TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025088028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202442
出願日
2023-11-30
発明の名称
データ取得方法、データ取得装置、および、プログラム
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
G06F
30/27 20200101AFI20250604BHJP(計算;計数)
要約
【課題】所望の緩衝材をより簡易に設計するための技術を提供する。
【解決手段】データ取得方法は、衝撃応答スペクトルに関する衝撃応答データと、応力ひずみ曲線に関する応力ひずみデータと、の少なくともいずれかを含む入力データを取得する第1工程と、(i)緩衝材によって保護される物体の衝撃加速度を表す加速度波形と、物体の衝撃応答スペクトルと、を関連付けた第1関連データを用いて、取得された衝撃応答データに応じた加速度波形を表す第1目的データを取得する第1取得工程と、(ii)緩衝材の形状データと、緩衝材の応力ひずみ曲線と、を関連付けた第2関連データを用いて、入力された応力ひずみデータに応じた形状データを表す第2目的データを取得する第2取得工程と、の少なくとも一方を実行する第2工程と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
衝撃応答スペクトルに関する衝撃応答データと、応力ひずみ曲線に関する応力ひずみデータと、の少なくともいずれかを含む入力データを取得する第1工程と、
(i)緩衝材によって保護される物体の衝撃加速度を表す加速度波形と、前記物体の前記衝撃応答スペクトルと、を関連付けた第1関連データを用いて、取得された前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を表す第1目的データを取得する第1取得工程と、(ii)前記緩衝材の形状データと、前記緩衝材の前記応力ひずみ曲線と、を関連付けた第2関連データを用いて、入力された前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを表す第2目的データを取得する第2取得工程と、の少なくとも一方を実行する第2工程と、を備える、データ取得方法。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程では、前記衝撃応答データに対応する前記衝撃応答スペクトルである対応スペクトルが前記第1関連データに含まれる場合、前記対応スペクトルに関連付けられた前記加速度波形を前記第1関連データから抽出することによって、前記第1目的データを取得し、
前記第2取得工程では、前記応力ひずみデータに対応する前記応力ひずみ曲線である対応曲線が前記第2関連データに含まれる場合、前記対応曲線に関連付けられた前記形状データを前記第2関連データから抽出することによって、前記第2目的データを取得する、データ取得方法。
【請求項3】
請求項2に記載のデータ取得方法であって、
前記対応スペクトルは、前記物体に応じて予め定められた振動数範囲において、前記衝撃応答データとの間の差異が予め定められた程度以下の前記衝撃応答スペクトルである、データ取得方法。
【請求項4】
請求項1に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程では、
前記加速度波形と前記衝撃応答スペクトルとを学習データとして機械学習させた第1算出モデルを用いて、前記第1算出モデルに入力された前記衝撃応答データと前記第1関連データに含まれる前記衝撃応答スペクトルとの間の類似度である第1類似度を算出し、
前記第1類似度が予め定められた類似度以上の前記衝撃応答スペクトルに関連付けられた前記加速度波形を前記第1関連データから抽出することによって、前記第1目的データを取得し、
前記第2取得工程では、
前記応力ひずみデータと前記形状データとを学習データとして機械学習させた第2算出モデルを用いて、前記第2算出モデルに入力された前記応力ひずみデータと前記第2関連データに含まれる前記応力ひずみ曲線との間の類似度である第2類似度を算出し、
前記第2類似度が予め定められた類似度以上の前記応力ひずみ曲線に関連付けられた前記形状データを前記第2関連データから抽出することによって、前記第2目的データを取得する、データ取得方法。
【請求項5】
請求項4に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程では、前記物体に応じて予め定められた振動数範囲において、前記第1類似度を判定する、データ取得方法。
【請求項6】
請求項3又は5に記載のデータ取得方法であって、
前記振動数範囲は、ユーザーによる指定に基づいて決定される、データ取得方法。
【請求項7】
請求項1に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程では、前記第1関連データを学習データとして用いて機械学習させた第1生成モデルを用いて、前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を生成することによって、前記第1目的データを取得し、
前記第2取得工程では、前記第2関連データを学習データとして用いて機械学習させた第2生成モデルを用いて、前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを生成することによって、前記第2目的データを取得する、データ取得方法。
【請求項8】
