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公開番号
2025090753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025039445,2023501526
出願日
2025-03-12,2022-11-07
発明の名称
霧化カップ及び霧化吸入投与におけるその使用
出願人
個人
,
CANSINO BIOLOGICS INC.
,
スタンフォード・デバイシズ・リミテッド
代理人
個人
主分類
A61M
11/00 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】呼吸器系疾患を予防及び/又は治療する薬物(例えばSARS-CoV-2ワクチン)の霧化吸入投与用の霧化カップ及びその使用方法を提供する。
【解決手段】霧化カップは、帯電防止剤を添加すると一定時間内に薬物エアロゾルの安定性を効果的に維持することができ、粒子径の状態を安定的にし、カップ内の薬物残留が少なく、有効な吸入可能量を確保し、簡単かつ簡便に投与することができ、接種効率を明らかに向上させることができ、大規模な接種に適用できる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
霧化カップであって、
カップ本体とカップ蓋を含み、前記カップ本体はプラスチック材質であり、前記カップ本体には帯電防止剤が添加されていることを特徴とする霧化カップ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記カップ本体に添加される帯電防止剤の含有量が0.03質量%~10質量%、好ましくは0.05~5質量%であることを特徴とする請求項1に記載の霧化カップ。
【請求項3】
前記カップ本体の材質は、ポリプロピレン(PP)、ポリ乳酸(PLA)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)から選択される透明プラスチックであることを特徴とする請求項1に記載の霧化カップ。
【請求項4】
前記カップ蓋の材質は、ポリプロピレン(PP)、ポリ乳酸(PLA)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)から選択されるプラスチックであることを特徴とする請求項1に記載の霧化カップ。
【請求項5】
前記カップ蓋には帯電防止剤が添加されており、前記カップ蓋に添加される帯電防止剤の含有量が0.03質量%~10質量%、好ましくは0.05~5質量%であることを特徴とする請求項1に記載の霧化カップ。
【請求項6】
前記カップ蓋にはミスト吸入口及び吸引ノズルが開けられることを特徴とする請求項1に記載の霧化カップ。
【請求項7】
前記帯電防止剤はアニオン型帯電防止剤、両性イオン型帯電防止剤、ノニオン型帯電防止剤及び高分子型帯電防止剤から選択される1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の霧化カップ。
【請求項8】
前記アニオン型帯電防止剤は、アルキルスルホン酸塩類、リン酸アルキル類、無水マレイン酸と他の単量体との共重合体塩類、ポリアクリル酸塩及びポリスチレンスルホン酸塩から選択される1種又は2種以上の組み合わせであり、前記両性イオン型帯電防止剤は両性アルキルイミダゾリン塩及び/又はアルキルアミノ酸であり、前記ノニオン型帯電防止剤は脂肪酸多価アルコールエステル及び/又はポリオキシエチレン付加物であり、前記高分子型帯電防止剤はポリオキシエチレン脂肪エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル及びポリアクリル酸誘導体から選択される1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とする請求項7に記載の霧化カップ。
【請求項9】
前記ノニオン型帯電防止剤は脂肪アルコールポリオキシエチレンエーテル、アルキルフェノールポリオキシエチレンエーテル及びグリセリンモノ脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上の組み合わせであり、前記両性イオン型帯電防止剤はアルキルジカルボキシメチルアンモニウムエチルラクトン及び/又はドデシルジメチルベタインであり、前記高分子型帯電防止剤はエチレンジアミンのエチレンオキシドプロピレンオキサイド加成物、ポリ4-ビニルピリジン型ポリ石鹸、オクチルスチレン及びスチレンスルホン酸共重合型ポリ石鹸から選択される1種又は2種以上の組み合わせであることを特徴とする請求項8に記載の霧化カップ。
【請求項10】
