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公開番号2025089726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204532
出願日2023-12-04
発明の名称空気入りタイヤ
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人個人,個人
主分類B60C 5/00 20060101AFI20250609BHJP(車両一般)
要約【課題】吸音材を備えていても、パンク修理剤が適切に浸透しやすく、吸音材の耐久性の高い空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ1は、タイヤ内面501に設けられた吸音材60と、前記タイヤ内面501と前記吸音材60を接合する接合材70と、を備え、前記吸音材60は、タイヤ径方向内側へ向かって凸となるように屈曲又は湾曲した形状をしており、前記吸音材60のタイヤ径方向外側には空間部63が形成されており、前記吸音材60は、離間した少なくとも2カ所の接合部61、62において前記接合材70を用いて前記タイヤ内面501に接合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ内面に設けられた吸音材と、
前記タイヤ内面と前記吸音材を接合する接合材と、
を備え、
前記吸音材は、タイヤ径方向内側へ向かって凸となるように屈曲又は湾曲した形状をしており、
前記吸音材のタイヤ径方向外側には空間部が形成されており、
前記吸音材は、離間した少なくとも2カ所の接合部において前記接合材を用いて前記タイヤ内面に接合されている、空気入りタイヤ。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、
一対のビードと、
前記一対のビードのそれぞれからタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォールと、
前記一対のサイドウォールの間に配置されたトレッドと、
前記トレッドから前記ビードにわたるカーカスプライと、
前記トレッドにおける前記カーカスプライのタイヤ径方向外側に配置された少なくとも1層のベルトと、
を備え、
前記接合部は、タイヤ径方向外側から見た状態において、前記ベルトのうちでタイヤ軸方向の幅が最も広い最大幅ベルトと重なる範囲内に設けられている、空気入りタイヤ。
【請求項3】
請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記接合部は、タイヤ径方向外側から見た状態において、前記ベルトが最も多く重ねて配置されている範囲と重なる範囲内に設けられている、空気入りタイヤ。
【請求項4】
請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記トレッドには、タイヤ周方向に沿って延在する複数本の主溝が設けられており、
前記主溝は、タイヤ軸方向において一方の前記サイドウォールに最も近い側の第1端側主溝と、タイヤ軸方向において他方の前記サイドウォールに最も近い側の第2端側主溝と、を有し、
前記接合部は、タイヤ径方向外側から見た状態において、前記第1端側主溝と前記第2端側主溝とに挟まれる範囲と重なる範囲内に設けられている、空気入りタイヤ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記吸音材は、略半筒状の断面形状で前記タイヤ内面に沿って延在している、空気入りタイヤ。
【請求項6】
請求項5に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記吸音材は、延在方向の両端が開口している、空気入りタイヤ。
【請求項7】
請求項5に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記吸音材は、タイヤ周方向に沿って延在している、空気入りタイヤ。
【請求項8】
請求項5に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記吸音材は、タイヤ軸方向に沿って延在している、空気入りタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気入りタイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多孔質のスポンジ材等を材料とする吸音材をタイヤ内面に配置して、タイヤ内腔で生じる空洞共鳴を低減して車内騒音の低減を図った空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の空気入りタイヤでは、タイヤ軸方向で対向している対のサイドウォールの内面にタイヤ軸方向の断面において平坦に形成された吸音材(多孔質材)が接合されている。これにより、パンク修理剤がトレッドの内面に到達しやすくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-217889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、タイヤのサイドウォールは、屈曲変形する機会が多い。したがって、特許文献1のようにサイドウォールの内面に吸音材を接合した形態では、吸音材の接合部がサイドウォールの屈曲による力を受けて剥離するおそれが高く、耐久性が悪かった。
【0006】
本開示の課題は、吸音材を備えていても、パンク修理剤が適切に浸透しやすく、吸音材の耐久性の高い空気入りタイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の空気入りタイヤは、タイヤ内面に設けられた吸音材と、前記タイヤ内面と前記吸音材を接合する接合材と、を備え、前記吸音材は、タイヤ径方向内側へ向かって凸となるように屈曲又は湾曲した形状をしており、
前記吸音材のタイヤ径方向外側には空間部が形成されており、
前記吸音材は、離間した少なくとも2カ所の接合部において前記接合材を用いて前記タイヤ内面に接合されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、吸音材を備えていても、パンク修理剤が適切に浸透しやすく、吸音材の耐久性の高い空気入りタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態による空気入りタイヤであるタイヤ1のタイヤ軸方向の断面図である。
第1実施形態のタイヤ1をタイヤ赤道面S1で切断した断面の模式図である。
本開示の第2実施形態による空気入りタイヤであるタイヤ1Bのタイヤ軸方向の断面図である。
本開示の第3実施形態による空気入りタイヤであるタイヤ1Cのタイヤ軸方向の断面図である。
本開示の第4実施形態による空気入りタイヤであるタイヤ1Dをタイヤ赤道面S1で切断した断面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を実施するための一形態について図面等を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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