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公開番号2025089839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204746
出願日2023-12-04
発明の名称フローティングコネクタ及びバッテリコネクタ
出願人日本圧着端子製造株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類H01R 12/91 20110101AFI20250609BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部品点数を削減し、また、製造時の組立工数を削減できるフローティングコネクタを提供する。
【解決手段】フローティングコネクタ1が、固定ハウジング2の収容部S1に遊嵌状態で収容された可動ハウジング3を含む。端子4は、固定ハウジング2の第1固定部K1に固定された第1被固定部H1と、可動ハウジング3の第2固定部K2に固定された第2被固定部H2と、相手端子嵌合部41と、第1被固定部H1と第2被固定部H2とを連結する弾性部43と、を含み、単一の部材で一体に形成される。弾性部43は、コネクタ嵌合方向X1を含む直交3方向に関する可動ハウジング3の移動に伴って弾性変形可能である。
【選択図】図4A―4B
特許請求の範囲【請求項1】
第1固定部と、収容部と、を含む固定ハウジングと、
前記第1固定部よりもコネクタ嵌合方向に配置された第2固定部を含み、前記収容部に遊嵌状態で収容された可動ハウジングと、
前記第1固定部に固定された第1被固定部と、前記第2固定部に固定された第2被固定部と、前記第2被固定部から前記コネクタ嵌合方向に突出し、相手端子と嵌合される相手端子嵌合部と、前記第1被固定部と前記第2被固定部とを連結する弾性部であって、前記コネクタ嵌合方向並びに前記コネクタ嵌合方向と直交する第1直交方向および第2直交方向を含む直交3方向に関する前記可動ハウジングの移動に伴って弾性変形可能な弾性部と、を含み、単一の部材で一体に形成された端子と、を備える、フローティングコネクタ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1直交方向から見て、前記弾性部は、前記コネクタ嵌合方向および前記コネクタ嵌合方向の反対方向に蛇行して前記第2直交方向に延びる蛇行部であって、前記反対方向に開く折り返し状の第1湾曲板部と、前記コネクタ嵌合方向に開く折り返し状の第2湾曲板部と、含む蛇行部を含む、請求項1に記載のフローティングコネクタ。
【請求項3】
前記蛇行部は、前記第1被固定部と連結された一端と、他端と、を含む第1直線状板部と、前記第2被固定部と連結された一端と、他端と、を含む第2直線状板部と、第3直線状板部であって、前記第1湾曲板部を介して前記第1直線状板部の前記他端と連結された一端と、前記第2湾曲板部を介して前記第2直線状板部の前記他端と連結された他端と、を含む第3直線状板部と、含み、前記第1直交方向から見てZ字形形状を形成している、請求項2に記載のフローティングコネクタ。
【請求項4】
前記第2被固定部は、前記第1直交方向に対向する一対の対向壁と、前記コネクタ嵌合方向および前記第1直交方向に延び、前記一対の対向壁間を連結する架橋壁と、を含み、
前記第2直線状板部の前記一端は、前記架橋壁に連結されている、請求項3に記載のフローティングコネクタ。
【請求項5】
前記第2被固定部は、前記第1直交方向に対向する一対の対向壁と、前記コネクタ嵌合方向および前記第1直交方向に延び、前記一対の対向壁間を連結する架橋壁と、を含み、
前記弾性部は、前記第2被固定部の前記一対の対向壁を、それぞれ、前記第2直線状板部の前記一端において前記第1直交方向に対向する一対の縁部に連結し、前記第1直交方向に沿う板厚方向を有し、前記可動ハウジングの前記第1直交方向への移動に伴って弾性的に捩じり変形可能な一対の連結板部を含む、請求項3に記載のフローティングコネクタ。
【請求項6】
前記一対の連結板部のそれぞれは、前記第2直線状板部の前記一端の対応する前記縁部から前記反対方向に延びる第4直線状板部と、前記第2被固定部の対応する前記対向壁から前記反対方向に延びる第5直線状板部と、前記第4直線状板部の延設端と前記第5直線状板部の延設端との間の折り返し状の第3湾曲板部と、を含む、請求項5に記載のフローティングコネクタ。
【請求項7】