請求項2に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程では、前記衝撃応答データに対応する前記衝撃応答スペクトルが前記第1関連データに含まれない場合、
前記加速度波形と前記衝撃応答スペクトルとを学習データとして機械学習させた第1算出モデルを用いて、前記第1算出モデルに入力された前記衝撃応答データと前記第1関連データに含まれる前記衝撃応答スペクトルとの間の類似度である第1類似度を算出し、
前記第1類似度が予め定められた類似度以上の前記衝撃応答スペクトルに関連付けられた前記加速度波形を前記第1関連データから抽出することによって、前記第1目的データを取得し、
前記第2取得工程では、前記応力ひずみデータに対応する前記応力ひずみ曲線が前記第2関連データに含まれない場合、
前記応力ひずみデータと前記形状データとを学習データとして機械学習させた第2算出モデルを用いて、前記第2算出モデルに入力された前記応力ひずみデータと前記第2関連データに含まれる前記応力ひずみ曲線との間の類似度である第2類似度を算出し、
前記第2類似度が予め定められた類似度以上の前記応力ひずみ曲線に関連付けられた前記形状データを前記第2関連データから抽出することによって、前記第2目的データを取得する、
データ取得方法。
【請求項9】
請求項8に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程において、前記第1算出モデルによって前記衝撃応答スペクトルが抽出されない場合、前記第1関連データを学習データとして用いて機械学習させた第1生成モデルを用いて、前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を生成することによって、前記第1目的データを取得し、
前記第2取得工程において、前記第2算出モデルによって前記応力ひずみ曲線が抽出されない場合、前記第2関連データを学習データとして用いて機械学習させた第2生成モデルを用いて、前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを生成することによって、前記第2目的データを取得する、データ取得方法。
【請求項10】
請求項2に記載のデータ取得方法であって、
前記第1取得工程では、前記衝撃応答データに対応する前記衝撃応答スペクトルが前記第1関連データに含まれない場合、前記第1関連データを学習データとして用いて機械学習させた第1生成モデルを用いて、前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を生成することによって、前記第1目的データを取得し、
前記第2取得工程では、前記応力ひずみデータに対応する前記応力ひずみ曲線が前記第2関連データに含まれない場合、前記第2関連データを学習データとして用いて機械学習させた第2生成モデルを用いて、前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを生成することによって、前記第2目的データを取得する、データ取得方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ取得方法、データ取得装置、および、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、衝撃緩衝材の衝撃吸収性能を高めるための技術が開示されている。特許文献1の技術では、衝撃緩衝材を圧縮した場合の応力ひずみ曲線において、ひずみが増えても応力が略一定となる所謂プラトー領域が広くなるように衝撃緩衝材を構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-191849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、緩衝材によって保護される保護対象や、緩衝材が使用される使用状況が多様化しており、多様な緩衝材を設計するニーズが高まっている。したがって、所望の緩衝材をより簡易に設計するための技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、データ取得方法が提供される。このデータ取得方法は、衝撃応答スペクトルに関する衝撃応答データと、応力ひずみ曲線に関する応力ひずみデータと、の少なくともいずれかを含む入力データを取得する第1工程と、(i)緩衝材によって保護される物体の衝撃加速度を表す加速度波形と、前記物体の前記衝撃応答スペクトルと、を関連付けた第1関連データを用いて、取得された前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を表す第1目的データを取得する第1取得工程と、(ii)前記緩衝材の形状データと、前記緩衝材の前記応力ひずみ曲線と、を関連付けた第2関連データを用いて、入力された前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを表す第2目的データを取得する第2取得工程と、の少なくとも一方を実行する第2工程と、を備える。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、データ取得装置が提供される。このデータ取得装置は、衝撃応答スペクトルに関する衝撃応答データと、応力ひずみ曲線に関する応力ひずみデータと、の少なくともいずれかを含む入力データを取得する入力データ取得部と、(i)緩衝材によって保護される物体の衝撃加速度を表す加速度波形と、前記物体の前記衝撃応答スペクトルと、を関連付けた第1関連データを用いて、取得された前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を表す第1目的データを取得する第1取得処理と、(ii)前記緩衝材の形状データと、前記緩衝材の前記応力ひずみ曲線と、を関連付けた第2関連データを用いて、入力された前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを表す第2目的データを取得する第2取得処理と、の少なくとも一方を実行する目的データ取得部と、を備える。