前記霧化カップの容積が300~800ml、好ましくは500mlであることを特徴とする請求項1に記載の霧化カップ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は生物医薬の技術分野に関し、具体的には、霧化カップ及び霧化吸入投与におけるその使用、特に呼吸器系疾患を予防及び/又は治療する薬物(例えばSARS-CoV-2ワクチン)の霧化吸入投与におけるその使用に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、呼吸器疾患の一つの治療方式は霧化器を利用して薬液を微細な霧滴に分散し、患者の鼻や口を通って吸入する霧化吸入投与であり、霧化した薬物は標的器官に直接作用し、薬物の局部濃度を高め、治療効果を達成することができる。霧化吸入は細気管支炎、喘息性気管支炎、気管支喘息、急性・慢性気管支炎、急性喉頭炎、急性肺炎などに非常に良い治療効果がある。
【0003】
霧化吸入式ワクチンは霧化吸入によって免疫するワクチンで、いわゆる霧化吸入免疫とは、霧化器によってワクチンを微粒子に霧化し、呼吸によって吸入する方式で、これらの微粒子が気道と肺に入り、粘膜免疫を引き出すことである。
【0004】
この霧化吸入治療と免疫を実現する設備や装置は治療と免疫の実施と品質にとって非常に重要で、研究開発者から大きな注目を集めている。従来技術で既存の霧化投与装置は主に霧化しながら吸入する方式で薬物を投与し、投与前に被験者に指導を行う必要があり、児童、さらには多くの成人はよく吸入投与と自己呼吸の頻度制御が不適切であるため、薬物ミストの吸入と吸収に大きく影響し、これは免疫接種に対して非常に不利である。また、免疫接種については、交差感染を防ぐため、被験者に吸入させるための装置は使用後に消毒処理や廃棄処理を行うことが求められている。大規模な接種の必要性に鑑みて、コストを抑えつつ交差感染を防止することができ、吸入接種効率の高い霧化投与装置を提供することが急務の課題である。
【0005】
また、霧化カップを用いて霧化吸入を行う場合に、霧化された薬液ミストは静電気の作用によりカップ壁で液化して液滴となりやすく、人体に正常に吸引されない。そのため、薬液ミストの液化残留を防止するために、静電気に抵抗して霧化カップに帯電防止剤を追加する必要があり、ただし、帯電防止剤の使用量も薬液ミストに大きな影響を与え、帯電防止剤の含有量が少ない場合に、薬液ミストの堆積が多く、残留量が大きく、帯電防止剤の含有量が多い場合に、カップ本体の成形、触感や霧化後の薬液ミストの有効量に悪影響を及ぼす可能性がある。そのため、薬液霧化の有効性を確保するために適切な帯電防止剤や最適な帯電防止剤及び含有量を見つけることが急務となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術の欠点を克服するために、本発明は、霧化器で発生させた薬物ミストを収集して収容し、被験者に吸入させ、治療や免疫などの効果がある霧化カップ及びその使用を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様では、カップ本体とカップ蓋を含み、カップ本体に帯電防止剤が添加されている霧化カップを提供する。
【0008】
具体的には、カップ蓋にも帯電防止剤が添加されている。
【0009】
具体的には、帯電防止剤はアニオン型帯電防止剤(例えばアルキルスルホン酸塩類、リン酸アルキル類、無水マレイン酸と他の単量体との共重合体塩類、ポリアクリル酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩)、両性イオン型帯電防止剤(例えば両性アルキルイミダゾリン塩、アルキルアミノ酸)、ノニオン型帯電防止剤(例えば脂肪酸多価アルコールエステル(例えばグリセリル脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル)、ポリオキシエチレン付加物(例えばポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミンなど)、高分子型帯電防止剤(例えばポリオキシエチレン脂肪エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリアクリル酸誘導体)及び複合型帯電防止剤のうちの1種又は2種以上の組み合わせ、特にノニオン型帯電防止剤及び/又は高分子型帯電防止剤であってもよい。
【0010】
さらに、ノニオン型帯電防止剤は、好ましくは、脂肪アルコールポリオキシエチレンエーテル、アルキルフェノールポリオキシエチレンエーテル、グリセリンモノ脂肪酸エステルのうちの1種又は2種以上の組み合わせであり、両性イオン型帯電防止剤は、好ましくは、アルキルジカルボキシメチルアンモニウムエチルラクトン及び/又はドデシルジメチルベタインであり、高分子型帯電防止剤は、好ましくは、エチレンジアミンのエチレンオキシドプロピレンオキサイド加成物、ポリ4-ビニルピリジン型ポリ石鹸、オクチルスチレン及びスチレンスルホン酸共重合型ポリ石鹸のうちの1種又は2種以上の組み合わせである。
(【0011】以降は省略されています)
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