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公開番号
2025088593
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203381
出願日
2023-11-30
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60T
7/12 20060101AFI20250604BHJP(車両一般)
要約
【課題】自動パーキング制御の機能を働かせつつ、運転者がドアを開けて車両後方を目視確認しながら後退駐車を行うことができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車速が所定車速以下であり、且つ、動力伝達装置の状態が非パーキング状態であるときに、ドア開閉判定が開判定である場合には、自動パーキング制御が実行される。但し、運転者による後退駐車の実行時であると判定された場合には、自動パーキング制御が実行されない。よって、自動パーキング制御の機能を働かせつつ、運転者がドアを開けて車両後方を目視確認しながら後退駐車を行うことができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
動力源の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、制御指令信号に基づいて前記動力伝達装置の状態を前記駆動輪と共に回転する回転部材の回転が機械的に阻止されたパーキング状態と前記回転部材の回転が許容された非パーキング状態とに切り替える切替装置と、を備えた車両の、制御装置であって、
前記車両のドアが開いている状態か閉じている状態かの何れの状態であるのかを示すドア開閉判定を行う開閉判定部と、
車速がゼロ近傍の所定車速以下であり、且つ、前記動力伝達装置の状態が前記非パーキング状態であるときに、前記ドア開閉判定が前記ドアが開いている状態を示す開判定である場合には、前記切替装置により前記動力伝達装置の状態を前記パーキング状態へ切り替える自動パーキング制御を実行する切替制御部と、
を含むものであり、
運転者による、前記車両を後退させて駐車する後退駐車の実行時であるか否かを判定する後退駐車判定部を更に含んでおり、
前記切替制御部は、前記運転者による前記後退駐車の実行時であると判定された場合には、前記自動パーキング制御を実行しないことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記後退駐車判定部は、前記動力伝達装置の状態が前記車両の後進走行を可能とする状態であり、且つ、アクセル開度が所定開度以下である場合に、前記運転者による前記後退駐車の実行時であると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記所定開度は、前記運転者による前記後退駐車の意図があると判断できる予め定められた前記アクセル開度の上限値であり、
前記後退駐車判定部は、前記車両の傾斜角に基づいて前記所定開度を設定することを特徴とする請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記切替制御部は、前記車速が前記所定車速以下であり、且つ、前記動力伝達装置の状態が前記非パーキング状態であるときに、前記ドア開閉判定が前記開判定であり、且つ、前記運転者による前記後退駐車の実行時でないと判定された場合には、前記自動パーキング制御を実行することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
前記後退駐車判定部は、前記動力伝達装置の状態が前記車両の前進走行を可能とする状態の場合に、又は、前記動力伝達装置の状態が前記動力伝達装置における動力伝達が遮断された状態の場合に、又は、前記動力伝達装置の状態が前記車両の後進走行を可能とする状態であり、且つ、アクセル開度が所定開度を超える場合に、前記運転者による前記後退駐車の実行時でないと判定することを特徴とする請求項4に記載の車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御指令信号に基づいて動力伝達装置の状態をパーキング状態と非パーキング状態とに切り替える車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
動力源の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、制御指令信号に基づいて前記動力伝達装置の状態を前記駆動輪と共に回転する回転部材の回転が機械的に阻止されたパーキング状態と前記回転部材の回転が許容された非パーキング状態とに切り替える切替装置と、を備えた車両の、制御装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された車両の制御装置がそれである。この特許文献1には、車速が所定車速以下であり、且つ、動力伝達装置の状態が非パーキング状態であるときに、ドア開閉判定が開判定である場合には、切替装置により動力伝達装置の状態をパーキング状態へ切り替える自動パーキング制御を実行することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-111097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、車両の走行シーンとしては、運転者による、車両を後退させて駐車する後退駐車が挙げられる。後退駐車の実行時、運転者は、ドアを開けて車両後方を目視確認しながら車両を後退させる場合がある。ところで、特許文献1に記載の技術では、後退駐車の実行時にドアを開けると自動パーキング制御が実行されてしまう。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、自動パーキング制御の機能を働かせつつ、運転者がドアを開けて車両後方を目視確認しながら後退駐車を行うことができる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)動力源の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、制御指令信号に基づいて前記動力伝達装置の状態を前記駆動輪と共に回転する回転部材の回転が機械的に阻止されたパーキング状態と前記回転部材の回転が許容された非パーキング状態とに切り替える切替装置と、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前記車両のドアが開いている状態か閉じている状態かの何れの状態であるのかを示すドア開閉判定を行う開閉判定部と、(c)車速がゼロ近傍の所定車速以下であり、且つ、前記動力伝達装置の状態が前記非パーキング状態であるときに、前記ドア開閉判定が前記ドアが開いている状態を示す開判定である場合には、前記切替装置により前記動力伝達装置の状態を前記パーキング状態へ切り替える自動パーキング制御を実行する切替制御部と、を含むものであり、(d)運転者による、前記車両を後退させて駐車する後退駐車の実行時であるか否かを判定する後退駐車判定部を更に含んでおり、(e)前記切替制御部は、前記運転者による前記後退駐車の実行時であると判定された場合には、前記自動パーキング制御を実行しないことにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、車速が所定車速以下であり、且つ、動力伝達装置の状態が非パーキング状態であるときに、ドア開閉判定が開判定である場合には、自動パーキング制御が実行される。但し、運転者による後退駐車の実行時であると判定された場合には、自動パーキング制御が実行されない。よって、自動パーキング制御の機能を働かせつつ、運転者がドアを開けて車両後方を目視確認しながら後退駐車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、ドア開閉判定を行う為の制御作動を説明するフローチャートである。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、自動パーキング制御の機能を働かせつつ運転者が運転席ドアを開けて車両後方を目視確認しながら後退駐車を行う為の制御作動を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1及び図2は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図である。又、図1は、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図1、図2において、車両10は、動力源12と、駆動輪14と、動力源12の動力を駆動輪14へ伝達する動力伝達装置16と、を備えている。前記動力は、特に区別しない場合にはトルクや力も同義である。
(【0011】以降は省略されています)
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