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公開番号2025091130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206196
出願日2023-12-06
発明の名称搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/00 20060101AFI20250611BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複数のエリアに亘って移動して物品を搬送する搬送車と、複数のエリアのそれぞれを管理する制御装置とを備えた搬送設備において、搬送車の保守関連処理の周期を適切に管理することができる技術の提供が望まれる。
【解決手段】搬送車2と、保守関連処理を行う処理装置3と、複数の制御装置Hと、を備えた搬送設備1であって、複数の制御装置Hのそれぞれは、担当エリア10aに存在する搬送車2の前回の保守関連処理の実行時期を示す実行時期情報D1を、搬送車特定情報に関連付けて記憶し、実行時期情報に基づいて保守関連処理を行う周期を管理し、搬送車2は、他のエリア10に移動した場合に、移動先のエリア10を担当エリア10aとする制御装置Hに対して、自車の実行時期情報D1を通知し、制御装置Hは、通知を受けた実行時期情報D1を、当該通知を行った搬送車2の搬送車特定情報に関連付けて記憶する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数のエリアに亘って移動して物品を搬送する搬送車と、前記搬送車に対する保守に係る処理である保守関連処理を行う処理装置と、複数の前記エリアのそれぞれを管理する制御装置と、を備えた搬送設備であって、
複数の前記制御装置のそれぞれは、自身が管理する前記エリアである担当エリアに存在する前記搬送車を制御すると共に、前記担当エリアに存在する前記搬送車の前回の前記保守関連処理の実行時期を示す実行時期情報を、前記搬送車を特定する搬送車特定情報に関連付けて記憶し、前記実行時期情報に基づいて前記搬送車に対する前記保守関連処理を行う周期を管理するように構成され、
前記搬送車は、自車の前記実行時期情報を記憶する記憶部を備え、複数の前記エリアのうちの１つから他の前記エリアに移動した場合に、移動先の前記エリアを前記担当エリアとする前記制御装置に対して、前記記憶部に記憶された自車の前記実行時期情報を通知し、
前記制御装置は、通知を受けた前記実行時期情報を、当該通知を行った前記搬送車の前記搬送車特定情報に関連付けて記憶する、搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、搬送設備に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特開２０１５－１５８８１３号公報（特許文献１）には、搬送設備に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献１のものである。
【０００３】
特許文献１の搬送設備は、物品（３）を搬送する搬送車（搬送台車１）と、搬送車を制御する制御装置（地上盤５０）とを備えている。搬送車は、記憶部を備えている。この記憶部には、自車の保守関連処理に係る情報（メンテナンス履歴等を示す情報）が記憶されている。制御装置は、搬送車から通知される保守関連処理に係る情報を、搬送車のＩＤに関連付けて記憶する。従って、搬送車の保守関連処理に係る情報を制御装置で一元管理できるため、搬送車に対するメンテナンスを計画的に行い易くできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１５－１５８８１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１の搬送設備では、搬送車が移動するエリアは、１つの制御装置により管理されている。一方、例えば搬送車が複数のフロアや複数の建屋に亘って移動するような搬送設備では、複数の上記エリアのそれぞれが別の制御装置によって管理される場合もあり、そのような場合には、搬送車の保守関連処理の周期を適切に管理することが難しいという問題があった。
【０００６】
そこで、複数のエリアに亘って移動して物品を搬送する搬送車と、複数のエリアのそれぞれを管理する制御装置とを備えた搬送設備において、搬送車の保守関連処理の周期を適切に管理することができる技術の提供が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係る搬送設備は、複数のエリアに亘って移動して物品を搬送する搬送車と、前記搬送車に対する保守に係る処理である保守関連処理を行う処理装置と、複数の前記エリアのそれぞれを管理する制御装置と、を備えた搬送設備であって、
複数の前記制御装置のそれぞれは、自身が管理する前記エリアである担当エリアに存在する前記搬送車を制御すると共に、前記担当エリアに存在する前記搬送車の前回の前記保守関連処理の実行時期を示す実行時期情報を、前記搬送車を特定する搬送車特定情報に関連付けて記憶し、前記実行時期情報に基づいて前記搬送車に対する前記保守関連処理を行う周期を管理するように構成され、
前記搬送車は、自車の前記実行時期情報を記憶する記憶部を備え、複数の前記エリアのうちの１つから他の前記エリアに移動した場合に、移動先の前記エリアを前記担当エリアとする前記制御装置に対して、前記記憶部に記憶された自車の前記実行時期情報を通知し、
前記制御装置は、通知を受けた前記実行時期情報を、当該通知を行った前記搬送車の前記搬送車特定情報に関連付けて記憶する。
【０００８】
本構成によれば、複数のエリアのそれぞれにおいて、搬送車の保守関連処理を行う周期を管理できるため、搬送車に対する保守関連処理を処理装置によって適切に行うことができる。
また本構成によれば、例えば搬送車が、複数のエリアの１つから、異なる制御装置が管理する別のエリアに移動するような場合でも、移動先のエリアを管理する制御装置は、当該搬送車の実行時期情報を、当該搬送車からの通知によって容易に取得することができると共に、取得した実行時期情報を搬送車特定情報に関連付けて記憶することで、保守関連処理の周期を比較的簡素な構成で管理することができる。
このように本構成によれば、搬送車の保守関連処理の周期を適切に管理することができる。
【０００９】
搬送設備のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
搬送設備の概略構成図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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