形態1のボディ部に配置された荷重検出回路の各構成を模式化した模式図である。
図7は、実施形態1のホイートストンブリッジ回路を模式的に示した図である。
図8は、実施形態1に係るアレイ層を第1積層方向から拡大図である。
図9は、図8のIX-IX線矢視断面図である。
図10は、曲げ試験の第1工程を説明するための断面図である。
図11は、曲げ試験の第2工程を説明するための断面図である。
図12は、曲げ試験の第3工程を説明するための断面図である。
図13は、変形例1のアレイ層を第1積層方向から視た拡大図である。
図14は、変形例2のアレイ層を第2積層方向から視た拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示を実施するための形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示の発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の構成要素には、同一の符号を付し、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
また、本明細書及び特許請求の範囲において、ある構造体の上に他の構造体を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある構造体に接するように、直上に他の構造体を配置する場合と、ある構造体の上方に、さらに別の構造体を介して他の構造体を配置する場合との両方を含むものとする。
【0010】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るストレッチャブルデバイスの模式図である。図1に示すように、ストレッチャブルデバイス100は、平板状を成している。ストレッチャブルデバイス100は、互いに反対方向を向く表面1と裏面2(裏面2は図1で不図示。図2参照)を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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