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公開番号
2025090320
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205493
出願日
2023-12-05
発明の名称
電池パック
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
H01M
50/271 20210101AFI20250610BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】解体しやすい電池パックを提供すること。
【解決手段】電池パック1、2のケース20は、ロアケース30とアッパーケース40とを有している。ロアケース30は、底部31を有するとともに、上側に開口部33を有する。アッパーケース40は、ロアケース30の開口部33を塞いでいる。ロアケース30とアッパーケース40とは、接着剤60によって接着されている。アッパーケース40は、内外を貫通する貫通孔45が形成されているとともに、貫通孔45を塞ぐコネクタ部品50を有している。コネクタ部品50は、ケース20の外部から取り外しできる。接着剤60は、特定の光が当たることで接着力が低下する性質のものである。接着剤60は、ケース20の内部空間21に露出する露出箇所61を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルを含む電池スタックと、内部空間に前記電池スタックを収容するケースとを備え、
前記ケースは、
底部を有するとともに上側に開口部を有する第1ケース部品と、前記第1ケース部品の前記開口部を塞ぐ第2ケース部品とを有し、
前記第1ケース部品と前記第2ケース部品とが接着剤によって接着されており、
前記第1ケース部品または前記第2ケース部品のどちらかの部品は、内外を貫通する貫通孔が形成されているとともに、前記貫通孔を塞ぐ蓋部を有し、
前記蓋部は、前記ケースの外部から取り外しできるものであり、
前記接着剤は、
特定の光および特定の液体の一方が当たることで接着力が低下する性質のものであり、
前記ケースの内部空間に露出する露出箇所を有する電池パック。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電池パックであって、
前記蓋部が取り外された状態では、前記ケースの内部空間を前記貫通孔から前記接着剤の前記露出箇所まで、前記一方を直接通過させることができる電池パック。
【請求項3】
請求項1に記載の電池パックであって、
前記ケースの内部空間には、前記一方を跳ね返すことができる跳ね返し部品が設けられており、
前記蓋部が取り外された状態では、前記ケースの内部空間を前記貫通孔から前記接着剤の前記露出箇所まで、前記跳ね返し部品の表面のうちの経由領域を経由して、前記一方を通過させることができる電池パック。
【請求項4】
請求項3に記載の電池パックであって、
前記一方は、前記光であり、
前記跳ね返し部品は、表面に、前記経由領域よりも表面粗さが大きな非経由領域を有する電池パック。
【請求項5】
請求項4に記載の電池パックであって、
前記跳ね返し部品は、前記経由領域に研磨加工が施されている電池パック。
【請求項6】
請求項4に記載の電池パックであって、
前記跳ね返し部品は、前記経由領域に、前記非経由領域よりも表面粗さが小さい反射材が設けられている電池パック。
【請求項7】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電池パックであって、
前記一方は、前記光であり、
前記第1ケース部品における前記接着剤が接着されている部分、前記第2ケース部品における前記接着剤が接着されている部分、前記蓋部はいずれも、片面に照射された前記光を、前記片面とは反対側に設けられた前記接着剤の接着力が維持される程度に遮る材質と厚みのものである電池パック。
【請求項8】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電池パックであって、
前記一方は、前記液体であり、
前記液体は、電解液以外である電池パック。
【請求項9】
請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電池パックであって、
前記貫通孔は、前記第2ケース部品に形成されている電池パック。
【請求項10】
請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電池パックであって、
前記蓋部は、コネクタ部品、または、弁体を有する弁部品である電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示技術は、複数の電池セルを含む電池スタックを、ケース内に収容してなる電池パックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電池パックは、一般的に、複数個の電池セルよりなる電池スタックを、ケース内部に収容することで構成されている。例えば、特許文献1には、電池スタックを収容するケースとして、開口部を有する箱状のロアケースと、ロアケースの開口部を塞ぐアッパーケースとにより構成されているものが開示されている。また、アッパーケースとロアケースとをボルト等のねじ部品を用いて互いに固定する様子が、図に示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-197622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電池パックのケースを構成する複数のケース部品同士を、接着剤を用いて互いに固定することが考えられる。しかし、ケース部品同士を接着剤を用いて接着した場合、接着されたケース部品同士を分離させることが困難になってしまう可能性があった。そして、解体が困難である電池パックにおいては、例えば、電池パックの修理やリサイクルが容易に行えなくなってしまう可能性があった。
【0005】
本開示技術は、解体しやすい電池パックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示技術の一態様は、複数の電池セルを含む電池スタックと、内部空間に電池スタックを収容するケースとを備え、ケースは、底部を有するとともに上側に開口部を有する第1ケース部品と、第1ケース部品の開口部を塞ぐ第2ケース部品とを有し、第1ケース部品と第2ケース部品とが接着剤によって接着されており、第1ケース部品または第2ケース部品のどちらかの部品は、内外を貫通する貫通孔が形成されているとともに、貫通孔を塞ぐ蓋部を有し、蓋部は、ケースの外部から取り外しできるものであり、接着剤は、特定の光および特定の液体の一方が当たることで接着力が低下する性質のものであり、ケースの内部空間に露出する露出箇所を有する電池パックである。
【0007】
上記態様に係る電池パックは、ケースの外部から蓋部を取り外し、蓋部により塞がれていた貫通孔の箇所から、接着剤のケースの内部空間への露出箇所へ、特定の光または特定の液体の一方を当てることが可能である。これにより、接着剤の接着力を低下させることができる。接着剤の接着力を低下させた後には、第1ケース部品と第2ケース部品とを容易に分離させることができる。よって、上記態様に係る電池パックは、容易に解体できる。
【発明の効果】
【0008】
本開示技術によれば、解体しやすい電池パックが提供されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電池パックの断面図である。
第1実施形態に係る電池パックのロアケースの平面図である。
第1実施形態に係る電池パックの接着剤に特定光を照射する様子を示す図である。
第2実施形態に係る電池パックの接着剤に特定光を照射する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示技術を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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