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公開番号2025089073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204039
出願日2023-12-01
発明の名称情報処理装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04W 4/029 20180101AFI20250605BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ストリーミングサービスを利用している場合に、通信品質の悪い地域を通過する場合でもサービスの品質を維持する情報処理装置を提供する。
【解決手段】車両、楽曲サーバ及びセンタサーバを含むシステムにおいて、情報処理装置であるセンタサーバは、第一車両の走行予定経路および地域毎の無線通信の品質に関する品質マップを取得し、走行予定経路が、無線通信の品質が所定品質よりも低い第一地域を通過することに応じて、第一地域において第一車両が利用するデータを、第一車両が第一地域に到達する前に第一車両に送信するようにセンタサーバから車両にデータを送信する処理を実行する制御部を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第一車両の走行予定経路および地域ごとの無線通信の品質に関する品質マップを取得することと、
前記走行予定経路が、前記無線通信の品質が所定品質よりも低い第一地域を通過することに応じて、前記第一地域において前記第一車両が利用するデータを、前記第一車両が前記第一地域に到達する前に前記第一車両に送信することと、
を実行するように構成された制御部を備える情報処理装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第一地域は、ダウンリンクのデータ伝送速度が要求品質よりも低い状態が所定時間以上継続する地域である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
複数の第二車両から、ダウンリンクのデータ伝送速度に関するプローブデータを収集することと、
収集した前記プローブデータに基づいて、前記ダウンリンクに関する前記品質マップを生成することと、
をさらに実行するように構成される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プローブデータは、前記複数の第二車両に搭載された無線装置が定期的に送信する、RSRP(基準信号受信電力)、RSRQ(基準信号受信品質)、及びSINR(信号対干渉雑音比)のうちの少なくとも1つを含む、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第一車両が利用するデータは楽曲データであり、
前記制御部は、
前記第一車両が前記第一地域に入る時刻、及び前記第一車両が前記第一地域から出る時刻を取得することと、
前記第一車両において再生される楽曲に関する情報を取得することと、
前記第一地域に入る時刻及び前記第一地域から出る時刻の夫々に対応する楽曲の位置を、前記第一車両において再生される楽曲に関する情報に応じて推測することと、
推測した前記楽曲の位置に対応する楽曲データを前記第一車両が前記第一地域に到達する前に前記第一車両に送信することと、
を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
現在のネットワーク品質に基づく効率的なストリーミング制御が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-081158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、データを好適にダウンロードすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様の一つは、第一車両の走行予定経路および地域ごとの無線通信の品質に関する品質マップを取得することと、前記走行予定経路が、前記無線通信の品質が所定品質よりも低い第一地域を通過することに応じて、前記第一地域において前記第一車両が利用するデータを、前記第一車両が前記第一地域に到達する前に前記第一車両に送信することと、を実行するように構成された制御部を備える情報処理装置である。
【0006】
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理装置における処理をコンピュータが実行する情報処理方法、この情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及びこのプログラムを非一時的に記憶した記憶媒体である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、データを好適にダウンロードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るシステムの概略を示す図である。
車両情報DBのテーブル構成を示した図である。
品質マップの一例を示した図である。
車両の走行経路の一例を示した図である。
第1実施形態に係るセンタサーバから車両にデータを送信する処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ストリーミングサービスを利用している場合に、山間部やトンネルで電波が入りにくい等の理由で高速大容量通信ができない地域に車両が移動すると、ストリーミングサービスが遅延又は途切れてしてしまう。そのため、全てのデータを事前にダウンロードしておくことも考えられるが、途中でストリーミングサービスの利用を止めた場合には無駄な通信費が発生してしまう。
【0010】
そこで、本開示では、ストリーミングサービスを利用中の車両の走行予定経路と通信品質に関するマップとに基づいて、通信品質が低下する地域を車両が通過すると見込まれる場合に、第一地域内で利用するデータを予め車両に送信する。そのため、制御部は、第一
車両の走行予定経路および地域ごとの無線通信の品質に関する品質マップを取得する。第一車両は、ストリーミングサービスを利用するユーザが乗車している車両である。第一車両の走行予定経路は、例えばカーナビゲーションシステムにおいて設定された経路であってもよく、現時点までの走行経路と過去の経路履歴とに基づいて予測される経路であってもよい。この予測には、AIを利用してもよい。地域は、例えば行政区画又は地域メッシュで画定された地域であってもよいし、任意に画定された地域であってもよい。無線通信の品質は、ダウンリンクのデータ伝送速度に基づいて決定されてもよい。このデータ伝送速度は、複数の第二車両から収集されるプローブデータに含まれていてもよい。品質マップは、少なくとも通信品質が要求品質を満たす地域と満たさない地域とが区別できるように生成されたマップである。このマップは、制御部により生成されてもよい。また、このマップは、予め記憶部に記憶されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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