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公開番号
2025086345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2024204394
出願日
2024-11-25
発明の名称
容器を処理するための設備および方法
出願人
クロネス アーゲー
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
B67C
7/00 20060101AFI20250530BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】容器、好ましくは缶を処理するための設備1および方法を提供する。
【解決手段】設備1は、好ましくはCO2からなるか、またはCO2を含む洗浄剤を用いて容器を清浄化するように設定されたリンサー10と、リンサー10において清浄化された容器に充填製品、好ましくは飲料を充填するように設定された充填装置20と、充填装置20において充填製品が充填された容器を各1つの容器閉鎖部材で閉鎖するように設定された閉鎖装置30と、を備えた設備であり、リンサー10、充填装置20、および閉鎖装置30が配置されたハウジング40と、保護ガスシステム50であって、好ましくはCO2からなるか、またはCO2を含む保護ガスをハウジング40に供給するように設定されている。リンサー10、充填装置20、および閉鎖装置30が共通の保護ガスの雰囲気中に配置されている、保護ガスシステムと、を特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器、好ましくは缶を処理するための設備(1)であって、前記設備(1)は、
好ましくはCO
2
からなるか、またはCO
2
を含む洗浄剤を用いて前記容器を清浄化するように設定されたリンサー(10)と、
前記リンサー(10)において清浄化された前記容器に充填製品、好ましくは飲料を充填するように設定された充填装置(20)と、
前記充填装置(20)において前記充填製品が充填された前記容器を各1つの容器閉鎖部材で閉鎖するように設定された閉鎖装置(30)と、
を備えた設備において、
前記リンサー(10)、前記充填装置(20)、および前記閉鎖装置(30)が配置されたハウジング(40)と、保護ガスシステム(50)であって、好ましくはCO
2
からなるか、またはCO
2
を含む保護ガスを前記ハウジング(40)に供給するように設定されており、それにより前記リンサー(10)、前記充填装置(20)、および前記閉鎖装置(30)が共通の保護ガスの雰囲気中に配置される、保護ガスシステムと、を特徴とする、設備。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記リンサー(10)は、前記容器の前記清浄化を少なくとも部分的に前記保護ガスシステム(50)からの保護ガスを用いて実行するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の設備(1)。
【請求項3】
前記保護ガスシステム(50)は、前記ハウジング(40)内の前記保護ガスに外部の周囲環境の大気圧よりも高い圧力を提供するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の設備(1)。
【請求項4】
前記保護ガスシステム(50)は、前記ハウジング(40)に前記保護ガスを導入するように設定された保護ガス入口(51)を有し、前記保護ガス入口(51)は、好ましくは前記ハウジング(40)の下部領域および/または底に配置されていることを特徴とする先行請求項のいずれか1項に記載の設備(1)。
【請求項5】
前記保護ガスシステム(50)は、吸引部(52)および/またはオーバーフロー、ならびに前記吸引部(52)もしくは前記オーバーフローと前記保護ガス入口(51)とを接続する配管システム(53)を有し、前記保護ガスシステム(50)は、前記保護ガスを少なくとも部分的に循環させるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の設備(1)。
【請求項6】
前記保護ガスシステム(50)は、前記保護ガスを再処理するための、および少なくとも部分的に再使用するための保護ガス再処理部(54)、ならびに/あるいは保護ガスを中間貯留するためのバッファタンク(55)を有することを特徴とする、請求項5に記載の設備(1)。
【請求項7】
前記充填装置(20)は、前記充填中に前記容器から押し除けられた前記保護ガスおよび/または前記容器のヘッドスペースからの前記保護ガスを前記保護ガスシステム(50)に導出するように設定されている負荷軽減システム(23)を有することを特徴とする先行請求項のいずれか1項に記載の設備(1)。
【請求項8】
前記リンサー(10)は、前記容器を、前記洗浄剤を用いた清浄化に加えて、殺菌媒体を用いて殺菌するように設定されており、前記充填装置(20)は、好ましくは、場合によっては存在し得る殺菌媒体の残留物を、洗浄プロセスによって、好ましくは保護ガスを使用して除去するように設定されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項に記載の設備(1)。
