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公開番号
2025090706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025037619,2023538795
出願日
2025-03-10,2021-12-19
発明の名称
ペットフード組成物
出願人
ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
代理人
弁理士法人山崎国際特許事務所
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個人
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個人
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主分類
A23K
20/142 20160101AFI20250610BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】炎症性腸疾患(IBD)は、動物にとって生存上の脅威となりうる。IBDに関連するタンパク質喪失性腸症は、腸障壁の分解を介して内因性止血アルブミンおよび免疫グロブリンの喪失をもたらす。したがって、例えば、動物の血中タンパク質を増加させること、健康に関連するバイオマーカーを増加させること、および/または腸マイクロバイオームを改変することによって、IBDを患う動物に有益に影響を与えうるペットフード組成物を提供することが望ましい。
【解決手段】ペットフード組成物の総重量に基づいて、約7重量%以上の量で存在するリジン、ベタイン、およびグルタミン酸および/またはそれらの塩を含むアミノ酸成分と、ペットフード組成物の総重量に基づいて、約3.3重量%以上の6~12個の炭素の脂肪族末端を有する脂肪酸および/またはオメガ3脂肪酸を含む脂肪酸成分と、を含む、ペットフード組成物を提供する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
ペットフード組成物であって、
前記ペットフード組成物の総重量に基づいて、約7重量%以上のリジン、ベタイン、およびグルタミン酸および/またはそれらの塩を含むアミノ酸成分であって、前記アミノ酸成分が約2重量%~約3.3重量%のリジン、約0.4重量%~約0.6重量%のベタイン、および約3重量%~約4.6重量%のグルタミン酸を含む、アミノ酸成分と、
前記ペットフード組成物の総重量に基づいて、約3重量%以上の6~12個の炭素の脂肪族末端を有する脂肪酸を含む脂肪酸成分と、 および前記ペットフード組成物の総重量に基づいて、約0.4重量%以上のオメガ3 C18脂肪酸と、を含む、ペットフード組成物。
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年12月22日に出願された米国仮特許出願第63/129,146号の優先権の利益を主張するものであり、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,700 文字)
【0002】
炎症性腸疾患(IBD)は、動物にとって生存上の脅威となりうる(Schmitz et al.,J Vet Intern Med.,2019,Sep;33(5):2005-2013)。IBDに関連するタンパク質喪失性腸症は、腸障壁の分解を介して内因性止血アルブミンおよび免疫グロブリンの喪失をもたらす(Allenspach et al.,J Vet Intern Med.,2018,May;32(3):1026-1032)。かかる喪失に対する治療選択肢は限られている。血中タンパク質状態を増加させる食物療法は、かかる動物に対して潜在的な臨床的価値を有する。
【0003】
IBDに罹患しているイヌは、食欲の低下を呈し、それゆえ、適切なタンパク質およびエネルギー摂取量を達成するのに苦労する場合がある。食物アレルギーまたはIBD由来の慢性胃腸炎を有するイヌの多くの例では、タンパク質が比較的少ない治療用食品が、忍容性良好であり、結腸内腐敗または腸内毒素症などの胃腸障害をもたらさないレベルのタンパク質を含有するため、しばしば推奨され、使用される。しかしながら、より高いレベルのタンパク質を有する食品組成物を提供できることが有益でありうる。より高いレベルのタンパク質を有する製剤は、推奨量よりも少ない食物消費の状況でも、適切なタンパク質摂取量を可能にしうる。
【0004】
したがって、例えば、動物の血中タンパク質を増加させること、健康に関連するバイオマーカーを増加させること、および/または腸マイクロバイオームを改変することによって、IBDを患う動物に有益に影響を与えうるペットフード組成物を提供することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【0005】
この概要は、本開示の一つ以上の実施の一部の態様の簡略化された要約を単に紹介することを意図するものである。本開示が適用可能であるさらなる範囲は、本明細書で以下に提供される「発明を実施するための形態」から明らかになるであろう。本概要は広範な概説ではなく、本教示の鍵となる要素または重要な要素を特定することも意図しておらず、本開示の範囲を説明することも意図していない。むしろ、その目的は、以下の「発明を実施するための形態」の前置きとして、一つ以上の概念を簡略化された形式で提示することにすぎない。
【0006】
出願人は、ペットフード組成物の中で特定の成分を利用することが、効果的な健康上の利益をもたらすことを発見した。一態様では、健康上の利益は、動物の除脂肪量を増加させることであってもよい。別の態様では、健康上の利益は、肥満動物の除脂肪量を増加させることであってもよい。別の態様では、健康上の利益は、イヌの除脂肪量を増加させることであってもよい。したがって、一態様では、本発明は、可溶性繊維および特定の質量比のリノレン酸対総18炭素ポリ不飽和脂肪酸を含むペットフード組成物である。
【0007】
