TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025087325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201900
出願日
2023-11-29
発明の名称
内視鏡的縫合装置
出願人
SBカワスミ株式会社
,
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
17/04 20060101AFI20250603BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】操作にワイヤを用いつつ、アーム部への縫合針の固定操作をより確実に行うことのできる内視鏡的縫合装置を提供する。
【解決手段】アーム一端側を開閉させて組織を縫合する際に縫合針17を保持するアーム部12、13を交互に切り替え可能に構成され、各々の保持部18は、アーム部12、13の長手方向の第1位置と前記第1位置より近位側の第2位置の間で移動可能な可動部31と、可動部31よりも近位側に配置されて前記第2位置の可動部31とともに縫合針17を保持する支持部32と、操作部16a,16bとを有し、各々の操作部16a,16bは、可動部31が前記第2位置よりも遠位側に位置して縫合針17の一端を保持しないアンロック状態から、前記第2位置に位置する可動部31と支持部32との間で縫合針17の一端を保持するロック状態に変更する操作が可能である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
内視鏡の管状挿入部の遠位端に設けられる内視鏡的縫合装置であって、
アーム一端側にて縫合針の保持部をそれぞれ有する一対のアーム部を有し、前記アーム一端側を開閉させて組織を縫合する際に前記縫合針を保持するアーム部を交互に切り替え可能に構成され、
各々の前記保持部は、前記アーム部の長手方向の第1位置と前記第1位置より近位側の第2位置の間で移動可能な可動部と、前記可動部よりも近位側に配置されて前記第2位置の前記可動部とともに前記縫合針を保持する支持部と、操作部とを有し、
各々の前記操作部は、前記可動部が前記第2位置よりも遠位側に位置して前記縫合針の一端を保持しないアンロック状態から、前記第2位置に位置する前記可動部と前記支持部との間で前記縫合針の一端を保持するロック状態に変更する操作が可能であり、
前記縫合針は、一方のアーム部の前記保持部で前記縫合針の一端がロック状態にあるときに、他方のアーム部内に挿入された他端が前記一端よりも遠位側に位置し、
一方のアーム部内で前記縫合針の一端を保持する前記可動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することで、他方のアーム部内で前記縫合針の他端に当接する前記可動部を前記第2位置から前記第1位置に移動させる
内視鏡的縫合装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記アーム部は、前記縫合針の一端と他端との間に支点部を有し、
前記縫合針は、一端をてこの力点とし、前記支点部に接する位置をてこの支点とし、他端をてこの作用点とする
請求項1に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項3】
前記操作部は、前記管状挿入部に沿って配置される操作線を有し、
前記操作部は、装置本体部に対する前記操作線の近位側への牽引で、前記可動部を近位側に移動させる
請求項1に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項4】
前記操作線は、前記一対のアーム部のそれぞれに独立して設けられた一対の操作線で構成され、
前記保持部は、独立して設けられた前記一対の操作線のそれぞれを操作することで、操作された操作線に対応する前記保持部を前記ロック状態に切換え可能である
請求項3に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項5】
前記縫合針は、前記縫合針が前記アーム部に挿入されることで前記可動部を前記第1位置に移動させる
請求項1に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項6】
前記可動部は、前記縫合針が前記アーム部に挿入される際に前記縫合針を誘導する誘導部を有し、
前記誘導部は、前記縫合針に近い側よりも前記縫合針から遠い側の方が近位側に傾くテーパを有する
請求項5に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項7】
前記可動部は、前記縫合針が前記ロック状態のときに前記縫合針の端部の少なくとも一部に接する第1接面部を有し、
前記支持部は、前記縫合針が前記ロック状態のときに前記縫合針の端部の少なくとも一部に接する第2接面部を有する
請求項1に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項8】
前記第1接面部および前記第2接面部は、前記縫合針の先端形状に応じたテーパを有する
請求項7に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項9】
前記可動部は、前記ロック状態の前記縫合針が前記アーム部から抜ける方向への移動を規制する段差部を有する
請求項2に記載の内視鏡的縫合装置。
【請求項10】
前記支点部は、前記縫合針と接する箇所に弾性部材を有する
