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公開番号2025089897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204862
出願日2023-12-04
発明の名称自動車用ドアラッチ装置
出願人三井金属アクト株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類E05B 77/32 20140101AFI20250609BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】アンチパニック構造の作動安定性を確保し、組付性を向上した自動車用ドアラッチ装置を提供する。
【解決手段】ドアラッチ装置1は、車体に設けたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構2と、ドアのハンドル操作により初期位置からストライカの係止を解除可能な解除位置に移動可能なレバーリンク18と、レバーリンク18が解除位置に位置するときにストライカの係止を解除可能なアンロック位置と、レバーリンク18が解除位置に位置するときにストライカの係止を解除不可能なロック位置とにレバーリンク18を回転移動させるレバーロック17と、レバーリンク18をアンロック位置に向かって付勢するアンチパニックスプリング27と、を備える。レバーリンク18は、アンチパニックスプリング27とレバーロック17との間に保持される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体に設けたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
ドアのハンドル操作により初期位置から前記ストライカの係止を解除可能な解除位置に移動可能なレバーリンクと、
前記レバーリンクが前記解除位置に位置するときに前記ストライカの係止を解除可能なアンロック位置と、前記レバーリンクが前記解除位置に位置するときに前記ストライカの係止を解除不可能なロック位置とに前記レバーリンクを回転移動させるレバーロックと、を備える自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーリンクを前記アンロック位置に向かって付勢する付勢部材をさらに備え、
前記レバーリンクは、前記付勢部材と前記レバーロックとの間に保持される、
自動車用ドアラッチ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーロックは、回転方向に交差するように延びる縦壁部を有し、
前記レバーリンクは、前記付勢部材により前記レバーロックの前記縦壁部に押し付けられることで挟持され、
前記レバーリンクは、前記ハンドル操作により前記縦壁部に沿って前記初期位置と前記解除位置との間を移動する、
自動車用ドアラッチ装置。
【請求項3】
請求項2に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーロックの回転軸方向から見て、前記レバーリンクの少なくとも一部及び前記付勢部材は、常に前記レバーロックと重合する、
自動車用ドアラッチ装置。
【請求項4】
請求項3に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記付勢部材は、コイル部と、前記コイル部から延びる1対の脚部と、を有し、
前記コイル部は、
前記レバーロックの軸部に支持され、
前記1対の脚部のうち一方の脚部は、前記レバーロックの係止部に係止され、
前記1対の脚部のうち他方の脚部は、前記レバーリンクに当接する、
自動車用ドアラッチ装置。
【請求項5】
請求項4に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記付勢部材は、前記レバーロックの一方側の面に組付けられ、
前記レバーロックの他方側の面には、前記レバーリンクが前記アンロック位置に位置するように前記レバーロックを付勢するレバーロック付勢部材が設けられる、
自動車用ドアラッチ装置。
【請求項6】
請求項5に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーロック付勢部材は、コイル部と、前記コイル部から延びる一対の脚部と、を有し、
前記レバーロック付勢部材は、
前記コイル部が、前記レバーロックの他方側の面と対向するケーシングに設けられた支軸に支持され、
前記一対の脚部が、前記レバーロックの他方側の面に設けられたピンを挟持し、
前記レバーロックには、前記支軸が貫通するスロットが設けられ、
前記レバーロックに対して前記支軸が軸心方向で重合する、
自動車用ドアラッチ装置。
【請求項7】
請求項6に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーロックの回転軸方向から見て、
前記レバーロック付勢部材の前記レバーロックに対する付勢力は前記レバーロックの前記軸部に対し一方側に向かうように配置され、
前記付勢部材の前記レバーロックに対する付勢力は前記レバーロックの前記軸部に対し他方側に向かうように配置される、
自動車用ドアラッチ装置。
【請求項8】
請求項6に記載の自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーロックは、前記レバーロック付勢部材を仮保持するための保持部を有し、
仮保持状態において前記コイル部は正規位置からずれた位置に位置し、組付後は前記正規位置で前記ケーシングに設けられた前記支軸に支持される、
自動車用ドアラッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用ドアラッチ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車用ドアラッチ装置において、リモコンやフォブを用いたキーレスエントリーシステムが知られている。キーレスエントリーシステムでは、ドアラッチをロック状態からアンロック状態に切り替える操作を行った際、この操作と同時のハンドル操作又は既にハンドルが引かれた状態だとドアラッチをアンロック状態へ切り替えることができない事象が確認されている。この事象を防ぐために、従来よりドアラッチ装置にはアンチパニック構造が採用されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、ロックプレートによりロック位置とアンロック位置との間を移動するリンクにスリットが設けられている。そして、ロックプレートに組み付くスプリングのアーム部がリンクのスリットに直接連結することでリンクをアンロック位置に付勢するアンチパニック構造が実現されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5279433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のアンチパニック構造は、リンクのスリットに通したスプリングのアームでリンクをアンロック位置に付勢するため、スプリングのアーム径に近い幅のスリットに設定する必要がある。そのため、製造ばらつきによってスリット幅が広くなるとリンクがガタつき、リンクの作動が不安定になる虞や、リンク作動時や走行時に異音が発生する虞があった。また、組付の際、アーム径に近い幅の細いスリットにスプリングのアームを通す必要があるため、組付性に課題があった。
【0006】
本発明は、アンチパニック構造の作動安定性を確保し、組付性を向上した自動車用ドアラッチ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
車体に設けたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
ドアのハンドル操作により初期位置から前記ストライカの係止を解除可能な解除位置に移動可能なレバーリンクと、
前記レバーリンクが前記解除位置に位置するときに前記ストライカの係止を解除可能なアンロック位置と、前記レバーリンクが前記解除位置に位置するときに前記ストライカの係止を解除不可能なロック位置とに前記レバーリンクを回転移動させるレバーロックと、を備える自動車用ドアラッチ装置であって、
前記レバーリンクを前記アンロック位置に向かって付勢する付勢部材をさらに備え、
前記レバーリンクは、前記付勢部材と前記レバーロックとの間に保持される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アンチパニック構造の作動が安定するとともに、組付性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態のドアラッチ装置1を車内側から見た斜視図である。
ドアラッチ装置1の内部の構成を示す斜視図である。
ドアラッチ装置1のラッチ機構2の内部の構成を示す側面図である。
ドアラッチ装置1のアンロック状態を示す図である。
ドアラッチ装置1のロック状態を示す図である。
レバーリンク18の支持構造の拡大図である。
レバーロック17を裏面から見た図である。
レバーロック17の組付けを説明する図である。
レバーロック17に作用する付勢力を説明する図である。
アンチパニック作動を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の自動車用ドアラッチ装置の一実施形態について、図1~図10を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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