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公開番号2025087624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024205067
出願日2024-11-26
発明の名称同軸ケーブルコネクタ組立て方法、同軸ケーブルコネクタ、および圧着ツール
出願人ティーイー コネクティビティ ソリューソンズ ゲーエムベーハー
代理人弁理士法人大場国際特許事務所
主分類H01R 43/048 20060101AFI20250603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の端子構成要素の必要性を低減し、組立てプロセスを合理化し、多様な用途のための高信頼な機械的および電気的接続を確実にする同軸ケーブルコネクタを組み立てるための方法、同軸ケーブルコネクタを組み立てるための圧着ツール、および同軸ケーブルコネクタを提供する。
【解決手段】同軸ケーブル(2)の露出した編組体(4)に内部フェルール(3)を圧着するステップと、内部フェルール(3)を覆うように同軸ケーブル(2)の露出した編組体(4)を折り返すステップと、折り返された露出した編組体(4)に外部コンタクト(5)を圧着するステップであって、外部コンタクト(5)は、外部コンタクト(5)の伸長およびケーブル(2)の圧縮を低減するために所定の機能領域(5a、5b)において低減した直径の複数の別個の狭窄部を有する。
【選択図】図7a
特許請求の範囲【請求項1】
同軸ケーブルコネクタ(1)を組み立てるための方法であって、前記方法は、
a.同軸ケーブル(2)を提供するステップと、
b.前記同軸ケーブル(2)の露出した編組体(4)に内部フェルール(3)を圧着するステップと、
c.前記内部フェルール(3)を覆うように前記同軸ケーブル(2)の露出した編組体(4)を折り返すステップと、
d.折り返された前記露出した編組体(4)に外部コンタクト(5)を圧着するステップであって、前記外部コンタクト(5)は、前記外部コンタクト(5)の伸長および前記同軸ケーブル(2)の圧縮を低減するために所定の機能領域(5a、5b)において低減した直径の複数の別個の狭窄部を有する、圧着するステップと、
を含む同軸ケーブルコネクタ組立て方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記機能領域(5a、5b)は、圧着された前記外部コンタクト(5)内における構造的安定性および把持性を付与するように主に構成された少なくとも1つの機械的機能領域(5a)と、一貫したインピーダンスおよび電気的連続性を確保するように主に構成された少なくとも1つの電気的機能領域(5b)とを備える、請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ組立て方法。
【請求項3】
前記内部フェルール(3)は、異なるケーブルサイズに対応するように構成された重なり合う圧着フランク(3a、3b)を有し、前記内部フェルール(3)の前記重なり合う圧着フランク(3a、3b)は、特定のケーブルサイズに基づいて各々選択される様々な圧着幅を有する圧着ツールを用いて圧着され、前記圧着ツールはまた、より小径のケーブル(2)に必要となる前記重なり合うフランク(3a、3b)の重なりの増大を確保するための調節可能な圧着高さ設定を有する、請求項1または2に記載の同軸ケーブルコネクタ組立て方法。
【請求項4】
e.前記同軸ケーブルコネクタ(1)を組み立てる前記方法の全体を通して一貫した圧着を確実にするために、前記外部コンタクト(5)の上部平坦面(5c)および底部平坦面(5d)を基準点として用いて前記外部コンタクト(5)の圧着高さを測定するステップ、
をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の同軸ケーブルコネクタ組立て方法。
【請求項5】
前記同軸ケーブル(2)は、RG174型である、請求項1から4のいずれか一項に記載の同軸ケーブルコネクタ組立て方法。
【請求項6】
前記外部コンタクト(5)の圧着は、容量歪みを最小化するように行われ、それにより前記同軸ケーブル(2)のRF信号品位を保持する、請求項1から5のいずれか一項に記載の同軸ケーブルコネクタ組立て方法。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の前記同軸ケーブルコネクタ組立て方法に従って組み立てられている同軸ケーブルコネクタ(1)。
【請求項8】
前記同軸ケーブルコネクタ(1)は、自動車データ接続用途での使用のために構成されている、請求項7に記載の同軸ケーブルコネクタ(1)。
【請求項9】
前記内部フェルール(3)および前記外部コンタクト(5)のうちの少なくとも一方は、再利用可能であり、様々な直径の同軸ケーブル(2)に対応するように適合可能であるように構成されている、請求項7または8に記載の同軸ケーブルコネクタ(1)。
【請求項10】
同軸ケーブルコネクタ(1)を組み立てるための圧着ツールであって、
a.一定範囲のケーブル直径への適合を可能とするための重なり合う圧着フランク(3a、3b)が設けられた共通の内部フェルール(3)との使用のために構成されている、圧着高さを設定するための調節可能な機構を伴う、指定されたケーブル直径に対応する交換可能なダイセットと、
b.外部コンタクト(5)の所定の機能領域(5a、5b)に対して選択的に圧力を印加するように配置された狭窄部を特徴とする圧着プロファイルであって、前記狭窄部は、圧着中の前記外部コンタクト(5)の過度な伸長を防止するように構成されている、圧着プロファイルと、
