TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025091128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206194
出願日2023-12-06
発明の名称真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 59/02 20060101AFI20250611BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】本開示は、断熱性能の低下が抑制された真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示は、ポリエステル系樹脂層と、所定の厚さを有するガス抜け防止層と、を有する、真空断熱材用外包材を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステル系樹脂層と、所定の厚さを有するガス抜け防止層と、を有する、真空断熱材用外包材。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ガス抜け防止層が無機膜を有し、前記無機膜が無機化合物膜を有し、前記ガス抜け防止層の厚さが10nm以上である、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項3】
前記ガス抜け防止層が無機膜を有し、前記無機膜が金属膜を有し、前記ガス抜け防止層の厚さが50nm以上である、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項4】
前記ガス抜け防止層がコーティング膜を有し、前記ガス抜け防止層の厚さが400nm以上である、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項5】
前記ガス抜け防止層が、2つ以上の層を有する、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項6】
前記ガス抜け防止層が、2つ以上の無機膜を有する、請求項5に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項7】
前記ガス抜け防止層が、2つ以上のコーティング膜を有し、前記無機膜と前記コーティング膜とが交互に配置されている、請求項6に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項8】
前記ポリエステル系樹脂層が、ポリエチレンテレフタレートフィルムである、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項9】
前記ガス抜け防止層の前記ポリエステル系樹脂層とは反対側の面に、熱溶着可能な層を有する、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項10】
前記真空断熱材用外包材が積層フィルムを有し、前記積層フィルムが、前記ポリエステル系樹脂層と、前記ポリエステル系樹脂層の一方の面に配置された前記ガス抜け防止層とを有する、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、物品の省エネルギー化を目的として、真空断熱材が用いられている。真空断熱材は、外包材の袋体内に芯材が配置され、上記袋体内が大気圧よりも圧力が低い真空状態に保持されている部材であり、内部の熱対流が抑制されるため、良好な断熱性能を発揮することができる。なお、真空断熱材に用いられる上記外包材のことを、真空断熱材用外包材、または単に外包材と称して説明する。
【0003】
真空断熱材用外包材においては、真空断熱材内部の真空状態を長期間保持するために、酸素や水蒸気等のガスの透過を抑制するためのガスバリア性が要求される。そのため、一般に、真空断熱材用外包材には、ガスバリアフィルムを含む構成が採用されている。例えば特許文献1には、熱溶着可能なフィルムと、上記熱溶着可能なフィルムの第1の主面側に位置し、金属または無機化合物からなるガスバリア膜を少なくとも有するガスバリアフィルムを1つ以上と、を含む真空断熱材用外包材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-210958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の真空断熱材用外包材においては、ガスバリアフィルムの基材として、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが好適に用いられている。PETフィルムは、安価であり、高い機械強度を有し、さらに耐熱性も高い。これらの特性は、基材上にガスバリア層を形成する過程での加工性の高さにつながるため、高いガスバリア性を有するガスバリアフィルムを製造しやすい。また、真空断熱材用外包材に適用した場合にも強靭さは利点となる。
【0006】
一方、本願の発明者は、PETフィルムを有するガスバリアフィルムを真空断熱材用外包材に適用すると、真空断熱材の熱伝導率が高くなり、断熱性能が低下する問題が生じることを新たに知見した。
【0007】
本開示は、上記問題に鑑みてなされた発明であり、断熱性能の低下が抑制された真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態は、ポリエステル系樹脂層と、所定の厚さを有するガス抜け防止層と、を有する、真空断熱材用外包材を提供する。
【0009】
本開示の他の実施形態は、芯材と、上記芯材が封入された外包材とを有する真空断熱材であって、上記外包材が、上述の真空断熱材用外包材である、真空断熱材を提供する。
【0010】
本開示の他の実施形態は、熱絶縁領域を有する物品および真空断熱材を備える真空断熱材付き物品であって、上記真空断熱材は、芯材と、上記芯材が封入された外包材とを有し、上記外包材が、上述の真空断熱材用外包材である、真空断熱材付き物品を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

大日本印刷株式会社
対話システム、端末及びプログラム
2日前
大日本印刷株式会社
サーバ装置、情報処理方法及びプログラム
1日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
3日前
大日本印刷株式会社
金属板及びその製造方法、並びに、メタルマスクの製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
1日前
大日本印刷株式会社
光学積層体、並びに、それを用いた偏光板、表面板及び画像表示装置
1日前
個人
流路体
6か月前
個人
ホース保持具
3か月前
個人
トーションバー
3か月前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
固着具と成形品部材
6か月前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
24日前
個人
地震の揺れ回避装置
2日前
株式会社オンダ製作所
継手
5か月前
株式会社アイシン
駆動装置
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
19日前
株式会社三協丸筒
枠体
4か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
19日前
個人
ベルトテンショナ
4か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
5か月前
株式会社ミクニ
弁装置
5か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
5か月前
株式会社ナジコ
自在継手
5か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
続きを見る