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公開番号
2025087378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201981
出願日
2023-11-29
発明の名称
振動型アクチュエータ、光学機器、及び電子機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02N
2/04 20060101AFI20250603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 不要振動の発生が低減されるとともに、ロットごとの制振性能のばらつきが低減された振動型アクチュエータを提供する。
【解決手段】 電気-機械エネルギー変換素子および弾性体を有する振動体と、弾性体と接し第一の方向に延在する接触体と、を有し、振動体を振動させることで振動体と接触体とを第一の方向に相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、第一の方向に延在し、接触体の振動体に接する面とは反対側の面で、接触体に接する振動減衰部材、及び、第一の方向に延在し振動減衰部材を介して接触体を支持する支持部材を備え、支持部材は、支持部材の振動減衰部材と接する側の面に、第一の方向に延在し振動減衰部材と接する凸部を有し、第一の方向と直交する方向における凸部の幅は、接触体の幅よりも小さく、振動減衰部材の幅よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気-機械エネルギー変換素子および弾性体を有する振動体と、前記弾性体と接し第一の方向に延在する接触体と、を有し、
前記振動体を振動させることで前記振動体と前記接触体とを前記第一の方向に相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、
前記第一の方向に延在し、前記接触体の前記振動体に接する面とは反対側の面で、前記接触体に接する振動減衰部材、及び、
前記第一の方向に延在し前記振動減衰部材を介して前記接触体を支持する支持部材を備え、
前記支持部材は、前記支持部材の前記振動減衰部材と接する側の面に、前記第一の方向に延在し前記振動減衰部材と接する凸部を有し、
前記第一の方向と直交する方向における前記凸部の幅は、前記接触体の幅よりも小さく、前記振動減衰部材の幅よりも小さいことを特徴とする振動型アクチュエータ。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記振動減衰部材は、前記第一の方向と直交する方向において、前記凸部の幅よりも長い溝部又は貫通部を複数有することを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項3】
電気-機械エネルギー変換素子および弾性体を有する振動体と、前記弾性体と接し第一の方向に延在する接触体と、を有し、
前記振動体を振動させることで前記振動体と前記接触体とを前記第一の方向に相対的に移動させる振動型アクチュエータであって、
前記第一の方向に延在し、前記接触体の前記振動体に接する面とは反対側の面で、前記接触体に接する振動減衰部材と、
前記第一の方向に延在し前記振動減衰部材を介して前記接触体を支持する支持部材を備え、
前記振動減衰部材は、前記第一の方向と直交する方向において、前記接触体の幅よりも長い溝部又は貫通部を複数有することを特徴とする振動型アクチュエータ。
【請求項4】
前記支持部材は、前記支持部材の前記振動減衰部材と接する側の面に、前記第一の方向に延在し前記振動減衰部材と接する凸部を有し、
前記第一の方向と直交する方向における前記凸部の幅は、前記接触体の幅よりも小さく、前記振動減衰部材の幅よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項5】
前記振動減衰部材が前記溝部を有する場合、前記溝部の底部が前記接触体に接しないことを特徴とする請求項3に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項6】
前記振動減衰部材は、前記接触体の共振によって発生する前記接触体の面外屈曲振動の節部に対向する位置に、前記溝部又は前記貫通部を有することを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータと、
前記振動型アクチュエータによって駆動される、光学素子あるいは撮像素子のうち、少なくとも一方を備える光学機器。
【請求項8】
部材と、
前記部材を駆動する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータを備えた電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動型アクチュエータ、光学機器、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電気-機械エネルギー変換素子を用いる振動体と接触体を加圧接触させ、振動体に所定の振動を励起させて振動体から接触体へ摩擦駆動力を与えることにより、振動体と接触体を相対的に移動させる振動型アクチュエータが知られている。
【0003】
特許文献1では、可聴域の振動であり異音の原因となる不要振動を低減させる目的で、接触部と案内部材とで挟持された振動減衰部材を有する振動型アクチュエータが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-2923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1に記載された構成では、組立てのばらつきにより振動減衰部材の位置ズレが生じ、接触体に振動減衰部材が接する領域が非対称になる場合がある。また、ブチルゴム等を振動減衰部材として用いると、ゴムシートから所望の形状に切り出して振動減衰部材を製造する場合に、寸法のばらつきが大きくなる。その結果、接触体と接触する振動減衰部材の接触面積がロットにより変わり、性能のばらつきが生じやすくなる。
【0006】
そこで、本発明は、不要振動の発生が低減されるとともに、ロットごとの制振性能のばらつきが低減された振動型アクチュエータを提供することを目的とする。また、本発明の別の目的は、不要振動の発生が低減されるとともに、ロットごとの制振性能のばらつきが低減された振動型アクチュエータを備える光学機器又は電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明によれば、電気-機械エネルギー変換素子および弾性体を有する振動体と、弾性体と接し第一の方向に延在する接触体と、を有し、振動体を振動させることで振動体と接触体とを第一の方向に相対的に移動させる振動型アクチュエータが提供される。本発明に係る振動型アクチュエータは、以下の特徴を有する。振動型アクチュエータは、第一の方向に延在し、接触体の振動体に接する面とは反対側の面で、接触体に接する振動減衰部材、及び、第一の方向に延在し振動減衰部材を介して接触体を支持する支持部材を備える。支持部材は、支持部材の振動減衰部材と接する側の面に、第一の方向に延在し振動減衰部材と接する凸部を有する。第一の方向と直交する方向における凸部の幅は、接触体の幅よりも小さく、振動減衰部材の幅よりも小さい。
【0008】
また、本発明によれば、電気-機械エネルギー変換素子および弾性体を有する振動体と、弾性体と接し第一の方向に延在する接触体と、を有し、振動体を振動させることで振動体と接触体とを第一の方向に相対的に移動させる振動型アクチュエータを備える光学機器及び電子機器が提供される。本発明に係る光学機器及び電子機器に含まれる振動型アクチュエータは、以下の特徴を有する。振動型アクチュエータは、第一の方向に延在し、接触体の振動体に接する面とは反対側の面で、接触体に接する振動減衰部材、及び、第一の方向に延在し振動減衰部材を介して接触体を支持する支持部材を備える。支持部材は、支持部材の振動減衰部材と接する側の面に、第一の方向に延在し振動減衰部材と接する凸部を有する。第一の方向と直交する方向における凸部の幅は、接触体の幅よりも小さく、振動減衰部材の幅よりも小さい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、不要振動の発生が低減されるとともに、ロットごとの制振性能のばらつきが低減された振動型アクチュエータを提供することができる。また、本発明によれば、不要振動の発生が低減されるとともに、ロットごとの制振性能のばらつきが低減された振動型アクチュエータを備える光学機器又は電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る振動型アクチュエータの概略図である。
第1の実施形態に係る振動型アクチュエータの振動体の概略図である。
第1の実施形態に係る振動減衰部材の配置の一例を示す概略図である。
第2の実施形態に係る振動減衰部材の例を示す概略図である。
第2の実施形態に係る振動減衰部材の例を示す概略図である。
第2の実施形態に係る振動減衰部材の例を示す概略図である。
第3の実施形態に係る撮像装置の構成を示す概略図である。
第4の実施形態に係るロボットの構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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