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公開番号
2025090638
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025032508,2022526330
出願日
2025-03-03,2020-11-05
発明の名称
MrgprX2アンタゴニストおよびその使用
出願人
デルミラ インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
213/75 20060101AFI20250610BHJP(有機化学)
要約
【課題】アトピー性皮膚炎(AD)などの炎症状態の治療のための化合物、該化合物を含む組成物、及び炎症性障害を治療する方法を提供する。
【解決手段】本開示は、炎症性障害、例えば、皮膚の炎症性障害の治療におけるMrgprX2アンタゴニストの使用を対象とし、MrgprX2アンタゴニストである化合物として下記式Iを有する化合物を提供する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025090638000180.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">38</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">128</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、Qは複素環の一部としての窒素原子もしくは有機基で置換された窒素原子、G1~G5はそれぞれ独立して窒素原子または置換された炭素原子を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の式Iを有する化合物であって、
TIFF
2025090638000178.tif
33
128
式中、
Qが、
TIFF
2025090638000179.tif
38
128
であり、
Zが、-C(=O)-(CR
20
R
21
)
n
または-S(=O)
2
-であり、
R
1
が、HまたはC
1-3
アルキルであり、
nが、0または1であり、
各R
20
およびR
21
が、独立して、HまたはC
1-3
アルキルであり、
G
1
、G
2
、G
3
、G
4
およびG
5
が、それぞれ独立して、Nまたは-C-L
1
-M
1
であり、ただし、G
1
、G
2
、G
3
、G
4
およびG
5
のうちの少なくとも1つがNであり、
各L
1
が、独立して、結合、O、-C(=O)、-C(=O)-NH-、-CH
2
- -O-(CH
2
)
w
-(ここで、wは、1、2もしくは3である)、または-N(R
90
)-であり、あるいは隣接する炭素原子上の任意の2つのL
1
-M基が、一緒になって、式-O-(CH
2
)
v
-O-(ここで、vは、1または2である)の基を形成し得、
各R
90
が、独立して、HまたはC
1-3
アルキルであり、
各M
1
が、独立して、H、-OH、ハロゲン、シアノ、C
6-10
アリール;N、O、およびSから独立して選択される1~3つの環ヘテロ原子を有する5~10員ヘテロアリール;C
1-6
アルキル;C
3-6
シクロアルキル:-NR
50
R
51
;N、O、およびSから独立して選択される1~3つの環ヘテロ原子を有する4~10員ヘテロシクロアルキルであり、ここで、前記各C
6-10
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
G
1
が、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
G
2
が、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
G
1
およびG
4
が、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
G
1
およびG
2
が、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
G
1
およびG
5
が、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
G
3
が、-C-L
1
-M
1
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
G
4
が、-C-L
1
-M
1
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
G
2
が、-C-L
1
-M
1
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
L
1
が、Oである、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年11月5日出願の米国仮出願第62/931,174号、2019年11月6日出願の同第62/931,627号、および2020年6月30日出願の同第63/046,476号の優先権および恩典を主張し、それらの各々の内容は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
アトピー性皮膚炎(AD)は、最も一般的な炎症性皮膚疾患であり、米国の成人における全体的な罹患率は6%であり、罹患率は、世界中の成人のうちの1~3%および小児のうちの15~20%である。1780万人のアメリカ人がADを患っている。疾患の発症は、典型的には小児期であり、皮膚の症状は、患者のうちの60%では1歳までに見られる。臨床症状は、紅斑性丘疹および斑点、滲出物、痂皮、低色素沈着、および苔癬化である。しかしながら、ADの特徴的な症状は、6週間以上続く強い慢性的なかゆみである。AD患者における慢性的なかゆみの罹患率が高いにもかかわらず、良好な安全性プロファイルを有する入手可能な有効な第一選択治療は存在しない。かゆみは、睡眠障害を含め、これらの患者の生活の質に有意な影響を有し、究極的には職場または学校でのパフォーマンスの低下をもたらす。小児における健康に関連する生活の質は、疾患の重症度と逆相関する。夜間の持続する掻痒によって、睡眠は影響を受ける。
【0003】
その鎮静効果に起因して経口抗ヒスタミンは、掻痒を直接変化させることのない軽度の症状緩和を提供する。局所カルシニューリン阻害剤(TCI)ならびに局所コルチコステロイド(TCS)は、掻痒を低減するのに役立ち得る。しかしながら、副作用(TCSの場合は皮膚萎縮、低色素沈着、および毛細血管拡張症、ならびに皮膚がん悪性腫瘍に関するTCIについてのブラックボックス警告)により、それらは特に幼児の慢性使用には好ましくない治療選択肢となる。したがって、かゆみに対する新しい治療選択肢を見出すという医学的な需要は、患者およびその家族間において非常に高い。加えて、慢性的なかゆみの緩和は、かゆみと掻破の悪循環を妨害し、これは、皮膚バリアの改善などの二次的な有益な効果を有し、皮膚病変および紅斑の改善をもたらし得る。
【0004】
ADにおける慢性的なかゆみの治癒および有効な治療の両方を見出すことが、重大な課題である。ヒスタミンは、ADにおける主要な起痒物質ではなく、したがって、ヒスタミン遮断剤は、特に夜間のかゆみに対してのみ、鎮静効果を通じて、AD患者において作用する。AD患者の免疫細胞および皮膚細胞から放出され、GPCRに作用するプロテアーゼが、ADにおける主要な起痒性寄与因子として調査されている。カテプシンSは、炎症促進性が高く、かゆみを引き起こすプロテアーゼとして文献に記載されている。カテプシンSの過剰発現によって、重度の慢性的なかゆみを有するマウスにおいてAD表現型が生じる。最近、あるグループは、カテプシンSがMrgprX2を介してかゆみを誘発することを報告した。それにもかかわらず、ADにおける主要なかゆみメディエーターに関する知識は限定的であるが、いくつかは、ある役割を果たすと同定されかつ想定されている。
【0005】
別の起痒性神経ペプチドは、神経細胞および非神経皮膚細胞によって放出されるサブスタンスPであり、炎症促進性であり、また起痒物質として作用する血管活性神経ペプチドである。したがって、その同族受容体NK1を標的とすることは、理想的な治療アプローチと見なされ、アプレピタントを用いて行われている。しかしながら、マウスにおける前臨床データにもかかわらず、NK1Rアンタゴニストであるアプレピタントは、ヒトにおけるかゆみを有意に遮断することができなかった。
【0006】
MrgprX2は、様々な掻痒メディエーターへの見境のないリガンド結合特性に起因して、有望な標的である。ADの発症機序に関連するプレーヤーとして既知であるかまたは推測される複数の掻痒メディエーターは、同族受容体ではなくMrgprX受容体に結合すると考えられている。
【0007】
ADおよびその症状に対する有効な治療に対する需要は、満たされていない。本発明は、満たされていない需要、ならびに他の重要な目的を対象とする。
【発明の概要】
【0008】
概要
MrgprX2アンタゴニストを含む組成物、およびADなどの炎症状態の治療のためのMrgprX2アンタゴニストを使用するための方法が、本明細書に記載される。
【0009】
したがって、第1の態様では、本開示は、MrgprX2アンタゴニストである化合物を提供する。
【0010】
第2の態様では、本開示は、MrgprX2アンタゴニストと、薬学的に許容される賦形剤とを含む、組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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