少なくとも一つの実施形態では、本発明は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約7%以上の総量で存在するリジン、ベタイン、およびグルタミン酸、ならびにペットフード組成物の重量に基づいて、約3.3%以上の総量で存在するC8脂肪酸、C10脂肪酸、およびオメガ3 C18脂肪酸を含む、ペットフード組成物を対象とする。特定の実施形態では、リジン、ベタイン、およびグルタミン酸の重量比は、約5.4:1:7.6~約6.5:1:9.1である。特定の実施形態では、リジン、ベタイン、およびグルタミン酸の重量比は約5.4:1:7.6である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、リジンの重量は約2%~約3.3%、ベタインの重量は約0.4%~約0.6%、およびグルタミン酸の重量は約3%~約4.6%である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、リジンの重量は約2.7%、ベタインの重量は約0.5%、およびグルタミン酸の重量は約3.8%である。特定の実施形態では、C8脂肪酸、C10脂肪酸、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量比は、約2.21:1.86:1~約2.65:2.23:1である。特定の実施形態では、C8脂肪酸、C10脂肪酸、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量比は、約2.21:1.86:1である。
特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、C8脂肪酸の重量は約1.15%~約1.73%、C10脂肪酸の重量は約0.97%~約1.45%、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量は約0.52%~約0.78%である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、C8脂肪酸の重量は約1.44%、C10脂肪酸の重量は約1.21%、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量は約0.65%である。特定の実施形態では、組成物は、亜麻、柑橘パルプ、ビートパルプ、およびクランベリーの搾りかすをさらに含む。特定の実施形態では、亜麻、柑橘パルプ、ビートパルプ、およびクランベリーの搾りかすは、ペットフード組成物の重量に基づいて、約6%以上の総量で存在する。特定の実施形態では、亜麻、柑橘パルプ、ビートパルプ、およびクランベリーの搾りかすの重量比は約2:1.5:1.5:1~約2.4:1.8:1.8:1である。特定の実施形態では、亜麻、柑橘パルプ、ビートパルプ、およびクランベリーの搾りかすの重量比は約2:1.5:1.5:1である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、亜麻の重量は約1.6%~約2.4%、柑橘パルプの重量は約1.2%~約1.8%、ビートパルプの重量は約1.2%~約1.8%、およびクランベリーの搾りかすの重量は約0.8%~約1.2%である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、亜麻の重量は約2%、柑橘パルプの重量は約1.5%、ビートパルプの重量は約1.5%、およびクランベリーの搾りかすの重量は約1.0%である。
【0008】
さらなる実施形態において、本発明は、コンパニオンアニマルにおいて腸マイクロバイオーム腐敗を治療、予防、または改善するための方法を対象とし、有効量の本明細書に記載のいずれか一つの実施形態による組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに給餌することを含む。特定の実施形態では、コンパニオンアニマルは、イヌである。
【0009】
他の実施形態では、本発明は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約7%の以上の総量で存在するリジン、ベタイン、およびグルタミン酸と、ペットフード組成物の重量に基づいて、約3.3%以上の総量で存在するC8脂肪酸、C10脂肪酸、およびオメガ3 C18脂肪酸と、ペットフード組成物の重量に基づいて、約6%以上の総量で存在する亜麻、柑橘パルプ、ビートパルプ、およびクランベリーの搾りかすと、を含む腸マイクロバイオーム腐敗を緩和するペットフード組成物を対象とする。特定の実施形態では、リジン、ベタイン、およびグルタミン酸の重量比は、約5.4:1:7.6~約6.5:1:9.1である。特定の実施形態では、リジン、ベタイン、およびグルタミン酸の重量比は約5.4:1:7.6である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、リジンの重量は約2%~約3.3%、ベタインの重量は約0.4%~約0.6%、およびグルタミン酸の重量は約3%~約4.6%である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、リジンの重量は約2.7%、ベタインの重量は約0.5%、およびグルタミン酸の重量は約3.8%である。特定の実施形態では、C8脂肪酸、C10脂肪酸、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量比は、約2.21:1.86:1~約2.65:2.23:1である。特定の実施形態では、C8脂肪酸、C10脂肪酸、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量比は、約2.21:1.86:1である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、C8脂肪酸の重量は約1.15%~約1.73%、C10脂肪酸の重量は約0.97%~約1.45%、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量は約0.52%~約0.78%である。特定の実施形態では、ペットフード組成物の重量に基づいて、C8脂肪酸の重量は約1.44%、C10脂肪酸の重量は約1.21%、およびオメガ3 C18脂肪酸の重量は約0.65%である。
【0010】
さらなる実施形態において、本発明は、コンパニオンアニマルにおいて腸マイクロバイオーム腐敗を緩和するための方法を対象とし、有効量の本明細書に記載の実施形態のいずれか一つによる組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに給餌することを含む。特定の実施形態では、コンパニオンアニマルは、イヌである。
(【0011】以降は省略されています)
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