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公開番号
2025084581
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198585
出願日
2023-11-22
発明の名称
道路排水計画装置、道路排水計画システム、および道路排水計画プログラム
出願人
川田テクノシステム株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
30/18 20200101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約
【課題】道路における排水経路の計画を支援すること。
【解決手段】
道路排水計画装置100は、道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手段と、水路の種類毎に排水基準線を区間分けする区間設定手段と、排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手段と、排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手段と、水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手段と、排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手段と、排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手段と、流域に設定した条件を基に排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手段と、排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手段とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手段と、
水路の種類毎に前記排水基準線を区間分けする区間設定手段と、
前記排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手段と、
前記排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手段と、
水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手段と、
前記排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手段と、
前記排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手段と、
流域に設定した条件を基に前記排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手段と、
前記排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手段とを備えることを特徴とする道路排水計画装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の道路排水計画装置において
前記排水基準線設定手段は、道路モデルの作成時に自動で排水基準線を設定する方法、地形モデル、道路モデルの任意の位置に排水基準線を設定する方法、または既に作成されたポリラインの形状を基に排水基準線を設定する方法によって、前記排水基準線を設定することを特徴とする道路排水計画装置。
【請求項3】
請求項1に記載の道路排水計画装置において、
前記区間設定手段は、指定ピッチで区間を分ける方法、サグ部、クレスト部で区間を分ける方法、指定ピッチ、またはサグ部、クレスト部で区間を分ける方法によって、水路の種類毎に前記排水基準線を区間分けすることを特徴とする道路排水計画装置。
【請求項4】
請求項1に記載の道路排水計画装置において、
前記水路配置手段は、3D部品を連続配置する方法、あらかじめ登録された断面形状を基に水路モデルを生成する方法、またはあらかじめ登録された円形断面の管路モデルを生成する方法によって、前記排水基準線の区間に対して排水施設を設定することを特徴とする道路排水計画装置。
【請求項5】
道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手段と、
水路の種類毎に前記排水基準線を区間分けする区間設定手段と、
前記排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手段と、
前記排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手段と、
水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手段と、
前記排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手段と、
前記排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手段と、
流域に設定した条件を基に前記排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手段と、
前記排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手段とを備えることを特徴とする道路排水計画システム。
【請求項6】
請求項5に記載の道路排水計画システムにおいて
前記排水基準線設定手段は、道路モデルの作成時に自動で排水基準線を設定する方法、地形モデル、道路モデルの任意の位置に排水基準線を設定する方法、または既に作成されたポリラインの形状を基に排水基準線を設定する方法によって、前記排水基準線を設定することを特徴とする道路排水計画システム。
【請求項7】
請求項5に記載の道路排水計画システムにおいて、
前記区間設定手段は、指定ピッチで区間を分ける方法、サグ部、クレスト部で区間を分ける方法、指定ピッチ、またはサグ部、クレスト部で区間を分ける方法によって、水路の種類毎に前記排水基準線を区間分けすることを特徴とする道路排水計画システム。
【請求項8】
請求項5に記載の道路排水計画システムにおいて、
前記水路配置手段は、3D部品を連続配置する方法、あらかじめ登録された断面形状を基に水路モデルを生成する方法、またはあらかじめ登録された円形断面の管路モデルを生成する方法によって、前記排水基準線の区間に対して排水施設を設定することを特徴とする道路排水計画システム。
【請求項9】
道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手順と、
水路の種類毎に前記排水基準線を区間分けする区間設定手順と、
前記排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手順と、
前記排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手順と、
水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手順と、
前記排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手順と、
前記排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手順と、
流域に設定した条件を基に前記排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手順と、
前記排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手順とをコンピュータに実行させるための道路排水計画プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載の道路排水計画プログラムにおいて
前記排水基準線設定手順は、道路モデルの作成時に自動で排水基準線を設定する方法、地形モデル、道路モデルの任意の位置に排水基準線を設定する方法、または既に作成されたポリラインの形状を基に排水基準線を設定する方法によって、前記排水基準線を設定することを特徴とする道路排水計画プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路排水計画装置、道路排水計画システム、および道路排水計画プログラムに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