請求項2に記載の内視鏡的縫合装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡的縫合装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、切開後の偶発症の発生リスクを抑制するために切開部の縫合を内視鏡下で行う手技が知られており、内視鏡下で切開部の縫合を行うための内視鏡的縫合装置も提案されている。例えば、特許文献1には、先端部で縫合針を保持する一対のアーム部を有し、開閉時に縫合針を保持するアーム部を切り替えて縫合を行う縫合装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-107442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の内視鏡的縫合装置では、内視鏡の近位側に設けられた操作部から長尺のワイヤを介して遠位側の縫合装置が操作される。ワイヤでの力の伝達は近位側に牽引する場合は比較的良好であるが、ワイヤに遠位側に押す力をかける場合にはワイヤの撓みなどで遠位側への力の伝達性が低下する。そのため、アーム部に縫合針を固定する操作が比較的に困難であった。
【0005】
そこで、本発明は上記の状況に鑑みてなされたものであって、操作にワイヤを用いつつ、アーム部への縫合針の固定操作をより確実に行うことのできる内視鏡的縫合装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、内視鏡の管状挿入部の遠位端に設けられる内視鏡的縫合装置であって、アーム一端側にて縫合針の保持部をそれぞれ有する一対のアーム部を有し、前記アーム一端側を開閉させて組織を縫合する際に前記縫合針を保持するアーム部を交互に切り替え可能に構成され、各々の前記保持部は、前記アーム部の長手方向の第1位置と前記第1位置より近位側の第2位置の間で移動可能な可動部と、前記可動部よりも近位側に配置されて前記第2位置の前記可動部とともに前記縫合針を保持する支持部と、操作部とを有し、各々の前記操作部は、前記可動部が前記第2位置よりも遠位側に位置して前記縫合針の一端を保持しないアンロック状態から、前記第2位置に位置する前記可動部と前記支持部との間で前記縫合針の一端を保持するロック状態に変更する操作が可能であり、前記縫合針は、一方のアーム部の前記保持部で前記縫合針の一端がロック状態にあるときに、他方のアーム部内に挿入された他端が前記一端よりも遠位側に位置し、一方のアーム部内で前記縫合針の一端を保持する前記可動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することで、他方のアーム部内で前記縫合針の他端に当接する前記可動部を前記第2位置から前記第1位置に移動させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、操作にワイヤを用いつつ、アーム部への縫合針の固定操作をより確実に行うことのできる内視鏡的縫合装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る縫合装置の一例を模式的に示す斜視図である。
図1の縫合装置の平面図である。
図1の縫合装置の側面図である。
第1実施形態の開閉機構部の構成例を示す図である。
第1実施形態に係る縫合装置の第1アーム部および第2アーム部の軸方向の断面を模式的に示す断面図であって、縫合針17が第2アーム部13側でロックされた状態を示す図である。
第1実施形態に係る縫合装置の第1アーム部および第2アーム部の軸方向の断面を模式的に示す断面図であって、縫合針17が第1アーム部12側でロックされた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、実施形態に係る内視鏡的縫合装置(以下、縫合装置とも称する)の構成例について説明する。なお、図面における各部の形状、寸法等は模式的に示したもので、実際の形状や寸法等を示すものではない。
【0010】
また、以下の説明では、内視鏡のオペレータからみて遠い方を遠位側と称し、オペレータからみて近い方を近位側と称する。図面では、内視鏡の長手方向(軸方向)を適宜矢印Axで示す。また、長手方向に略直交する方向を径方向と定義し、長手方向を中心とする回転方向を周方向と定義する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
3か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
歯の掃除具
7か月前
個人
導電香
4か月前
個人
塗り薬塗り具
6か月前
個人
乗馬テラピー
7か月前
個人
白内障治療法
3か月前
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
マッサージ機
4か月前
個人
身体牽引装置
7か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
片足歩行支援具
5か月前
個人
クリップ
4か月前
個人
染毛方法
6か月前
個人
収納容器
6か月前
個人
矯正椅子
17日前
個人
ホバーアイロン
2か月前
個人
発熱器具
7か月前
個人
健康器具
6か月前
個人
磁器治療器
7か月前
個人
口内洗浄具
4か月前
個人
眼科診療車
5か月前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
個人
歯の保護用シール
17日前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
シャンプー
1か月前
株式会社コーセー
美爪料
5か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
6か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4か月前
株式会社結心
手袋
3か月前
個人
服薬支援装置
2か月前
株式会社コーセー
化粧料
5か月前
個人
除菌システム
5か月前
株式会社八光
剥離吸引管
12日前
続きを見る
他の特許を見る