前記端子は、前記第1被固定部から延び、基板に接続可能な第1リードを含む電源端子を含み、
前記電源端子に接触する接触部と、前記基板に接続可能な第2リードと、前記接触部と前記第2リードとの間に延在する放熱板と、を含み、前記電源端子に流れる電流を分流する分流端子をさらに備える、請求項1~6の何れか1項に記載のフローティングコネクタ。
【請求項8】
バッテリまたはバッテリパックに設けられる相手コネクタを接続可能なバッテリコネクタであって、請求項1~6の何れか1項に記載のフローティングコネクタを用いる、バッテリコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フローティングコネクタ及びバッテリコネクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるバッテリコネクタは、ノートパソコン本体の電気回路とバッテリパックとを接続するコネクション部を含む。コネクション部をノートパソコン本体に取り付けるための取り付けベースの一対の穴部およびコネクション部の一対の穴部に、一対の軸部が挿通される。一対の軸部は、一対の弾性体部に挿通され、一対の軸部は、一対の弾性体部を介して、コネクション部を支持している。一対の弾性体部の弾性によって、コネクション部が、ノートパソコン本体に対して自在に可動する。すなわち、一対の軸部と、一対の弾性体部と、取付ベースとの組合せによって、コネクション部がノートパソコン本体部に対して自在に可動するフローティング構造が達成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008―97961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、フローティング構造を達成するための部品点数が多く、製造時の組立工数も多くなる。
【0005】
本発明の一実施形態は、部品点数を削減し、また、製造時の組立工数を削減することができるフローティングコネクタおよびバッテリコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、第1固定部(K1)と、収容部(S1)と、を含む固定ハウジング(2)と、前記第1固定部よりもコネクタ嵌合方向(X1)に配置された第2固定部(K2)を含み、前記収容部に遊嵌状態で収容された可動ハウジング(3)と、端子(4,4A,4B;40)と、を含むフローティングコネクタ(1)を提供する。前記端子は、前記第1固定部に固定された第1被固定部(H1)と、前記第2固定部に固定された第2被固定部(H2)と、前記第2被固定部から前記コネクタ嵌合方向に突出し、相手端子と嵌合される相手端子嵌合部(41)と、前記第1被固定部と前記第2被固定部とを連結する弾性部(43)と、を含み、単一の部材で一体に形成される。前記弾性部は、前記コネクタ嵌合方向並びに前記コネクタ嵌合方向と直交する第1直交方向(Y1)および第2直交方向(Y2)を含む直交3方向に関する前記可動ハウジングの移動に伴って弾性変形可能である。
【0007】
この構成によれば、単一の部材で一体に形成された端子の弾性部によって、直交3方向に関する可動ハウジングの移動を弾性的に吸収可能である。このため、部品点数を削減し、また、製造時の組立工数を削減することができる。
【0008】
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
【0009】
一つの実施形態では、前記第1直交方向から見て、前記弾性部は、前記コネクタ嵌合方向および前記コネクタ嵌合方向の反対方向(X2)に蛇行して前記第2直交方向に延びる蛇行部(D)であって、前記反対方向に開く折り返し状の第1湾曲板部(71)と、前記コネクタ嵌合方向に開く折り返し状の第2湾曲板部(72)と、含む蛇行部を含む。
【0010】
この構成によれば、可動ハウジングが第1直交方向に移動するときに、蛇行部において、コネクタ嵌合方向に関して互いに逆向きに開く第1湾曲板部および第2湾曲板部のそれぞれが、弾性的に捩じり変形する。また、一対の連結板部が弾性的に捩じり変形する。第1湾曲板部および第2湾曲板部の弾性的な捩じり変形を用いて、可動ハウジングの第1直交方向の移動を良好に吸収することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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