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公開番号2025087529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202256
出願日2023-11-29
発明の名称監視システム、監視方法、及び監視プログラム
出願人株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング
代理人弁理士法人白坂
主分類G08B 25/04 20060101AFI20250603BHJP(信号)
要約【課題】 監視の対象者の信号を発信するための装置の携帯及び電力確保の煩わしさを解消するとともに、当該対象者が移動及び動作を停止した場合であっても、当該対象者の安否を監視することができる。
【解決手段】 監視システムは、履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有し、監視部は、所定信号を取得する信号取得部と、所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定部と、第1異常の発生をユーザに報知する第1報知部と、第1異常の発生の報知後、所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定部と、第2異常の発生を報知する第2報知部と、を備える。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
履物を履くユーザの安否を監視する監視システムであって、
前記履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部による電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、
前記所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有し、
前記監視部は、
前記所定信号を取得する信号取得部と、
前記所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定部と、
前記第1異常が発生したと判定した場合に、前記第1異常の発生を前記ユーザに報知する第1報知部と、
前記第1異常の発生の報知後、前記所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定部と、
前記第2異常が発生したと判定した場合に、前記第2異常の発生を報知する第2報知部と、
を備えることを特徴とする監視システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1報知部は、前記ユーザに対して前記第1異常の発生の報知後、前記第2時間を経過する前に前記所定信号が取得された場合に前記第1異常の発生の報知を止めることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記電力供給部は圧電素子を含み、前記圧電素子に加わる圧力により発電される電力を発信部へ供給することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項4】
前記検知部から発信される前記所定信号は中継器を介して前記監視部の前記信号取得部に取得されることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項5】
前記電力供給部は前記履物の踵部に備えられることを特徴とする請求項3に記載の監視システム。
【請求項6】
前記監視部は、前記ユーザの作業内容に対応した前記第1時間の長さを受け付ける作業内容受付部を備えることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項7】
前記監視部は、前記ユーザの作業環境の温度に対応した前記第1時間の長さを受け付ける温度調整受付部を備えることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項8】
前記所定信号には異なる複数の周波数が用意され、複数の所定信号のそれぞれが異なる前記ユーザに割り当てられることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項9】
履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部による電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、
前記所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有する監視システムにおける前記履物を履く前記ユーザの安否を監視する監視方法であって、
前記監視部は、
前記所定信号を取得する信号取得ステップと、
前記所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定ステップと、
前記第1異常が発生したと判定した場合に、前記第1異常の発生を前記ユーザに報知する第1報知ステップと、
前記第1異常の発生の報知後、前記所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定ステップと、
前記第2異常が発生したと判定した場合に、前記第2異常の発生を報知する第2報知ステップと、
を実行することを特徴とする監視方法。
【請求項10】
履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部による電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、
前記所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有する監視システムにおける前記履物を履く前記ユーザの安否を監視する監視プログラムであって、
前記監視部に、
前記所定信号を取得する信号取得機能と、
前記所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定機能と、
前記第1異常が発生したと判定した場合に、前記第1異常の発生を前記ユーザに報知する第1報知機能と、
前記第1異常の発生の報知後、前記所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定機能と、
前記第2異常が発生したと判定した場合に、前記第2異常の発生を報知する第2報知機能と、
を実現させることを特徴とする監視プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視システム、監視方法、及び監視プログラムに関し、特に作業環境に一人で居る者の安否を監視する監視システム、監視方法、及び監視プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場、倉庫、学校、病院、ビルなどの各種施設に居る人の安否を監視する場合、現地に監視カメラを設置して遠隔地のモニタに現地の様子を映像として映し、当該映像を監視者が監視することにより行われてきた。監視カメラによる監視は、死角を減らすために監視カメラの設置台数を増やす必要があり監視者にとって費用及び労力に大きな負担があった。
【0003】
そこで、監視の対象者の一人ひとりにウェアラブルデバイスを装着して、当該ウェアラブルデバイスからの情報に基づいて対象者の安否を監視する方法が提案された。ウェアラブルデバイスは多機能であるため監視者の生体情報などの詳細な情報に基づいて監視の対象者を監視することができる反面、ウェアラブルデバイスのバッテリーの消耗が早いという問題があり、長時間継続してウェアラブルデバイスを使用することができず、更にはバッテリーが切れた状態ではウェアラブルデバイスを全く利用できないという問題があった。
【0004】
そこで例えば、特許文献1に開示の履物が提案された。特許文献1に開示の履物は、踵部に内蔵された圧電素子に歩行の際の圧力が加わることで発電し、内蔵されたPHSモジュールを駆動する。PHSモジュールから発信される信号は、中継器を介して監視者の元へと送信されて、監視者は履物のユーザの安否を確認することができる。
【0005】
特許文献1に開示の履物によれば、履物のユーザは信号を発信するためのPHSモジュールなどの装置を携帯する煩わしさから解消され、当該装置の電力の確保の煩わしさから解消されるとしている。
しかし、特許文献1に開示の履物は、当該履物のユーザが体調不良などを原因として移動又は動作を一定時間止めて、履物の踵部に内蔵された圧電素子の発電が無くPHSモジュールからの信号が発信されなくなる場合については何ら考慮されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開第2003-8453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、監視の対象者の信号を発信するための装置の携帯及び電力確保の煩わしさを解消するとともに、当該対象者が移動及び動作を停止した場合であっても、当該対象者の安否を監視することができる監視システム、監視方法、及び監視プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、第1の態様に係る監視システムは、履物を履くユーザの安否を監視する監視システムであって、履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、電力供給部による電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有し、監視部は、所定信号を取得する信号取得部と、所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定部と、第1異常が発生したと判定した場合に、第1異常の発生をユーザに報知する第1報知部と、第1異常の発生の報知後、所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定部と、第2異常が発生したと判定した場合に、第2異常の発生を報知する第2報知部と、備えることを特徴とする。
【0009】
第2の態様に係る監視方法は、履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、電力供給部による電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有する監視システムにおける履物を履くユーザの安否を監視する監視方法であって、監視部は、所定信号を取得する信号取得ステップと、所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定ステップと、第1異常が発生したと判定した場合に、第1異常の発生をユーザに報知する第1報知ステップと、第1異常の発生の報知後、所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定ステップと、第2異常が発生したと判定した場合に、第2異常の発生を報知する第2報知ステップと、を実行することを特徴とする。
【0010】
第3の態様に係る監視プログラムは、履物に装着され、電力を供給する電力供給部と、電力供給部による電力で駆動して駆動の度に所定信号を発信する発信部を備える検知部と、所定信号の受信を通じてユーザの安否を監視する監視部と、を有する監視システムにおける履物を履くユーザの安否を監視する監視プログラムであって、監視部に、所定信号を取得する信号取得機能と、所定信号の取得の無い期間が第1時間を経過した場合に第1異常が発生したと判定する第1異常判定機能と、第1異常が発生したと判定した場合に、第1異常の発生をユーザに報知する第1報知機能と、第1異常の発生の報知後、所定信号の取得の無い期間が第2時間を経過した場合に第2異常が発生したと判定する第2異常判定機能と、第2異常が発生したと判定した場合に、第2異常の発生を報知する第2報知機能と、を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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