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公開番号
2025085295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199073
出願日
2023-11-24
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250529BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】画像形成装置を無線LANアクセスポイントに接続させる際の処理を改善する技術を提供すること。
【解決手段】MFP1は、管理者による入力を受け付けている状態で、安全性が低い可能性があるアクセスポイントを示す制限情報24を設定可能である。また、MFP1は、接続指示に応じて、アクセスポイントを探索し、探索されたアクセスポイントの1つの選択を受け付け、選択されたアクセスポイントが制限情報24を満たすか否かを判定する。MFP1は、制限情報24を満たすと判定された場合に、選択されたアクセスポイントとの接続を許可するか否かの操作を、ユーザIF13を介して受け付け、接続を許可する操作を受け付けた場合、あるいは、選択されたアクセスポイントが制限情報24を満たさないと判定された場合に、選択されたアクセスポイントと無線LAN-IF141との接続を確立する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
無線LANインタフェースと、
ユーザインタフェースと、
画像形成エンジンと、
コンピュータと、
を備え、
前記無線LANインタフェースとの接続が確立した無線LANアクセスポイントを介した無線LAN通信によって、外部デバイスから画像形成に関する指示を受け付けることが可能であり、前記無線LAN通信によって、前記外部デバイスから画像形成に関する前記指示を受け付けた場合に、前記画像形成エンジンに画像形成を行わせるよう構成されており、
管理者による入力を受け付けている状態で、接続注意条件を設定可能であり、前記接続注意条件は、安全性が低い可能性がある無線LANアクセスポイントを示す条件であり、
前記コンピュータは、前記無線LAN通信を開始するための接続指示に応じて、
接続可能な無線LANアクセスポイントを探索する探索処理と、
前記探索処理によって探索された無線LANアクセスポイントのうち、選択可能な無線LANアクセスポイントの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける選択処理と、
前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントが、前記接続注意条件を満たすか否かを判定する判定処理と、
を実行可能であり、
前記コンピュータはさらに、
前記判定処理にて前記接続注意条件を満たすと判定された場合に、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントとの接続を許可するか否かの操作を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける確認処理を実行し、
前記確認処理にて接続を許可する操作を受け付けた場合、あるいは前記判定処理にて前記接続注意条件を満たさないと判定された場合に、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントと前記無線LANインタフェースとの接続を確立する確立処理を実行する、
ように構成される画像形成装置。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載する画像形成装置において、
前記コンピュータは、
前記確認処理にて接続を許可する操作を受け付けた場合、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する許可履歴情報をメモリに記憶し、
前記コンピュータはその後、次回の前記接続指示に応じた処理では、
前記判定処理にて前記接続注意条件を満たすと判定された場合に、
前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する前記許可履歴情報が記憶されていれば、前記確認処理を実行せずに、前記確立処理を実行することが可能であり、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する前記許可履歴情報が記憶されていなければ、前記確認処理を実行した後、前記確認処理にて接続を許可する操作を受け付けたことに応じて、前記確立処理を実行する、
ように構成される画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載する画像形成装置において、
管理者による入力を受け付けている状態で、接続が許可された無線LANアクセスポイントについて次回以降に前記確認処理による操作を省略するか否かを示す省略条件を設定可能であり、
前記コンピュータは、
前記判定処理にて前記接続注意条件を満たすと判定された場合に、
次回以降に前記確認処理による操作を省略することを示す前記省略条件が設定されていると、
前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する前記許可履歴情報が記憶されていれば、前記確認処理を実行せずに、前記確立処理を実行することが可能であり、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する前記許可履歴情報が記憶されていなければ、前記確認処理を実行した後、前記確認処理にて接続を許可する操作を受け付けたことに応じて、前記確立処理を実行し、
次回以降に前記確認処理による操作を省略しないことを示す前記省略条件が設定されていると、
前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する前記許可履歴情報が記憶されているか否かにかかわらず、前記確認処理を実行した後、前記確認処理にて接続を許可する操作を受け付けたことに応じて、前記確立処理を実行する、
ように構成される画像形成装置。
【請求項4】
請求項1に記載する画像形成装置において、
前記コンピュータは、
前記接続指示に応じた処理によって接続を確立した後、次回の前記接続指示に応じた処理では、前回の前記接続指示にて接続を確立させた無線LANアクセスポイントが選択された場合であっても、前記判定処理にて前記接続注意条件を満たすと判定された場合には、前記確認処理を実行する、
ように構成される画像形成装置。
【請求項5】
請求項1に記載する画像形成装置において、
ウェブサーバとして機能させるためのプログラムである埋め込みウェブサーバを有し、
前記コンピュータは、
前記埋め込みウェブサーバにアクセスがあり、前記埋め込みウェブサーバに管理者権限を有したユーザがログインしている場合に、前記埋め込みウェブサーバによって、前記接続注意条件の設定が可能な設定画面を示すウェブページをアクセス元に提供可能であり、前記接続注意条件の設定を、前記ウェブページへの入力によって受け付け可能である、
ように構成される画像形成装置。
【請求項6】
請求項1に記載する画像形成装置において、
前記接続注意条件には、無線LANアクセスポイントに接続するためのパスワードに関する条件が含まれ、
前記判定処理では、
前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに設定されているパスワードが、前記接続注意条件を満たすか否かを判定する、
ように構成される画像形成装置。
【請求項7】
請求項1に記載する画像形成装置において、
前記コンピュータは、
前記確認処理にて接続を許可しない操作を受け付けた場合、前記確立処理を実行せず、再度、選択可能な無線LANアクセスポイントの1つの選択を受け付ける前記選択処理を実行する、
ように構成される画像形成装置。
【請求項8】
請求項1に記載する画像形成装置において、
前記コンピュータは、
