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公開番号2025087102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201524
出願日2023-11-29
発明の名称羽根駆動装置及び撮像装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類G03B 9/02 20210101AFI20250603BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】羽根駆動装置の開閉動作時に光軸方向の羽根重なり量が変化することや部品の光軸方向のガタ設定で生じる姿勢差および羽根の倒れによる光学性能変化や羽根の反り上がり増加を抑える。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明の羽根駆動装置は、複数の絞り羽根2によって光が通過する開口の大きさを調節する羽根駆動装置10であって、絞り羽根2を駆動する駆動リング3と、絞り羽根2と駆動リング3の間を仕切る仕切り部材5と、を備え、仕切り部材5は斜面部52a~52cを有し、斜面部52a~52cは、駆動リング3を光通過方向へ付勢することを特徴とする。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の絞り羽根によって光が通過する開口の大きさを調節する羽根駆動装置であって、
前記絞り羽根を駆動する駆動リングと、
前記絞り羽根と前記駆動リングの間を仕切る仕切り部材と、を備え、
前記仕切り部材は斜面部を有し、
前記斜面部は、前記駆動リングを光通過方向へ付勢することを特徴とする羽根駆動装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記斜面部は前記駆動リングが開閉動作する際に、小絞り状態になるにつれて付勢する力が強くなるような向きになっていることを特徴とする、
請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項3】
前記斜面部は周方向に複数配置されていることを特徴とする、
請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項4】
前記斜面部は3か所以上あり、周方向に等角度間隔で配置されていることを特徴とする
請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項5】
前記斜面部は、ばね特性を有していることを特徴とする。
請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項6】
前記斜面部は、ばね特性を有しており、ばね特性は駆動リングの質量よりも
強いことを特徴とする。
請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の羽根駆動装置と、前記羽根駆動装置を通過した光を撮像する撮像素子を備えた光学機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、絞り装置などの羽根駆動装置及びこの羽根駆動装置を備えたカメラ等の撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、羽根を駆動するための羽根駆動装置は、撮影光路に応じた開口部を有するベース部材と、このベース部材に支持されて開口部を開閉するように動作する複数の絞り羽根と、ベース部材に対して回動する駆動リングとを備え、この駆動リングにより複数の羽根が開閉することで、開放から最小絞りまでの一連の絞り操作を行うものが知られている。
【0003】
特許文献1にある羽根駆動装置では、光路開口を有するリング形状のベース部材と、ベース部材に対向して設けられるガイド部材と、ベース部材とガイド部材との間に設けられる摺動空間で互いに重なり合いながら円周方向に摺動し、光路開口を開閉する複数の絞り羽根とを備えた羽根駆動装置において、前記複数の絞り羽根の摺動に連動して、前記ベース部材とガイド部材との間の摺動空間の間隔を変更する間隔変更手段を設けている。"
【0004】
特許文献1の羽根駆動装置によれば、光路開口を絞る際の複数の絞り羽根の摺動に連動して、ベース部材とガイド部材との間の摺動空間を絞り羽根の重なり合いに応じて適宜変更することができる。これによって、複数の絞り羽根の開閉動作に伴う負荷トルクを光路開口の開放側と最小絞り側との間で最小且つ一定にすることができ、全開放から最小絞りまでの一連の絞り操作を円滑に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-120347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の羽根駆動装置のような構造では、開口を形成する複数の絞り羽根は、ベース部材とガイド部材との間で作られる光軸方向の摺動空間において、開口を開放する際に最も多く重なり合った状態となり、開口を絞るにつれて各絞り羽根の重なり合いが徐々に減少していく。
絞り羽根の摺動空間は、絞り羽根の重なり枚数が多くなる開放側に合わせて設定されているため、開放側から徐々に絞る際に羽根の重なりが減少することで、摺動空間における光軸方向の絞り羽根が占めるスペースに変化が生じてしまう。
【0007】
また、特許文献1の羽根駆動装置のような構造では、一般的に、部品の仕上がりや環境変化での寸法変化を考慮して、ガイド部材は光軸方向にガタ(0.1mm程度)を持たせた構成を取っている。
【0008】
上記従来技術では、開閉動作時に絞り羽根の摺動に連動して、摺動空間の間隔を変更することで作動負荷トルクを一定に駆動させることはできるが、小絞り側は作動トルクを軽減させるため間隔を広くとらなくてはならず、ベース部材とガイド部材との間の絞り羽根の摺動空間において、開放状態と最小絞り状態での絞り羽根が占める光軸方向のスペースに差が生じてしまい、特に絞り羽根の光軸方向のスペースが少なくなる最小絞り状態では、例えば、姿勢変動による性能変化が発生してしまい、かつ、部品の仕上がりや環境変化での部品の寸法変化を考慮して、ガイド部材は光軸方向にガタを持たせた構成を取っているため、絞り羽根は小絞り状態になるにつれて絞り羽根同士が競り合い、傾くことによって反り上がりが大きくなる。
【0009】
そのため上記従来技術では、上記絞り羽根の傾きが増加することで、絞り羽根により形成される開口が光軸方向に移動してしまい、想定している開口径よりも絞り過ぎてしまうことや、逆に絞り羽根同士の競り合いがきつくなり絞れなくなってしまうことで、性能変化が発生してしまう問題と、羽根の反り上がり量が増えてしまうために羽根駆動装置の光軸方向のスペースが増えてしまう問題があった。"
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の羽根駆動装置は、複数の絞り羽根によって光が通過する開口の大きさを調節する羽根駆動装置であって、前記絞り羽根を駆動する駆動リングと、 前記絞り羽根と前記駆動リングの間を仕切る仕切り部材と、を備え、前記仕切り部材は斜面部を有し、前記斜面部は、前記駆動リングを光通過方向へ付勢することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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