【0007】
本開示の第3の形態によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、衝撃応答スペクトルに関する衝撃応答データと、応力ひずみ曲線に関する応力ひずみデータと、の少なくともいずれかを含む入力データ取得する機能と、(i)緩衝材によって保護される物体の衝撃加速度を表す加速度波形と、前記物体の前記衝撃応答スペクトルと、を関連付けた第1関連データを用いて、取得された前記衝撃応答データに応じた前記加速度波形を表す第1目的データを取得する第1取得処理と、(ii)前記緩衝材の形状データと、前記緩衝材の前記応力ひずみ曲線と、を関連付けた第2関連データを用いて、入力された前記応力ひずみデータに応じた前記形状データを表す第2目的データを取得する第2取得処理と、の少なくとも一方を実行する機能と、をコンピューターに実現させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態におけるデータ取得装置の概略構成を示すブロック図。
保護対象および緩衝材の例を説明する概念図。
衝撃シミュレーションの例を説明する図。
応力ひずみ曲線と加速度波形と衝撃応答スペクトルの関係を説明する図。
第1実施形態におけるデータ取得処理のフローチャート。
第2実施形態におけるデータ取得装置の概略構成を示すブロック図。
第2実施形態におけるデータ取得処理のフローチャート。
第3実施形態におけるデータ取得装置の概略構成を示すブロック図。
第3実施形態におけるデータ取得処理のフローチャート。
第4実施形態におけるデータ取得処理のフローチャート。
第5実施形態におけるデータ取得処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態におけるデータ取得装置100の概略構成を示すブロック図である。データ取得装置100は、物体を保護する緩衝材を設計するために用いられる。具体的には、データ取得装置100は、緩衝材の設計に使用されるデータを取得するために用いられる。本実施形態におけるデータ取得装置100は、緩衝材を設計するための設計システム50において使用される。以下では、緩衝材によって保護される物体のことを保護対象ともいう。
【0010】
緩衝材の保護対象は、例えば、種々の製品であってもよいし、人等の生体であってもよい。本実施形態における保護対象は、製品である。製品は、任意の製品であってよく、例えば、印刷装置や投写装置や三次元造形装置や射出成形装置といった各種装置であってもよいし、各種部品であってもよい。また、緩衝材は、例えば、保護対象を収容するための容器に保護対象とともに収容されることで保護対象を衝撃から保護してもよい。また、緩衝材は、保護対象を衝撃から保護する機能を有する容器や外殻や防具や土台等として設計されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
対話装置
5日前
個人
政治のAI化
28日前
個人
情報処理装置
5日前
個人
物品給付年金
1か月前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
人物再現システム
2か月前
個人
在宅介護システム
1か月前
個人
情報処理装置
1日前
個人
プラグインホームページ
19日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
1か月前
個人
情報入力装置
5日前
個人
物価スライド機能付生命保険
5日前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
個人
マイホーム非電子入札システム
5日前
個人
電話管理システム及び管理方法
1か月前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
29日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
26日前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
28日前
サクサ株式会社
カードの制動構造
7日前
株式会社CROSLAN
支援装置
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
28日前
個人
決済手数料0%のクレジットカード
8日前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
11日前
ミサワホーム株式会社
宅配ロッカー
25日前
ひびきの電子株式会社
認証システム
1か月前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
1か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
28日前
パテントフレア株式会社
交差型バーコード
21日前
村田機械株式会社
割当補助システム
11日前
トヨタ自動車株式会社
欠け検査装置
28日前
オベック実業株式会社
端末用スタンド
29日前
オベック実業株式会社
接続構造
2か月前
株式会社ユピテル
電子機器及びプログラム等
1か月前
オムロン株式会社
回転装置及びマウス
1か月前
応研株式会社
業務支援システム
19日前
続きを見る
他の特許を見る