のうちの少なくとも一方を備える圧着ツール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸ケーブルコネクタ組立ての分野に関連し、小径同軸ケーブルのための組立てプロセスを改善することに特段の重点を置く。これは、革新的な方法、コネクタ、および関連する圧着ツールに関し、これらは、様々な用途におけるこれらのコネクタの性能、信頼性、および再利用性を向上させるように構成されている。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
同軸ケーブルは、最小限の損失および低減した電磁干渉で高周波信号を伝送するその能力でよく知られ、そのため、電気通信、自動車、航空宇宙、および民生用電子機器を含む多様な産業において不可欠になっている。これらの用途における同軸ケーブルの有効性および機能性は、特に様々なケーブルサイズ間での互換性の必要性およびコネクタ組立て中の信号品位の維持における課題を考慮すると、それらのコネクタの品質、完全性、およびとりわけ適合性に極めて大きく依存する。
【0003】
従来の同軸ケーブルコネクタ組立てにおいて、プロセスは通常、ケーブルのシールド編組体にフェルールを圧着し、続いて外部コンタクトを取り付けることで、安定かつ導電可能な接続を確立することを伴う。しかしながら、この圧着プロセスは、その意図された目的には効果的であるが、これまでのところ、その範囲および適合性が限定されている。異なるケーブルサイズごとに特有の圧着バレル設計が必要であったため、各々が特定のケーブル直径に適合した広範な種類のコネクタ部品および専用の圧着ツールが生じている。このレベルの専用化は、適切な接続を確実にするために必要である一方、多大な製造費用をもたらし、これは必要な部品の多様性に起因する在庫管理および物流の複雑さによりさらに悪化する。
【0004】
加えて、元々はより大きいケーブル直径用に設計された構成要素がより小さいケーブルで用いられる場合、従来の圧着方法は、より大きい直径を意図した余分な材料に起因して、圧着プロセス中における材料の余剰および圧着領域の過度な伸長をもたらす場合が多い。この伸長は、コネクタアセンブリにおける中央コンタクトの位置的安定性に悪影響を及ぼす場合がある。結果として、そのようなずれは、同軸ケーブルの電気的性能に有害な影響を及ぼす場合があり、特にインピーダンス不整合および信号品位の劣化として表れる。これらの課題は、一貫した電気的特性の維持が同軸ケーブルシステムの機能性にとって最重要である用途において重要である。
【0005】
同軸ケーブルコネクタ組立てにおける現行技術の主な制限のうちの1つは、圧着バレル設計における再利用性および適合性の不足である。圧着バレルを特定のケーブル直径に合わせて特別に調整する従来のアプローチは、限定された範囲のケーブルサイズにそれらの使用を制限する。この汎用性の不足は、多数の単一サイズ固有の部品を製造する必要性に起因してより大きい環境影響につながるのみならず、ケーブルコネクタの生産および在庫管理に付随するコストの増大ももたらす。
【0006】
結果として、当業界は、より小さい直径のケーブルを含む広範なケーブルサイズに対応するのみならず、電気的接続の本質的な完全性を損なうことのない圧着の方法論を開発するという課題に常に直面してきた。この均衡の取れたアプローチは、同軸ケーブルにおける一貫したかつ高信頼な信号伝送を確実にするために極めて重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記に鑑みて、本発明の目的は、ケーブルサイズ間での構成要素の再利用を可能とし、汎用的な圧着ツールにより圧着を最適化し、高性能の同軸ケーブルコネクタを確実にする、同軸ケーブルコネクタを組み立てるための効率的な方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的は、独立請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタを組み立てるための方法、独立請求項10に記載のこの組立てのための圧着ツール、および独立請求項15に記載の同軸ケーブルコネクタ自体を提供することにより、本発明に従って実現される。本発明の有利なさらなる発展例が、従属請求項に記載されている。
【0009】
詳細には、本発明に係る同軸ケーブルコネクタを組み立てるための方法は、
a.同軸ケーブルを提供するステップと、
b.同軸ケーブルの露出した編組体に内部フェルールを圧着するステップと、
c.内部フェルールを覆うように同軸ケーブルの露出した編組体を折り返すステップと、
d.折り返された露出した編組体に外部コンタクトを圧着するステップであって、外部コンタクトは、外部コンタクトの伸長およびケーブルの圧縮を低減するために所定の機能領域において低減した直径の複数の別個の狭窄部を有する、圧着するステップと、
を含む。
【0010】
本発明は、特殊な狭窄部を有する外部コンタクトの重要な特徴を組み込む同軸ケーブルコネクタの組立てに対する秩序立ったアプローチを導入する。この特徴は、電気的接続および信号伝送の完全性を確保しつつ、異なるケーブルサイズに対するコネクタの機能性、利用性、および適合性をまとめて向上させる。
(【0011】以降は省略されています)

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