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公開番号
2025088530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203293
出願日
2023-11-30
発明の名称
物理量センサー及び慣性計測装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01P
15/08 20060101AFI20250604BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ストッパー部を安定して機能させることができる物理量センサー等の提供。
【解決手段】本実施形態は、互いに直交する3つの方向を第1方向DR1、第2方向DR2及び第3方向DR3としたとき、第3方向DR3での物理量を検出する物理量センサー1に関係する。物理量センサー1は、基板2に固定された固定部12と、固定部12に接続された外枠体10と、一端が外枠体10に接続され、第1方向DR1に沿って延在する支持梁20と、支持梁20の他端に接続され、外枠体10の内側に配置される可動体MBと、基板2に設けられ、支持梁20の第2方向DR2に配置され、固定電極36を有する固定電極部30と、を含む。可動体MBは、固定電極36に対向する可動電極46を有する可動電極部40を有し、外枠体10は、第1方向DR1及び第2方向DR2に沿った面内方向において可動体MBに対向するストッパー部STを有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに直交する3つの方向を第1方向、第2方向及び第3方向としたとき、前記第3方向での物理量を検出する物理量センサーであって、
基板に固定された固定部と、
前記固定部に接続された外枠体と、
一端が前記外枠体に接続され、前記第1方向に沿って延在する支持梁と、
前記支持梁の他端に接続され、前記外枠体の内側に配置される可動体と、
前記基板に設けられ、前記支持梁の前記第2方向に配置され、固定電極を有する固定電極部と、
を含み、
前記可動体は、前記固定電極に対向する可動電極を有する可動電極部を有し、
前記外枠体は、前記第1方向及び前記第2方向に沿った面内方向において前記可動体に対向するストッパー部を有することを特徴とする物理量センサー。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された物理量センサーにおいて、
前記外枠体は、前記ストッパー部として、
前記外枠体の第1コーナー部に設けられる第1ストッパー部と、
前記外枠体の第2コーナー部に設けられる第2ストッパー部と、
を含むことを特徴とする物理量センサー。
【請求項3】
請求項2に記載された物理量センサーにおいて、
前記外枠体は、前記ストッパー部として、
前記第1コーナー部に対向する前記外枠体の第3コーナー部に設けられる第3ストッパー部と、
前記第2コーナー部に対向する前記外枠体の第4コーナー部に設けられる第4ストッパー部と、
を含むことを特徴とする物理量センサー。
【請求項4】
請求項1に記載された物理量センサーにおいて、
前記外枠体は、前記可動体の全周を囲むことを特徴とする物理量センサー。
【請求項5】
請求項1に記載された物理量センサーにおいて、
前記外枠体は、前記可動体の周囲の少なくとも一部の領域において開口していることを特徴とする物理量センサー。
【請求項6】
請求項1に記載された物理量センサーにおいて、
前記固定電極部は、
固定基部と、
前記固定基部から延在する前記固定電極と、
前記固定基部を前記基板に固定する固定電極固定部と、
を含むことを特徴とする物理量センサー。
【請求項7】
請求項6に記載された物理量センサーにおいて、
前記固定部及び前記固定電極固定部は、固定部配置領域に配置されることを特徴とする物理量センサー。
【請求項8】
請求項6に記載された物理量センサーにおいて、
前記固定電極は、前記固定基部から前記第1方向に沿って延在し、
前記可動電極は、前記可動電極部から前記第1方向に沿って延在することを特徴とする物理量センサー。
【請求項9】
請求項1に記載された物理量センサーにおいて、
前記固定電極部は、
第1固定電極を有する第1固定電極部と、
第2固定電極を有する第2固定電極部と、
を含み、
前記可動体は、
前記第1固定電極に対向する第1可動電極を有する第1可動電極部と、
前記第2固定電極に対向する第2可動電極を有する第2可動電極部と、
を含み、
前記第1固定電極部及び前記第1可動電極部と、前記第2固定電極部及び前記第2可動電極部は、前記第1方向に沿って配置されることを特徴とする物理量センサー。
【請求項10】
請求項9に記載された物理量センサーにおいて、
前記第1可動電極の前記第3方向における厚みは、前記第1固定電極の前記第3方向における厚みより大きく、
前記第2可動電極の前記第3方向における厚みは、前記第2固定電極の前記第3方向における厚みより小さいことを特徴とする物理量センサー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物理量センサー及び慣性計測装置等に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
