TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025085387
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199229
出願日
2023-11-24
発明の名称
藻類由来の細胞性小胞、及び当該細胞性小胞の製造方法
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
,
株式会社GIFU EXOSOME
代理人
個人
主分類
A61K
36/02 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】人の健康維持や生活習慣病の改善等に利用できる独自機能を有した藻類由来の細胞性小胞を提供すると共に、当該細胞由来の細胞性小胞を効率的に濃縮することができる製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】藻類及び/又はその抽出物を加熱処理することにより得られることを特徴とする生物活性を有する細胞性小胞であり、藻類及び/又はその抽出物を加熱処理する工程を備えることを特徴とする生物活性を有する細胞性小胞の製造方法である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
藻類及び/又はその抽出物を加熱処理することにより得られることを特徴とする生物活性を有する細胞性小胞。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記藻類がクロレラ(Chlorellaceae)、ミドリムシ(Euglenophyceae)、及び昆布(Laminariaceae)から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の生物活性を有する細胞性小胞。
【請求項3】
前記生物活性が転写因子NRF2を活性化することを特徴とする請求項1又は2に記載の生物活性を有する細胞性小胞。
【請求項4】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項3に記載のNRF2活性化剤。
【請求項5】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項3に記載の抗酸化剤。
【請求項6】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項3に記載の抗炎症剤。
【請求項7】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項3に記載のメラニン合成抑制剤。
【請求項8】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の細胞導入剤。
【請求項9】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の飲食品組成物。
【請求項10】
前記細胞性小胞を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬品組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、藻類由来の細胞性小胞、及び当該細胞性小胞の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
現代社会の生活レベルの向上と、美容、健康に対する関心の増加に伴い、健康食品、栄養補助食品等による健康の維持、生活習慣病の改善などの要望が高まってきている。一方、既存の食品を摂取したとしても、その有効成分の濃度は非常に薄く、過剰量を摂取しないと有効濃度に達することはできない。
【0003】
そこで、特許文献1では、診断剤、治療剤、栄養補助剤及び/又は美容剤の送達のためのナノ担体としての微細胞藻類由来の細胞外小胞の使用を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2023-520101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、有効成分を送達するための担体として微細胞藻類由来の細胞外小胞を利用するにとどまると共に、当該微細胞藻類由来の細胞外小胞に独自の機能が備わっているものではない。また、細胞外小胞の分離濃縮として超遠心分離を用いているが、大量の分離濃縮では操作が複雑になるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、人の健康維持や生活習慣病の改善等に利用できる独自機能を有した藻類由来の細胞性小胞を提供すると共に、当該細胞由来の細胞性小胞を効率的に濃縮することができる製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、藻類であるクロレラ(Chlorellaceae)、ミドリムシ(Euglenophyceae)、又は昆布(Laminariaceae)に含まれる細胞性小胞に、人の健康維持や生活習慣病の改善等に利用できることを見出し、本発明を完成させるに至った。本明細書中に記載される細胞性小胞とは、細胞から自然に分泌される細胞外小胞だけでなく、加熱処理などの人工的な処理により生成する脂質とタンパク質との複合体から構成される小胞なども含まれる。
【0008】
即ち、本発明は以下の発明を含む。
[発明1]
藻類及び/又はその抽出物を加熱処理することにより得られることを特徴とする生物活性を有する細胞性小胞。
[発明2]
藻類がクロレラ(Chlorellaceae)、ミドリムシ(Euglenophyceae)、及び昆布(Laminariaceae)から選択される少なくとも1種であることを特徴とする発明1に記載の生物活性を有する細胞性小胞。
[発明3]
生物活性が転写因子NRF2を活性化することを特徴とする発明1又は2に記載の生物活性を有する細胞性小胞。
[発明4]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明3に記載のNRF2活性化剤。
[発明5]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明3に記載の抗酸化剤。
[発明6]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明3に記載の抗炎症剤。
[発明7]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明3に記載のメラニン合成抑制剤。
[発明8]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明1又は2に記載の細胞導入剤。
[発明9]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明1又は2に記載の飲食品組成物。
[発明10]
細胞性小胞を含有することを特徴とする発明1又は2に記載の医薬品組成物。
[発明11]
藻類及び/又はその抽出物を加熱処理する工程を備えることを特徴とする生物活性を有する細胞性小胞の製造方法。
[発明12]
藻類がクロレラ(Chlorellaceae)、ミドリムシ(Euglenophyceae)、及び昆布(Laminariaceae)から選択される少なくとも1種であることを特徴とする発明11に記載の細胞性小胞の製造方法。
[発明13]
加熱処理が60℃以上であることを特徴とする発明11又は12に記載の生物活性を有する細胞性小胞の製造方法。
[発明14]
カロテノイドを添加する工程を備えることを特徴とする発明11又は12に記載の生物活性を有する細胞性小胞の製造方法。
[発明15]
カロテノイドを添加する工程を備えることを特徴とする発明13に記載の生物活性を有する細胞性小胞の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る生物活性を有する細胞性小胞は、藻類及び/又はその抽出物を加熱処理することにより得られたものであると共に抗酸化作用、抗炎症作用及びメラニン合成抑制作用などの生物活性を有していることから、低コストで、安全性が高い人の健康維持や生活習慣病の改善等に利用できる飲食品組成物、又は医薬品組成物に利用することができる。
【0010】
本発明に係る生物活性を有する細胞性小胞の製造方法は、加熱処理するだけで収量を増やすことができるため、人の健康維持や生活習慣病の改善等に利用できる細胞性小胞を簡単に低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
5か月前
個人
短下肢装具
7日前
個人
鼾防止用具
5か月前
個人
歯の掃除具
8か月前
個人
歯茎みが品
6か月前
個人
嚥下鍛錬装置
22日前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
導電香
5か月前
個人
前腕誘導装置
11日前
個人
塗り薬塗り具
7か月前
個人
洗井間専家。
4か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
健康器具
7か月前
個人
クリップ
6か月前
個人
矯正椅子
2か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
染毛方法
8か月前
個人
発熱器具
8か月前
個人
片足歩行支援具
6か月前
個人
歯の修復用材料
1か月前
個人
収納容器
7か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
シャンプー
3か月前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
眼科診療車
6か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
5日前
個人
歯の保護用シール
2か月前
個人
陣痛緩和具
22日前
個人
服薬支援装置
4か月前
株式会社コーセー
美爪料
6か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
株式会社大野
骨壷
26日前
続きを見る
他の特許を見る