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公開番号
2025088591
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203378
出願日
2023-11-30
発明の名称
ハイブリッド車両の制御方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
10/06 20060101AFI20250604BHJP(車両一般)
要約
【課題】ショートトリップであってもフィルタ再生を効率よく行う。
【解決手段】CPU72は、車両の走行パターンを走行開始前に取得する処理と、走行パターンにて要求される走行パワーを推定する処理と、走行パターンでのトリップ中にGPF34の再生処理を行うために内燃機関10の出力を調整するエンジン出力計画を作成する処理と、走行パターンにおけるバッテリ250の予想充放電量を算出する処理と、バッテリ250の許容充電量及び許容放電量を取得する処理と、許容充電量に対して予想充放電量に示される充電量が大きい場合には、エンジン出力計画を低出力寄りに補正する処理と、許容放電量に対して予想充放電量に示される放電量が大きい場合には、エンジン出力計画を高出力寄りに補正する処理とを実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の原動機としての内燃機関及び電動機と、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記内燃機関の出力を利用して充電されるとともに前記電動機に電力を供給するバッテリと、を備えるハイブリッド車両の制御方法であって、
車両の走行パターンを走行開始前に取得するステップと、
前記走行パターンにて要求される走行パワーを推定するステップと、
前記走行パターンでのトリップ中に前記フィルタの再生処理を行うために前記内燃機関の出力を調整するエンジン出力計画を作成するステップと、
前記走行パターンにおける前記バッテリの予想充放電量を算出するステップと、
前記バッテリの許容充電量及び許容放電量を取得するステップと、
前記許容充電量に対して前記予想充放電量に示される充電量が大きい場合には、前記エンジン出力計画を低出力寄りに補正するステップと、
前記許容放電量に対して前記予想充放電量に示される放電量が大きい場合には、前記エンジン出力計画を高出力寄りに補正するステップと、を含む
ハイブリッド車両の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載のハイブリッド車両は、内燃機関の排気に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタやバッテリを備えている。そして、停車中には内燃機関の運転やバッテリを利用してフィルタの再生を行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-108584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フィルタを再生する手法としては、内燃機関の排気熱を利用したフィルタの高温化や、燃料カットを通じたフィルタへの酸素供給等が挙げられる。ここで、ハイブリッド車両は、内燃機関のみを搭載している車両と比較して内燃機関の稼働機会が少ない傾向がある。そのため、走行距離や走行時間が短いショートトリップでは、フィルタ再生を効率よく行うことが困難になるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するハイブリッド車両の制御方法は、車両の原動機としての内燃機関及び電動機と、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記内燃機関の出力を利用して充電されるとともに前記電動機に電力を供給するバッテリと、を備えるハイブリッド車両の制御方法である。この制御方法は、車両の走行パターンを走行開始前に取得するステップと、前記走行パターンにて要求される走行パワーを推定するステップと、前記走行パターンでのトリップ中に前記フィルタの再生処理を行うために前記内燃機関の出力を調整するエンジン出力計画を作成するステップと、前記走行パターンにおける前記バッテリの予想充放電量を算出するステップと、前記バッテリの許容充電量及び許容放電量を取得するステップと、前記許容充電量に対して前記予想充放電量に示される充電量が大きい場合には、前記エンジン出力計画を低出力寄りに補正するステップと、前記許容放電量に対して前記予想充放電量に示される放電量が大きい場合には、前記エンジン出力計画を高出力寄りに補正するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0006】
このハイブリッド車両の制御方法は、ショートトリップであっても、フィルタ再生を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態にかかる内燃機関の駆動系及び制御装置の構成を示す模式図である。
同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
エンジン出力及び走行パワーの推移を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ハイブリッド車両の制御方法の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<内燃機関、駆動系、及び制御装置の構成>
図1に示すように、車両500は、原動機として内燃機関10及び電動機を搭載したハイブリッド車両である。内燃機関10は、4つの気筒#1~#4を備える。内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。吸気通路12の下流部分である吸気ポート12aには、吸気ポート12aに燃料を噴射するポート噴射弁16が設けられている。吸気通路12に吸入された空気やポート噴射弁16から噴射された燃料は、吸気バルブ18の開弁に伴って、燃焼室20に流入する。燃焼室20には、筒内噴射弁22から燃料が噴射される。また、燃焼室20内の空気と燃料との混合気は、点火プラグ24の火花放電に伴って燃焼に供される。そのときに生成される燃焼エネルギは、出力軸26の回転エネルギに変換される。
【0009】
燃焼室20において燃焼に供された混合気は、排気バルブ28の開弁に伴って、排気として排気通路30に排出される。排気通路30には、酸化触媒32と、排気中の粒子状物質(以下、PMという)を捕集するガソリンパティキュレートフィルタ(以下、GPFという)34とが設けられている。なお、GPF34には三元触媒が担持されている。
【0010】
出力軸26は、動力分割装置を構成する遊星歯車機構50のキャリアCに機械的に連結されている。遊星歯車機構50のサンギアSには、電動機である第1モータジェネレータ(以下、第1MGと記載)52の回転軸52aが機械的に連結されている。また、遊星歯車機構50のリングギアRには、電動機である第2モータジェネレータ(以下、第2MGと記載)54の回転軸54aと駆動輪60とが機械的に連結されている。この第2MGは、主に車両500の原動機として利用される。
(【0011】以降は省略されています)
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