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公開番号2025089765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204606
出願日2023-12-04
発明の名称情報処理システムおよび情報処理方法
出願人明治安田生命保険相互会社
代理人個人
主分類G16H 40/00 20180101AFI20250609BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】人の健康状態を示す指標値の精度を改善する。
【解決手段】健活年齢システム24は、人に関する第1属性群の属性情報をもとに、その人が第1期間内に死亡するリスクの大きさを示す死亡リスクスコアを出力する死亡リスクモデルと、人に関する第2属性群の属性情報をもとに、その人が第2期間内に入院するリスクの大きさを示す入院リスクスコアを出力する入院リスクモデルとを記憶する。健活年齢システム24は、対象者に関する属性情報を取得する。健活年齢システム24は、対象者に関する第1属性群の属性情報と死亡リスクモデルとをもとに、対象者の死亡リスクスコアを算出し、対象者に関する第2属性群の属性情報と入院リスクモデルとをもとに、対象者の入院リスクスコアを算出する。健活年齢システム24は、対象者の死亡リスクスコアと入院リスクスコアとをもとに、対象者の健康状態を示す指標値を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
人に関する第１属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が第１期間内に死亡するリスクの大きさを示す死亡リスクスコアを出力する死亡リスクモデルと、人に関する第２属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が第２期間内に入院するリスクの大きさを示す入院リスクスコアを出力する入院リスクモデルとを記憶する記憶部と、
対象者に関する属性情報を取得する取得部と、
前記対象者に関する前記第１属性群の属性情報と前記死亡リスクモデルとにもとづいて、前記対象者の死亡リスクスコアを算出し、前記対象者に関する前記第２属性群の属性情報と前記入院リスクモデルとにもとづいて、前記対象者の入院リスクスコアを算出し、前記対象者の死亡リスクスコアと入院リスクスコアとにもとづいて、前記対象者の健康状態を示す指標値を算出する算出部と、
を備える情報処理システム。
続きを表示（約 670 文字）【請求項２】
前記第１属性群の属性情報と前記第２属性群の属性情報の少なくとも一方は、罹患歴を含む、
請求項１に記載の情報処理システム。
【請求項３】
前記取得部は、前記対象者に対する給付金または保険金の支払履歴にもとづいて、前記対象者の罹患歴を取得する、
請求項２に記載の情報処理システム。
【請求項４】
前記算出部により算出された前記対象者の指標値を外部装置へ提供する提供部をさらに備える、
請求項１から３のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項５】
人に関する第１属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が所定期間内に死亡するリスクの大きさを示す死亡リスクスコアを出力する死亡リスクモデルと、人に関する第２属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が所定期間内に入院するリスクの大きさを示す入院リスクスコアを出力する入院リスクモデルとを記憶する記憶部にアクセス可能なコンピュータが、
対象者に関する属性情報を取得するステップと、
前記対象者に関する前記第１属性群の属性情報と前記死亡リスクモデルとにもとづいて、前記対象者の死亡リスクスコアを算出し、前記対象者に関する前記第２属性群の属性情報と前記入院リスクモデルとにもとづいて、前記対象者の入院リスクスコアを算出するステップと、
前記対象者の死亡リスクスコアと入院リスクスコアとにもとづいて、前記対象者の健康状態を示す指標値を算出するステップと、
を実行する情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、データ処理技術に関し、特に情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
以下の特許文献１には、ユーザが受けた健康診断の結果から所定の指標決定モデルにしたがい該ユーザの健康の度合いを示す指標である健康年齢を決定する健康情報提供システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６２６５３５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
人の健康状態を示す指標値には精度の向上が求められる。開示の１つの目的は、人の健康状態を示す指標値の精度を改善する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の情報処理システムは、人に関する第１属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が第１期間内に死亡するリスクの大きさを示す死亡リスクスコアを出力する死亡リスクモデルと、人に関する第２属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が第２期間内に入院するリスクの大きさを示す入院リスクスコアを出力する入院リスクモデルとを記憶する記憶部と、対象者に関する属性情報を取得する取得部と、対象者に関する第１属性群の属性情報と死亡リスクモデルとにもとづいて、対象者の死亡リスクスコアを算出し、対象者に関する第２属性群の属性情報と入院リスクモデルとにもとづいて、対象者の入院リスクスコアを算出し、対象者の死亡リスクスコアと入院リスクスコアとにもとづいて、対象者の健康状態を示す指標値を算出する算出部とを備える。
【０００６】
本開示の別の態様は、情報処理方法である。この方法は、人に関する第１属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が所定期間内に死亡するリスクの大きさを示す死亡リスクスコアを出力する死亡リスクモデルと、人に関する第２属性群の属性情報の入力を受け付け、その人が所定期間内に入院するリスクの大きさを示す入院リスクスコアを出力する入院リスクモデルとを記憶する記憶部にアクセス可能なコンピュータが、対象者に関する属性情報を取得するステップと、対象者に関する第１属性群の属性情報と死亡リスクモデルとにもとづいて、対象者の死亡リスクスコアを算出し、対象者に関する第２属性群の属性情報と入院リスクモデルとにもとづいて、対象者の入院リスクスコアを算出するステップと、対象者の死亡リスクスコアと入院リスクスコアとにもとづいて、対象者の健康状態を示す指標値を算出するステップとを実行する。
【０００７】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を装置、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の技術によれば、人の健康状態を示す指標値の精度を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態の通信システムの構成を示す図である。
図１の健活年齢システムの機能ブロックを示すブロック図である。
図３（Ａ）は、死亡リスク換算テーブルの例を示す図であり、図３（Ｂ）は、入院リスク換算テーブルの例を示す図である。
健活年齢システムの動作を示すフローチャートである。
健康順位テーブルの例を示す図である。
健活レポートの例を示す図である。
健活レポートの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
実施形態では、対象者の「健活年齢」の計算と提供に関する技術を提案する。健活年齢は、対象者の健康状態を年齢の形で示す指標値であり、かつ、対象者の死亡リスクや入院リスクを総合した指標値である。例えば、対象者の健康状態が同年代の標準的な健康状態と同等の場合、対象者の健活年齢は実年齢と同一になる。対象者の健康状態が同年代の標準的な健康状態より良い場合、対象者の健活年齢は実年齢より小さくなる。対象者の健康状態が同年代の標準的な健康状態より悪い場合、対象者の健活年齢は実年齢より大きくなる。実施形態の対象者は、保険会社の顧客であり、例えば、生命保険や医療保険の加入者である。健活年齢システムのユーザは、対象者の健活年齢に関する情報を取得しようとする人であり、例えば、対象者自身であってもよく、保険会社の従業員や保険外交員であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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