TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025091106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206113
出願日2023-12-06
発明の名称現像装置及び画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250611BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像容器内のトナー量を適正に維持することが可能な現像装置を提供する。
【解決手段】現像装置40は、現像容器50と、第1搬送部材42及び第2搬送部材43と、現像ローラー44と、トナー濃度センサー46と、を備える。第1搬送部材42及び第2搬送部材43は、現像容器50の第1搬送室52及び第2搬送室53のそれぞれに回転可能に支持され、互いに現像容器50の長手方向の反対方向に現像剤を攪拌しながら搬送して循環させる。第1搬送部材42は、回転軸42aと、螺旋状に形成された第1搬送羽根42bと、を有する。第1搬送羽根42bは、トナー濃度センサー46との対向領域において部分的に切除された切除部42cを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
並列配置されて長手方向両端部で互いに連通された第1搬送室及び第2搬送室を有し、像担持体に供給するトナーを含む現像剤を収容する現像容器と、
前記第1搬送室及び前記第2搬送室のそれぞれに回転可能に支持され、互いに前記長手方向の反対方向に前記現像剤を攪拌しながら搬送して循環させる第1搬送部材及び第2搬送部材と、
前記像担持体と対向して前記現像容器に回転可能に支持され、前記第2搬送室内の前記トナーを前記像担持体に供給する現像剤担持体と、
前記現像容器の前記長手方向に沿った壁部に、前記第1搬送部材または前記第2搬送部材と対向配置され、前記現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度センサーと、
を備え、
前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材は、前記現像容器の前記長手方向に沿って延びる回転軸と、前記回転軸の外周部に螺旋状に形成された搬送羽根と、を有し、
前記搬送羽根は、前記トナー濃度センサーとの対向領域において部分的に切除された切除部を有することを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材は、複数条の前記搬送羽根を有し、
前記切除部は、複数条の前記搬送羽根のうち少なくとも1つに形成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記切除部は、前記現像容器の前記長手方向に対して前記トナー濃度センサーの長さの1.5倍以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記切除部において前記回転軸に固定され、前記トナー濃度センサーと対向する前記現像剤を移動させるスクレーパーを備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記切除部において前記回転軸に形成され、前記スクレーパーを保持する保持部を備え、
前記保持部は、前記回転軸の周方向両端部において前記回転軸の径方向に延び、前記切除部の周方向の端縁に配置された周端面を有することを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項6】
前記現像剤は、磁性キャリアと前記トナーとを含む二成分現像剤であり、
前記現像容器は、
前記現像容器内に前記現像剤を補給する現像剤補給口と、
前記第2搬送室の現像剤搬送方向に対して前記第2搬送室の下流側端部に形成され、前記現像容器内の余剰の前記現像剤を外部に排出する現像剤排出口と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラム等の像担持体の外周面に形成した静電潜像にトナーを供給して現像することで、後に用紙に転写されるトナー像を形成する装置が広く利用されている。画像形成装置は、均一な画像を継続して形成するために、現像容器内に収容したトナーを含む現像剤を、現像容器内において攪拌しながら搬送している。また、好適な画像形成を実現するために、現像容器には、現像容器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサーが設けられている。
【0003】
特許文献1で開示された従来の現像装置は、回転軸の周囲に螺旋状に形成された複数条の羽根を有し、現像剤を搬送する搬送スクリューを備える。また、当該現像装置は、現像容器内のトナー濃度を検出するトナー濃度センサーとしてインダクタンスセンサーを備える。これにより、トナー濃度を測定することで、現像装置内のトナーの過不足や補給現像剤の循環周期など様々な情報を得ることができ、均一なトナー像を形成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-80328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、搬送スクリューの回転速度を上昇させる、螺旋羽根の条数を増加するなど行うことにより、現像容器内における現像剤の搬送速度が増加させると、現像剤の重量が変動した場合のトナー濃度(検出値)が不安定になる虞があることに課題があった。トナー濃度の検出値が不安定になることで、現像容器内のトナー量を適正に維持することができず、好適な画像形成を実現できなくなることが懸念された。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、現像容器内におけるトナー量を適正に維持することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明の現像装置は、現像容器と、第1搬送部材及び第2搬送部材と、現像剤担持体と、トナー濃度センサーと、を備える。前記現像容器は、並列配置されて長手方向両端部で互いに連通された第1搬送室及び第2搬送室を有し、像担持体に供給するトナーを含む現像剤を収容する。前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材は、前記第1搬送室及び前記第2搬送室のそれぞれに回転可能に支持され、互いに前記長手方向の反対方向に前記現像剤を攪拌しながら搬送して循環させる。前記現像剤担持体は、前記像担持体と対向して前記現像容器に回転可能に支持され、前記第2搬送室内の前記トナーを前記像担持体に供給する。前記トナー濃度センサーは、前記現像容器の前記長手方向に沿った壁部に、前記第1搬送部材または前記第2搬送部材と対向配置され、前記現像剤中のトナー濃度を検出する。前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材は、前記現像容器の前記長手方向に沿って延びる回転軸と、前記回転軸の外周部に螺旋状に形成された搬送羽根と、を有する。前記搬送羽根は、前記トナー濃度センサーとの対向領域において部分的に切除された切除部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の構成によれば、搬送羽根がトナー濃度センサーとの対向領域において切除部を有することで、現像剤の搬送速度が増加しても、トナー濃度センサーの近傍において現像剤が滞留し易くなる。これにより、トナー濃度の検出値を安定させることができ、現像容器内におけるトナー量を適正に維持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略断面正面図である。
図1の画像形成装置の画像形成部周辺の概略断面正面図である。
図2の画像形成部の現像装置の水平断面平面図である。
図3の現像装置の第1搬送部材の部分側面図である。
図4の反対側から見た第1搬送部材の部分側面図である。
図4の第1搬送部材の部分斜視図である。
実施例及び比較例の現像装置における現像剤中のキャリアに対するトナーの混合比率(T / C)の推移を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
監視用カメラ
21日前
株式会社リコー
撮影装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
23日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社イノン
接写補助装置
23日前
株式会社リコー
画像投射装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
24日前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
14日前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
14日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
8日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
個人
モニター付撮影機器の日よけカバー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成制御装置
2か月前
個人
露光装置、及び露光方法
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器、遮光装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
投影装置
1か月前
続きを見る