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公開番号2025089690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204467
出願日2023-12-04
発明の名称フォトニック結晶の製造方法、および発光装置の製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01S 5/11 20210101AFI20250609BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】安定した光閉じ込め効果を発現できるフォトニック結晶を製造できるフォトニック結晶の製造方法を提供する。
【解決手段】第1孔、第2孔、第3孔、および第4孔を形成する工程において、前記第1孔の径が前記第3孔の径よりも大きくなるように、前記第1孔および前記第3孔を形成し、前記第2孔の径が前記第4孔の径よりも大きくなるように、前記第2孔および前記第4孔を形成し、第1低屈折率部、第2低屈折率部、第3低屈折率部、および第4低屈折率部を形成する工程において、前記第1孔の径と前記第1低屈折率部の径との差が前記第3孔の径と前記第3低屈折率部の径との差よりも大きくなり、かつ、前記第2孔の径と前記第2低屈折率部の径との差が前記第4孔の径と前記第4低屈折率部の径との差よりも大きくなるように、第2層を結晶成長させる、フォトニック結晶の製造方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1層を形成する工程と、
前記第1層に、第1孔と、前記第1孔と第1方向に第1距離離れた第2孔と、前記第1孔と前記第1方向と交差する第2方向に前記第1距離よりも大きい第2距離離れた第3孔と、前記第3孔と前記第1方向に前記第2距離よりも小さい第3距離離れた第4孔と、を形成する工程と、
前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、および前記第4孔に、第2層を結晶成長させ、前記第1孔に前記第1層よりも屈折率が低い第1低屈折率部を形成し、前記第2孔に前記第1層よりも屈折率が低い第2低屈折率部を形成し、前記第3孔に前記第1層よりも屈折率が低い第3低屈折率部を形成し、前記第4孔に前記第1層よりも屈折率が低い第4低屈折率部を形成する工程と、
を含み、
前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、および前記第4孔を形成する工程において、
前記第1孔の径が前記第3孔の径よりも大きくなるように、前記第1孔および前記第3孔を形成し、
前記第2孔の径が前記第4孔の径よりも大きくなるように、前記第2孔および前記第4孔を形成し、
前記第1低屈折率部、前記第2低屈折率部、前記第3低屈折率部、および前記第4低屈折率部を形成する工程において、
前記第1孔の径と前記第1低屈折率部の径との差が前記第3孔の径と前記第3低屈折率部の径との差よりも大きくなり、かつ、前記第2孔の径と前記第2低屈折率部の径との差が前記第4孔の径と前記第4低屈折率部の径との差よりも大きくなるように、前記第2層を結晶成長させる、フォトニック結晶の製造方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第1孔の径は、前記第2孔の径よりも小さく、
前記第3孔の径は、前記第4孔の径よりも小さい、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項3】
請求項1において、
前記第1低屈折率部および前記第2低屈折率部は、第1対を形成し、
前記第3低屈折率部および前記第4低屈折率部は、第2対を形成し、
前記第1対および前記第2対は、単位格子を形成する、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項4】
請求項1において、
前記第1層の屈折率および前記第2層の屈折率は、互いに異なる、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項5】
請求項1において、
前記第2層は、MOCVD法によって、結晶成長される、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項6】
請求項5において、
前記第2層の成長温度は、550℃以上650℃以下である、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項7】
請求項6において、
前記第2層は、III-V族半導体層であり、
前記第2層の結晶成長において、III族元素を供給する第1ガスの流量に対するV族元素を供給する第2ガスの流量の比は、10以上30以下である、フォトニック結晶の製
造方法。
【請求項8】
請求項7において、
前記第1低屈折率部、前記第2低屈折率部、前記第3低屈折率部、および前記第4低屈折率部は、空隙である、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項9】
請求項8において、
前記第2層の結晶成長では、前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、および前記第4孔の上方が前記第2層で塞がれることにより、前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、および前記第4孔に、前記第1ガスおよび前記第2ガスが供給されなくなって、前記空隙が形成され、
前記第1孔の上方は、前記第3孔の上方よりも、遅く塞がれ、
前記第2孔の上方は、前記第4孔の上方よりも、遅く塞がれる、フォトニック結晶の製造方法。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか1項に記載のフォトニック結晶の製造方法を有する、発光装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フォトニック結晶の製造方法、および発光装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、母材層を作製する工程と、母材層内に、空孔を周期的に形成する工程と、母材層および空孔の上に、Al

Ga
1-x
Asからなる層をエピタキシャル法により作製する工程と、を有する2次元フォトニックレーザーの製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-33706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような2次元フォトニックレーザーの製造方法では、安定した光閉じ込め効果を発現できるフォトニック結晶を製造することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るフォトニック結晶の製造方法の一態様は、
第1層を形成する工程と、
前記第1層に、第1孔と、前記第1孔と第1方向に第1距離離れた第2孔と、前記第1孔と前記第1方向と交差する第2方向に前記第1距離よりも大きい第2距離離れた第3孔と、前記第3孔と前記第1方向に前記第2距離よりも小さい第3距離離れた第4孔と、を形成する工程と、
前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、および前記第4孔に、第2層を結晶成長させ、前記第1孔に前記第1層よりも屈折率が低い第1低屈折率部を形成し、前記第2孔に前記第1層よりも屈折率が低い第2低屈折率部を形成し、前記第3孔に前記第1層よりも屈折率が低い第3低屈折率部を形成し、前記第4孔に前記第1層よりも屈折率が低い第4低屈折率部を形成する工程と、
を含み、
前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、および前記第4孔を形成する工程において、
前記第1孔の径が前記第3孔の径よりも大きくなるように、前記第1孔および前記第3孔を形成し、
前記第2孔の径が前記第4孔の径よりも大きくなるように、前記第2孔および前記第4孔を形成し、
前記第1低屈折率部、前記第2低屈折率部、前記第3低屈折率部、および前記第4低屈折率部を形成する工程において、
前記第1孔の径と前記第1低屈折率部の径との差が前記第3孔の径と前記第3低屈折率部の径との差よりも大きくなり、かつ、前記第2孔の径と前記第2低屈折率部の径との差が前記第4孔の径と前記第4低屈折率部の径との差よりも大きくなるように、前記第2層を結晶成長させる。
【0007】
本発明に係る発光装置の製造方法の一態様は、
前記フォトニック結晶の製造方法の一態様を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。
本実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するためのフローチャート。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す平面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す平面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す平面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
本実施形態の変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。
本実施形態の変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。
第1領域のHAADF-STEM像およびBF-STEM像。
第2領域のHAADF-STEM像およびBF-STEM像。
第3領域のHAADF-STEM像およびBF-STEM像。
孔の径と、孔の周期、空隙の径、および孔の側面におけるAlGaAs層の厚さと、の関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0010】
1. 発光装置
まず、本実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す平面図である。なお、図1は、図2のI-I線断面図である。また、図2では、互いに直交する3軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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