【請求項9】
容器、好ましくは缶を処理する方法であって、前記方法は、
リンサー(10)によって、好ましくはCO
2
からなるか、またはCO
2
を含む洗浄剤を用いて前記容器を清浄化することと、
充填装置(20)によって、前記リンサー(10)において清浄化された前記容器に充填製品、好ましくは飲料を充填することと、
閉鎖装置(30)によって、前記充填装置(20)において前記充填製品が充填された前記容器を各1つの容器閉鎖部材で閉鎖することと、を包含する方法において、
前記リンサー(10)、前記充填装置(20)、および前記閉鎖装置(30)がハウジング(40)内に配置されており、保護ガスシステム(50)によって、好ましくはCO
2
からなるか、またはCO
2
を含む保護ガスが前記ハウジング(40)に供給され、それにより前記リンサー(10)、前記充填装置(20)、および前記閉鎖装置(30)が共通の保護ガスの雰囲気中に配置されていることを特徴とする、方法。
【請求項10】
前記リンサー(10)における前記容器の前記清浄化は、少なくとも部分的に前記保護ガスシステム(50)からの保護ガスを用いて行われることを特徴とする請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料充填設備において容器、特に缶を処理するための設備および方法に関し、設備は、リンサー(Rinser)、充填装置、および閉鎖装置(Verschliessvorrichtung)を備えている。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
飲料充填設備の分野では、充填製品を充填する前に、例えば瓶または缶などの容器を清浄化することが知られている。容器は、埃、汚れ、残留物などの異物粒子を除去するために、本来の充填装置に前置されたリンサーで洗浄される。容器を清浄化するためのリンサーは、例えば特許文献1から読み取ることができる。
【0003】
リンサーで清浄化され、場合によって消毒された容器は、搬送装置によって充填装置へ搬送され、充填装置は容器に充填製品を充填する。続いて、充填済みの容器は、閉鎖装置において各1つの容器閉鎖部材(Behaelterverschluss)で閉鎖される。
【0004】
容器の処理を行う上述の構成体(リンサー、搬送装置、充填装置、および閉鎖装置)は、たいていは個別に設計されて最適化される。しかし開放型の搬送の場合には、清浄化された容器が充填装置に入る前に再び汚染される可能性がある。したがって、充填装置で充填する前に容器を、例えばCO
2
で洗浄することが一般的である。さらに、特に酸素感受性の(sauerstoffempfindlich)充填製品の場合、酸素の取り込みを制限するため、閉鎖前に充填済み容器にCO
2
を吹き込む(begasen)ことが一般的である。その結果、充填装置と閉鎖装置のCO
2
消費量が多くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
欧州特許出願公開第2676743号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、容器の洗浄、充填、および閉鎖を含む、容器を処理するための改良された設備および改良された方法を提供すること、特にリソース消費量を低減すること、ならびに/あるいは衛生レベルを向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、請求項1の特徴を有する設備および並置された方法独立請求項の特徴を有する方法により解決される。有利な発展形態は、従属請求項、本発明の以下の記載、および好ましい実施例の説明から明らかになる。
【0008】
本発明による設備は、特に容器に充填製品を充填することを含む、容器の処理に用いられる。特に好ましくは、設備は、飲料充填設備において、例えば水(炭酸なし、または炭酸入り)、ビール、ジュース、ソフトドリンク、スムージ、乳製品などを詰めるために使用される。
【0009】
処理される容器は、通例のように、容器開口もしくは容器口を有し、これを介して容器が充填される。特に好ましくは、本明細書で処理される容器は、特に金属成分を有する缶である。処理される缶は、完全に金属から形成されたものであることができる。
【0010】
設備は、好ましくはCO
2
からなるか、またはCO
2
を含む洗浄剤を用いて容器を清浄化するように設定されたリンサーと、リンサーにおいて清浄化された容器に充填製品、好ましくは飲料を充填するように設定された充填装置と、充填装置において充填製品が充填された容器を各1つの容器閉鎖部材で閉鎖するように設定された閉鎖装置と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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