可動体をシーソー揺動させ、可動体に含まれる可動電極部と、固定電極部とのギャップを変化させ、静電容量の変化量に基づいて加速度等の物理量を検出する物理量センサーが知られている。特許文献1には、可動体の可動範囲を規制するストッパーを基板上に設けている手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-017886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物理量センサーは熱膨張係数が異なる各種材料を実装して構成されることから、基板に反りが発生する。そのため、ストッパーが基板上に設けられている場合、実際に実装した後におけるストッパーと可動体との位置関係は設計上の位置関係と異なり得ることから、ストッパー機能の安定性の向上が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、互いに直交する3つの方向を第1方向、第2方向及び第3方向としたとき、前記第3方向での物理量を検出する物理量センサーであって、基板に固定された固定部と、前記固定部に接続された外枠体と、一端が前記外枠体に接続され、前記第1方向に沿って延在する支持梁と、前記支持梁の他端に接続され、前記外枠体の内側に配置される可動体と、前記基板に設けられ、前記支持梁の前記第2方向に配置され、固定電極を有する固定電極部と、を含み、前記可動体は、前記固定電極に対向する可動電極を有する可動電極部を有し、前記外枠体は、前記第1方向及び前記第2方向に沿った面内方向において前記可動体に対向するストッパー部を有する物理量センサーに関係する。
【0006】
本開示の他の態様は、上記に記載された物理量センサーと、前記物理量センサーから出力された検出信号に基づいて制御を行う制御部と、を含む慣性計測装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
物理量センサーの例を説明する平面図。
第1検出ユニットの例を説明する平面図。
第1可動電極の動作と第1固定電極の関係の例を説明する図。
第2検出ユニットの例を説明する平面図。
第2可動電極の動作と第2固定電極の関係の例を説明する図。
物理量センサーの例を説明する断面図。
物理量センサーの動作モードの例を説明する図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
物理量センサーの別の例を説明する平面図。
第2可動電極の動作と第2固定電極の関係の別の例を説明する図。
物理量センサーを含む慣性計測装置の概略構成を示す分解斜視図。
物理量センサーの回路基板の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
図1、図2、図3、図4、図5、図6を用いて本実施形態の物理量センサー1の構成例について説明する。本実施形態の物理量センサー1は、基板2と、ストッパー部STを有する外枠体10と、固定部12と、支持梁20と、固定電極部30と、可動電極部40を有する可動体MBと、を含む。図1は、本実施形態の物理量センサー1の例を、基板2に直交する方向での平面視における平面図で示したものである。また、図1において互いに直交する方向を第1方向DR1、第2方向DR2、第3方向DR3とし、第1方向DR1、第2方向DR2、第3方向DR3は、各々、例えば+X軸方向、+Y軸方向、+Z軸方向に対応する。本実施形態の物理量センサー1は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスとしての慣性センサーであり、第3方向DR3での物理量を検出する。なお、「直交」とは90°で交わっているものの他、90°から若干傾いた角度で交わっている場合も含むものとする。また、本実施形態において、第2方向DR2の反対側の方向を第4方向DR4とする。つまり、図1において第4方向DR4は、例えば-Y軸方向である。また、第3方向DR3と反対の方向を第5方向DR5とする。例えば、図1には図示していないが、第5方向DR5は、例えば-Z軸方向である。また、以降において、+方向と-方向を厳密に区別する必要が無い場合は「X軸に沿った方向」を「第1方向DR1に沿った方向」と代表して表記し、「Y軸に沿った方向」を「第2方向DR2に沿った方向」と代表して表記し、「Z軸に沿った方向」を「第3方向DR3に沿った方向」と代表して表記することがある。
【0010】
例えば、第1方向DR1及び第2方向DR2に沿った面であるXY平面を水平面とすると、第3方向DR3は鉛直方向となることから、本実施形態の物理量センサー1を例えば鉛直方向の加速度を検出する加速度センサーとして適用することができる。ただし、上記した第1方向DR1、第2方向DR2及び第3方向DR3と、XYZ軸との対応関係はあくまでも例示であり、上記に限定されるものではない。以降の説明は、例えば第1方向DR1または第2方向DR2をZ軸として本実施形態を適用することを妨げるものではなく、第1方向DR1、第2方向DR2及び第3方向DR3のいずれかが必ず鉛直方向に沿うことを必須としていない。
(【0011】以降は省略されています)
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