次のような下水道管路ネットワークの設計システムが知られている。この下水道管路ネットワークの設計システムでは、地図上における河道を特定する河道データと、地図上における道路を特定する道路データと、土地の利用状況を特定する土地データを少なくとも含む地図データに基づいて、道路に沿って下水道管を配置して下水道管の管路ネットワークを設定し、河道と道路との位置関係に基づいて、各下水道管の勾配を設定し、道路に隣接する土地の利用状況に基づいて、各下水道管の管径を設定する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-025075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、道路の排水計画を行う場合、2次元の地図データを用いて排水経路を設定していた。道路の排水計画を行うためには、平面の経路に沿って縦断図を作成して縦断形状の計画を行う必要がある。このため、従来の2次元図面ベースの設計では、平面図を作成してからその平面の経路に沿って縦断図を作成し、縦断形状の計画を行い、問題があれば平面図の平面形状を見直し、再度縦断計画をするという作業の繰り返しが必要になる可能性がある。このため、このような問題を解消するための技術が求められるが、従来はそのための方法については何ら検討されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による道路排水計画装置は、道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手段と、水路の種類毎に排水基準線を区間分けする区間設定手段と、排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手段と、排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手段と、水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手段と、排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手段と、排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手段と、流域に設定した条件を基に排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手段と、排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手段とを備えることを特徴とする。
本発明による道路排水計画システムは、道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手段と、水路の種類毎に排水基準線を区間分けする区間設定手段と、排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手段と、排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手段と、水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手段と、排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手段と、排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手段と、流域に設定した条件を基に排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手段と、排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手段とを備えることを特徴とする。
本発明による道路排水計画プログラムは、道路の3次元モデルに対して排水基準線を設定する排水基準線設定手順と、水路の種類毎に排水基準線を区間分けする区間設定手順と、排水基準線の区間に対して排水施設を設定する水路配置手順と、排水基準線の区間の接続位置へ集水桝や分岐桝を配置する桝配置手順と、水路の縦断形状を表示してユーザからの縦断形状の編集を受け付けて、編集された内容に基づいて縦断形状を変化させる縦断計画手順と、排水基準線において、それ以上水が流れていかない位置を流末として表示する流末表示手順と、排水施設に流れ込む雨水の流域を設定する流域設定手順と、流域に設定した条件を基に排水施設の流出量を計算して結果を出力する流出量計算手順と、排水基準線に沿って水路の縦断図を作成する縦断図作図手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、3次元の道路モデルをベースに設計を行うことができるため、平面形状と縦断形状の確認と修正を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
道路排水計画装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
幅員形状の一例を示す図である。
法面形状の一例を示す図である。
平面線形データの一例を示す図である。
測点情報の一例を示す図である。
縦断線形データの一例を示す図である。
片勾配すりつけデータの一例を示す図である。
拡幅すりつけデータの一例を示す図である。
道路の3次元形状を示す道路モデルの一例を示す図である。
幅員形状に設定された排水位置と、排水位置に基づいて設定された排水基準線を示す図である。
法面形状に設定された排水位置と、排水位置に基づいて設定された排水基準線を示す図である。
ユーザによってクリックされた位置を結んだ排水基準線が作成された例を示す図である。
ユーザによって指定されたポリラインと同一構成点を持つ排水基準線が作成された例を示す図である。
排水基準線を指定ピッチで区間を分けした場合の例を示す図である。
サグ部(凹部)とクレスト部(凸部)に区間の分割位置を設定して排水基準線を区間分けした場合の例を示す図である。
排水基準線に対してサグ部とクレスト部で区間を分割した後に、さらに分割された区間内を指定ピッチで分割した場合の例を示す図である。
L型側溝の3Dパラメトリック部品の登録例を示す図である。
3Dパラメトリック部品を連続配置する方法を説明するための図である。
カーブ区間における3Dパラメトリック部品の配置方法を説明するための図である。
排水溝の断面形状の例を示す図である。
管路モデルの生成例を示す第1の図である。
折れ部について2等分する面までそれぞれのセグメントの管路モデルを生成した場合の例を示す図である。
ユーザによって登録される管形状の一例を示す図である。
管路モデルの生成例を示す第2の図である。
桝の3Dパラメトリック部品の一例を示す図である。
流域設定ダイアログの一例を示す図である。
流出量一覧の例を示す図である。
水路の縦断形状の確認と編集を行うための画面例を示す図である。
縦断図の出力例を示す第1の図である。
縦断図の出力例を示す第2の図である。
縦断図の出力例を示す第3の図である。
流末の表示例を示す図である。
本実施の形態における道路排水計画装置100で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本実施の形態における道路排水計画装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。道路排水計画装置100としては、例えば、サーバ装置やパソコン等が用いられる。図1は、道路排水計画装置100として例えばパソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示している。道路排水計画装置100は、操作部材101と、制御装置102と、記録装置103と、表示装置104とを備えている。
【0009】
操作部材101は、道路排水計画装置100の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0010】
制御装置102は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、道路排水計画装置100の全体を制御する。なお、制御装置102を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。
(【0011】以降は省略されています)
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