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公開番号2025087962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202311
出願日2023-11-30
発明の名称傷病別受診日数推計装置および方法並びにプログラム
出願人学校法人産業医科大学
代理人個人
主分類G16H 10/00 20180101AFI20250604BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】レセプトなどの診療報酬情報を用いて、傷病別の医療費の3要素分解を行うことができる傷病別受診日数推計装置および方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】患者の少なくとも1つの傷病情報、患者に対して施された少なくとも1つの医療行為情報および医療行為情報に関連する受診日数を含む解析用情報を複数受け付け、その受け付けた複数の解析用情報に基づいて、各解析用情報に対するバランシングスコアを算出する第1のバランシングスコア算出部12と、各解析用情報に対するバランシングスコアに基づいて、傷病情報毎の受診日数を推計する傷病別受診日数推計部13とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者の少なくとも1つの傷病情報、前記患者に対して施された少なくとも1つの医療行為情報および前記医療行為情報に関連する受診日数を含む解析用情報を複数受け付け、該受け付けた複数の解析用情報に基づいて、前記各解析用情報に対するバランシングスコアを算出するバランシングスコア算出部と、
前記各解析用情報に対するバランシングスコアに基づいて、前記傷病情報毎の前記受診日数を推計する受診日数推計部とを備えた傷病別受診日数推計装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記複数の解析用情報の中にレセプト情報が含まれる請求項1記載の傷病別受診日数推計装置。
【請求項3】
前記複数の解析用情報の中に電子カルテ情報が含まれる請求項1記載の傷病別受診日数推計装置。
【請求項4】
前記解析用情報から前記受診日数を抽出する受診日数抽出部を備え、
前記バランシングスコア算出部が、前記受診日数抽出部によって抽出された受診日数を用いて前記バランシングスコアを算出する請求項1記載の傷病別医療費推計装置。
【請求項5】
前記解析用情報から前記傷病情報を抽出する傷病情報抽出部を備え、
前記バランシングスコア算出部が、前記傷病情報抽出部によって抽出された傷病情報を用いて前記バランシングスコアを算出する請求項1記載の傷病別受診日数推計装置。
【請求項6】
前記解析用情報から前記医療行為情報を抽出する医療行為情報抽出部を備え、
前記バランシングスコア算出部が、前記医療行為情報抽出部によって抽出された医療行為情報を用いて前記バランシングスコアを算出する請求項1記載の傷病別受診日数推計装置。
【請求項7】
前記バランシングスコア算出部が、前記患者の健康診断情報および検診情報のうちの少なくとも一方を受け付け、該少なくとも一方の情報を用いて前記バランシングスコアを算出する請求項1記載の傷病別受診日数推計装置。
【請求項8】
前記バランシングスコアが、傾向スコアである請求項1記載の傷病別受診日数推計装置。
【請求項9】
患者の少なくとも1つの傷病情報、前記患者に対して施された少なくとも1つの医療行為情報および前記医療行為情報に関連する受診日数を含む解析用情報を複数準備し、
演算装置を用いて、前記複数の解析用情報に基づいて、前記各解析用情報に対するバランシングスコアを算出するとともに、該算出した各解析用情報に対するバランシングスコアに基づいて、前記傷病情報毎の前記受診日数を推計する傷病別受診日数推計方法。
【請求項10】
コンピュータを、
患者の少なくとも1つの傷病情報、前記患者に対して施された少なくとも1つの医療行為情報および前記医療行為情報に関連する受診日数を含む解析用情報を複数受け付け、該受け付けた複数の解析用情報に基づいて、前記各解析用情報に対するバランシングスコアを算出するバランシングスコア算出部と、
前記各解析用情報に対するバランシングスコアに基づいて、前記傷病情報毎の前記受診日数を推計する受診日数推計部として機能させる傷病別受診日数推計プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レセプトなどに基づいて、傷病別の受診日数を推計する傷病別受診日数推計装置および方法並びにプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療保険制度を用いた医療費が年々増加傾向にあり、国、保険者および患者それぞれに対する負担が大きくなっている。今後、医療保険制度を健全な状態で維持するためには、傷病の予防、傷病の早期発見および早期治療を行い、医療費を抑制する必要がある。
【0003】
ある集団や異なる時点での比較を考える場合、代表的な指標の1つとして「1人当たり医療費」がある。1人当たり医療費は、下式によって求められる。1人当たり医療費=(医療費総額)/(加入者数)
【0004】
さらに、1人当たり医療費は、疾病の診療の「受診率(一人当たりの件数)」、通院日数など疾病の診療の「期間」、1日当たり医療費など疾病の診療の「単価」に分解される。1人当たり医療費は、下式のように「受診率(一人当たりの件数)」、「1件当たり日数」、「1日当たり医療費」の積に分解することができる。1人当たり医療費=(医療費総額)/(加入者数)={(受診者数)/(加入者数)}×{(受診日数)/(受診者数)}×{(医療費総額)/(受診日数)}=(受診率(一人当たりの件数))×(1件当たり日数)×(1日当たり医療費)
【0005】
「受診率(一人当たりの件数)」、「1件当たり日数」および「1日当たり医療費」は、医療費の3要素と呼ばれ、医療費を分析する上での基本的な指標として用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5953411号公報
特許第4312757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、さらに傷病別に医療費の3要素分解を行うことができれば、医療費のさらなる分析を行うことができ、これにより、医療費の抑制を効率的に行うことができる可能性がある。
【0008】
しかしながら、傷病別の医療費の3要素分解を行うためには、傷病別の受診日数が必要となる。レセプトなどの診療報酬情報には、診療実日数が示されているが、特定の傷病に関連したものではないため、たとえば複数の傷病を抱える人が受診した場合、どの傷病で何日受診したのかが不明であり、傷病別の受診日数を得ることができない。
【0009】
なお、特許文献1および特許文献2においては、患者の傷病の情報、患者に対する医療行為の情報および医療費の情報を含むレセプトを用いて、傷病別の医療費を算出することが提案されているが、傷病別の受診日数を得る方法については、何も提案されていない。
【0010】
本発明は、上記の問題に鑑み、レセプトなどの診療報酬情報を用いて、傷病別の医療費の3要素分解を行うことができる傷病別受診日数推計装置および方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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