前記確認処理にて接続を許可しない操作を受け付けた場合に、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントに対応する不許可履歴情報をメモリに記憶し、
前記コンピュータは、前記不許可履歴情報を記憶した後の前記選択処理では、
前記探索処理によって探索された無線LANアクセスポイントのうち、前記不許可履歴情報が記憶されている無線LANアクセスポイントを除いた無線LANアクセスポイントの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける、
ように構成される画像形成装置。
【請求項9】
請求項8に記載する画像形成装置において、
管理者による入力を受け付けている状態で、接続が許可されなかった無線LANアクセスポイントについては次回以降の再選択を制限するか否かを示す制限条件を設定可能であり、
前記コンピュータは、
前記選択処理では、
次回以降の再選択を制限することを示す前記制限条件が設定されていると、前記探索処理によって探索された無線LANアクセスポイントのうち、前記不許可履歴情報が記憶されている無線LANアクセスポイントを除いた無線LANアクセスポイントの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、
次回以降の再選択を制限しないことを示す前記制限条件が設定されていると、前記探索処理によって探索された無線LANアクセスポイントのうち、前記不許可履歴情報が記憶されている無線LANアクセスポイントか否かにかかわらず、選択可能な無線LANアクセスポイントの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける、
ように構成される画像形成装置。
【請求項10】
請求項8に記載する画像形成装置において、
無線LANアクセスポイントごとに記憶される前記不許可履歴情報には、有効期限が関連付けられており、
前記コンピュータは、
前記探索処理によって探索された無線LANアクセスポイントのうち、有効期限を満たす前記不許可履歴情報が記憶されている無線LANアクセスポイントを除いた無線LANアクセスポイントの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける、
ように構成される画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、無線LANアクセスポイントに接続可能な画像形成装置の技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、テレワークの普及に伴って、特許文献1に開示されているように、社外のスペースにプリンタ等の画像形成装置が設置され、社外のスペースで画像形成装置を利用した作業が行われる場合がある。特許文献1に開示されているシステムでは、画像形成装置をあらかじめLANに接続しておき、利用者が持ち込んだ携帯端末を無線Wi-Fiのアクセスポイントに接続し、携帯端末が多目的アプリケーションプログラムをダウンロードすることで、画像形成装置の利用を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-157587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
社外のスペースで画像形成装置を利用する場合、画像形成装置も無線LANアクセスポイントと接続するケースもある。この場合、社外のスペースに安全性が高い無線LANアクセスポイントが設置されているとは限らない。安全性が低い無線LANアクセスポイントに接続してしまうと情報漏洩のリスクがあることから、そのような無線LANアクセスポイントとの接続は好ましくない。一方で、無線LANアクセスポイントとの接続を制限してしまうと社外のスペースの利便性を損なう可能性もある。このことから、画像形成装置が無線LANアクセスポイントに接続する技術には、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、無線LANインタフェースと、ユーザインタフェースと、画像形成エンジンと、コンピュータと、を備え、前記無線LANインタフェースとの接続が確立した無線LANアクセスポイントを介した無線LAN通信によって、外部デバイスから画像形成に関する指示を受け付けることが可能であり、前記無線LAN通信によって、前記外部デバイスから画像形成に関する前記指示を受け付けた場合に、前記画像形成エンジンに画像形成を行わせるよう構成されており、管理者による入力を受け付けている状態で、接続注意条件を設定可能であり、前記接続注意条件は、安全性が低い可能性がある無線LANアクセスポイントを示す条件であり、前記コンピュータは、前記無線LAN通信を開始するための接続指示に応じて、接続可能な無線LANアクセスポイントを探索する探索処理と、前記探索処理によって探索された無線LANアクセスポイントのうち、選択可能な無線LANアクセスポイントの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける選択処理と、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントが、前記接続注意条件を満たすか否かを判定する判定処理と、を実行可能であり、前記コンピュータはさらに、前記判定処理にて前記接続注意条件を満たすと判定された場合に、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントとの接続を許可するか否かの操作を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける確認処理を実行し、前記確認処理にて接続を許可する操作を受け付けた場合、あるいは前記判定処理にて前記接続注意条件を満たさないと判定された場合に、前記選択処理にて選択された無線LANアクセスポイントと前記無線LANインタフェースとの接続を確立する確立処理を実行する、ように構成される。
【0006】
本明細書に開示される画像形成装置は、ユーザによって選択された無線LANアクセスポイントが、接続先として安全性が低い可能性があると判定した場合、そのアクセスポイントと接続する前に接続可否を確認して、ユーザから接続を許可する操作があった場合に、そのアクセスポイントとの接続を確立する。これにより、安全性が低いアクセスポイントに対して、無暗に接続される可能性が減り、アクセスポイントからの情報漏洩のリスクを低減できる。また、ユーザが接続を許可すれば、安全性が低いアクセスポイントであっても無線LAN通信が可能になるため、無線LANを利用する場合の自由度が高く、画像形成装置について、安全性と利便性とを考慮した自由度が高い運用を図ることができる。
【0007】
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示される技術によれば、画像形成装置を無線LANアクセスポイントに接続させる際の処理を改善する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態のMFPの電気的構成を示すブロック図である。
MFPの使用環境の例を示す説明図である。
接続条件設定画面の例を示す説明図である。
選択表示設定画面の例を示す説明図である。
AP接続処理の手順の例を示すフローチャートである。
表示処理の手順の例を示すフローチャートである。
確認履歴情報の例を示す説明図である。
接続処理の手順の例を示すフローチャートである。
確認画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、画像形成装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本明細書では、無線通信機能を有する複合機(以下、「MFP」とする)を開示する。
(【0011】以降は省略されています)
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